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知らないふりをさせて下さい  作者: 樫本 紗樹
後日談とおまけ

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おまけ2 スティーヴン心の声

 シェッド帝国へ移動中のスティーヴン心の声。

 馬車でシェッド帝国へ移動する途中、殿下が予想外の事を言い出した。


「ナタリーが悪阻みたいだから、先に行ってくれないか」


 殿下とナタリー様の様子がおかしい時期があった。今悪阻だとすると辻褄が合う。仮面夫婦をやめる事にしたのか。

 いや、ナタリー様は殿下に側室を勧めた。つまりすれ違っている。拗らせ殿下と虐げられ皇女が、お互いに遠慮をして向かい合えていない。


 私は言葉を発する気にもならず、殿下に冷めた視線を送った。殿下ならこれで私の言いたい事は理解するはずだ。


 ナタリー様の性格からして殿下に何かを言う事はない。殿下の一言で丸く収まる。だが殿下も結構拗らせているから、その一言をいつ言うかはわからない。


 殿下は仕事も出来るし女性の扱い方もこなれているのに、何故ナタリー様に対しての対応は下手なのだろうか。

 あれほど低姿勢な令嬢はレヴィにいないけれど、それにしても酷い。


 シェッド帝国のくだらない計画を失敗させるのと同時に、ナタリー様と子供を守る必要が出てきたのか。


 暫く忙しくなりそうだ。

 拗らせ殿下の為に仕方がないから働くか。あの従弟には幸せになって欲しいから。

 とりあえずシェッド帝国側に遅れる正当な理由を考えなければいけない。いや、ここは素直に言った方が丸く収まる気がする。


「殿下、遅れる理由はナタリー様の悪阻で宜しいでしょうか」

「それでいいが、詳しくは今夜宿に着いてから話そう」


 殿下はそう言うと自分の馬車へと戻って行った。そこまで心配なのか? だがもしかしたら殿下はこれをきっかけに向かい合う気なのかもしれない。

 暫くは生暖かい目で見守る事にしよう。

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