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銛、 広大無辺の大地より  作者: 雫蜘蛛
大海知らず
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目覚め

怠惰な日々を過ごしていた中で突然

ガコン!と音が鳴る。

「ゴポ!ゴポポ」

 苦しい。

 心地良かった液体の中は突然の息苦しさによって溺死体まっしぐらの棺桶に成り果てた。


 私は必死に液体ごと私を収めた容器を叩いた。私の棒のような腕を叩きつける。どうやらそこまで丈夫なものでも無かったようで、私の決死の攻撃によりガラスは砕け散った。


 割れ目から緑色の液体が溢れ、自分も流れるように出た。


 「げっほ、ごほっがっふ」

液体を吐き出す。気持ち悪いし、苦しい。しかし吐き出し続ければいつかはなくなる。

 

 そうして私は外界の空気を肺いっぱいに入れて呼吸を開始した。荒々しい深呼吸を繰り返していくうちに、微睡み続けた私の思考回路はクリアになっていく。周りを見渡すと、そこは金属のパイプが先程の容器に向かって地に這うだけの部屋だった。金属パイプの内の1本が固定金具がイカレて外れている。パイプからは静かに空気が出る音だけが聞こえて、自分を生かしていたパイプということが認識できた。


 なにかこの施設に生命に対しての冒涜を感じたが今は無視だ。

 早速私は行動を開始した、まずは服だ、全裸でいるのが嫌悪感というか、違和感でしかない。


ありがとうございました

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