笑うピエロ
「本当にピエロ見た奴居るのかな?」公達が1番移動距離少ない。メインステージの裏は地下室になってて
中央にせり出す台みたいな場所もまだ残ってた。
廃屋だが、まだ綺麗にすれは使えそうな感じだ。
確かに楽屋みたいな場所でまだ残ってる衣装みたいなのもある。
ピエロの衣装は無いが…誰か見つけて着て侵入者を脅かしていたのかも?
「きっと捨ててある衣装着てふざけただけだと思うなあ〜
いつも俺らが行く事故物件より怖くないや。
まだ全然綺麗なもんだ。」と原田が余裕かましてる。
「でも、それだけにピエロが出てきてもおかしくない空気感だよね?」と公がいつもみたいに原田にピッタリとへばりつく。
「いつも行く場所って何かしら音がしないか?
家鳴りとか近所の野生動物が居着いてたり。
ココって全然音しなくない?」と公がいつもと勝手が違うようだ。辺りをキョロキョロしてる。
そんな中、「フフッ」と人が鼻先で笑うような音?声?がした。
思わず2人はその声のした方を見る。
ピエロだ。ピエロの衣装がないと思ってたら仮面が床に落ちていた。
「なんだよ!ここに現れるピエロは顔に化粧してるんじゃないくて、このお面して人を脅してたんじゃないか?」とピエロのお面を拾い上げて裏を見る。
「ゲッ!」思わず原田は落としてしまった。
「なんだよ?どうしたの?」公が聞く。
「裏が真っ赤でドロドロしてたんだよ。こんな人気が無い場所なのに、妙に生暖かったし。やめろ!触るな!」公が触ろうとするので原田が止めた。
「さあさ、次行こう!次!ステージ下の楽屋は確認した。不気味なピエロのお面が落ちてただけだ!
さあ、次は厨房だ。昔はステージ見ながら食事してた写真見せて貰ったろ?ケチャステージの脇に有ったはずなんだ。ステージ脇の階段降りて楽屋見つけたし、また別に厨房通路があるはずだ!上がる所探そう!」と原田が公の手を引っ張った。
「え〜っ、その液体カビとかコケとかじゃない?
確認しょうよ〜」と言いながらステージ地下の楽屋を去った。
どこから現れたのか?アリがピエロの仮面に近付く。
冬支度で忙しい時期だ。
「私達だけ建物外でなんか助かったね。やっぱり建物内だと不気味だわ。」と久美子が白田くんがカメラ持ってない方の手に腕を絡める。
「東さんも気を使ってくれてたな。サークルの誘い文句も彼女が絶対できるから!って言われたからだし。」と白田くんがニコニコしてる。
「へ〜そうなんだ。私は早川さんが誘ってくれたの。
まだ結核なる前で可愛いからってほぼナンパ?されたの。
でも早川さんって結核って納得できる美青年だよね〜
肌なんか透けるみたいに白いし。
美人薄命って言われるのは結核患者って皆エルフみたいな容姿の人が多かったかららしいし。」と少し高揚してる。
「おいおい、じゃ、なんで俺と付き合ってくれたの?」と白田が苦笑いする。
「だっで〜肺結核だもん。大学出てきてもすぐまた入院しちゃうし!全然仲良くできるチャンスなかったし〜」と久美子が白田の腕に身体を引っ付けながら話す。
「私、結構筋肉フェチだと気付いたの。
やっぱりね、そういう関係なったら身体が大事よ〜」と今はすっかりポパイみたいな白田の身体が気に入ってるようだ。




