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人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだったin二度目の人生。  作者: iron-bow
第15話【そのお店、巨乳専用につき】

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ep003:その決起会、波乱万丈につき

⸻


Scene010【勢揃い】


⸻


ランジェリーショップ「VERDE」のプレオープンイベントはこれで終わった。

お店はしばらくの間、

オーナーの花音さん

店長の美由さん

社員の栞さん、美久さん

で回していくという。


それにアルバイト従業員として、

モデルの仕事がない時には杏奈さん、

放課後と土日に真帆先輩が入る。


俺もボディーガード兼アドバイザーとして、しばらくの間は土日店に出る。

彼女たちとのデートスケジュールに影響が出るが、

その彼女たちは格安下着という恩恵を受けている。

さすがに原価割れは今日のみだが、これからも特別割引になるそうなので、文句は出ないだろう。

花音さん、そこまで考えてのことなのだろうか。


花月さんと梨子お姉ちゃんだけは恩恵がないから、文句も出るだろうな。


ちなみに、俺のアドバイザーとしての仕事は、

霞の者としての給料とは別報酬となった。

俺のアドバイスで売れた下着の粗利の内、2割が支払われることになった。


俺はもらいすぎと言ったのだが、

『優れたサービスには、それに見合った報酬が支払われなければいけないの』

と押し切られた。


その代わりにバーゲンセールなど、粗利が低くなる時期は粗利の1割とすることで決着がついた。


⸻


やがて、千紗と葉月さんが戻ってきた。

この後、決起会をするのだそうだ。


葉月さん

栞さん

美久さん

花音さん

美由さん

杏奈先輩

真帆先輩

キャサリン

そして俺


お店関係者が総勢9名。


洋子先輩

千紗

由美子

遥

結衣

早紀


お客代表? として6名。


特別ゲストとして

美月さん。


以上、合計16人となった。


「あの、私が参加して良かったのですか?」


美月さん(もう、本名で呼んでも良いだろう)が恐縮していた。

しかし花音さんは、

「ホテルの立食パーティーだからね、人数が増える分には問題ないわよ」

そう言って笑った。

しかし、心の中の声では、


(花月も入れての16人だったのだけれども。『どうしても行かない』って言われちゃってたから、ちょうど良かったわ)


そう言っていた。


しかしだな。

女性陣15名。

前世も含めたら、合計12名が俺と体を合わせたことがあるということになる。

波乱の予感しかなかった。


⸻


Scene011【データシート】


⸻


名前:客観的関係性:肉体関係:主観的関係性

葉月さん:花音さんの母親:なし:妄想ではしてしまった。

栞さん:早紀の母親:なし/ハプニングで全てを見てしまっている:妄想ではしてしまった。

美月さん:先輩女優:前世ではあり:前世では彼女の一人

美久さん:晴道のファン:なし:晴道の事を狙ってる?/前世では和也の恋人

花音さん:霞の者/教師:あり:愛人No1

美由さん:霞の者:前世ではあり:晴道の事を狙ってる?/前世では和也の彼女

杏奈先輩:学校の元先輩/鬼の被害者:あり:彼女候補

真帆先輩:学校の先輩/鬼の被害者:あり:彼女候補

洋子先輩:学校の先輩/鬼の被害者:あり:彼女候補

千紗:幼馴染:あり:彼女でなくとも一番大切

由美子:幼馴染:あり:圧倒的彼女No1

遥:同級生/鬼の被害者:あり:彼女候補

結衣:同級生/鬼の被害者:あり:彼女候補

早紀:元転校生/クラスメイト:あり:彼女候補

キャサリン:元愛の女神インターフェイス/クラスメイト:あり:彼女候補?


今回の決起会不参加


梨子:憧れのお姉ちゃん/熊の被害者:あり:彼女候補

花月:霞の者:あり:愛人No2


⸻


Scene012【美月と美久】


⸻


やがて会場に移り、決起会が始まる。

立食パーティーの形式を取っているが、座席もあり、

4人席が4テーブルとなっていた。

花月さんが座るはずだった席に美月さんが入ったのだろう。


俺は花音さん、美久さん、美月さんと同席になった。

美月さんは俺の前世の記憶とは違い、高校に入ってすぐに始めたアイドル活動でもブレイクしていた。

そして役者としても、順調にキャリアを積み重ねている。


「私ね、最近お付き合いを始めた人がいるの」


唐突に、美月さんが小声で話し出した。


(世間には絶対に秘密だけれども、親友の美久には知っていて欲しい)

「和也なの」


俺は一瞬、気の使い手の上嶋和也さんを思い出したが、

そんなわけがない。

和也さんは千晴さん一筋だ、今世ではね。

前世の記憶はおいておこう。


(多分、人気アイドル俳優の和也ね。イケメン・歌も演技も上手い・人柄も良い。三拍子揃ってるわ)


俺は今、耳を澄ませていないので、通常の心の中の声は聞こえない。

そのため、花音さんが強い心の中の声で説明してくれた。

俺は芸能界に興味はないけれども、顔くらいは浮かんだ。


(晴道にどこか似てるかもね。それなのに浮いた噂一つなくて、誠実で、業界の良心なんて呼ばれているわ)


そうなんだ。

確かに世間に知られたら、凄い話題になりそうだ。

その時、一瞬、美久さんの強い心の中の声が響いた。


(私は”捨てられた”ばかり)


えっ……。 ”振られた”じゃなくて?

確か前世の美久さんは、結婚を考えていた彼氏に振られた直後に和也さんに会って、恋に落ちていったと聞いていた。

それにしても、1年ほど早いんだけれども。


その後、美久さんの様子がおかしかった。

美月さんが話しかけても、どこか上の空だった。

お酒ばかり進む。

美月さんは久々に美久さんに会えたのが嬉しいのか、楽しげに自分の近況を話すばかりで、美久さんの様子に気づかなかった。

それは見ようによっては、美月さんが自分が今どれだけ仕事が上手くいって、恋人もできて、いかに幸せかを自慢しているようにも見えた。


(まずい傾向ね)


花音さんから心の中の声が届く。

その時、

「なんで、なんで、いつも美月ばっかり上手くいくの!

私はいつもいつも、負けてばかり!!」


美久さんの叫び声が響いた。

そして、美久さんの強い心の中の声が届く。


それは美久さんの記憶だった。


⸻

俺は心の中の声が聞こえると表現しているが、正確には違う。

俺は相手が放出した気に乗った想いを”見ている”のだ。

それを頭の中で言語化して、言葉として認識し直しているのを”聞こえる”と表現している。


相手から伝わってくるのは言葉ではないので、

稀に相手の記憶が伝わってくる事がある。

しかし人の記憶など、一瞬で全て理解できるはずもない。

普通なら断片的な記憶を垣間見るだけだ。

それを、


(パパ、フォローするね)


キャサリンが心の中の声でそう言い、

俺は美久さんのこれまでの人生を追体験した。

それはあの、愛の女神のお節介だったのかもしれない。


⸻


Scene013【閑話】


⸻


私はその少女の人生を見て、少し驚いた。

そうか、こういうこともあるのね。


私は晴道に助けを求めることにした。

キャサリンを通じて、その少女の想いと記憶を晴道に伝えた。


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