第35話:カーマの裸エプロン
「うーん」
次の日。日曜日に目が覚めた。俺としてもどうにもこうにも。確か今日はハウスクリーニングが来るはず。っていうか来い。さすがに血溜まりを作られると景観的にも破壊が過ぎる。そうして朝飯を食べるためにキッチンに赴いて。
「何してんの? お前……」
そこで同棲を許可したカーマを見る。恋堕の天使。見るもの全てを恋に堕とす天子様は何故か俺の部屋で料理をしていた。とは言っても簡素なものだ。米と味噌汁。あとは野菜を少々。それ自体は有難いのだが。
「はい。御飯ですよ」
そんなわけで、俺の懐疑も何のその。彼女は俺に朝食を振る舞った。で、二人で食べ始める。ただし相手は上半身に服を着ていなかった。下半身もパンツ一丁。ただし胸のポッチは見えていない。ロリ巨乳という言葉がまさに合致するエロティックな裸エプロン。今カーマはエプロンとパンツ以外の何も身に着けていなかった。
「いただきまーす」
で、俺も待たずに食べだす。仕方なく、俺もツッコむことを諦めて食事を開始する。
「お、うま」
味噌汁は何時もインスタントだったので、手作りで造られると感動も一入。美味しいのは美味しいのだが。
「気になります? おっぱい」
ニコニコと笑みながらカーマが聞いてくる。まぁそんなロリ巨乳のEカップを何とも思わないならソイツは男じゃない……というルールはわかるのだが。
「揉みますか?」
「御遠慮する」
いまさらここで性欲を暴発させてもいいことはない。
「これでもおっぱい大きいと思うんですけど……」
自らの巨乳をポヨポヨと持ち上げて、俺が食いつかないことに不思議さを覚えているらしい。俺としても童貞乙なので、相手のおっぱいを触るのは気が引けて。
「裸エプロンで我慢する」
「抜いてもいいですよ?」
「要熟考だな」
ていうか下もパンツしか履いてないんだよな。ということは。
「っていうかなんで朝飯作ってくれたんだ?」
「お礼です」
「お礼?」
俺何かしたか?
「蘇生してくれたじゃないですかー」
「いや、死なれても困るしなぁ程度だぞ?」
「それでも私は嬉しかったんです」
本当の本当にそう思って、彼女は言っているらしかった。そして朝食を食べ終わる。
「今から私は皿洗いをします」
「俺がしようか?」
「いえ、先輩はくつろいでいてください」
「さいか」
「で」
で?
「私は皿洗いで忙しいので、両手は水場で動いています。つまり先輩が背後からおっぱいを揉んできても、私には抵抗する術がありません」
「…………」
「皿洗いをしながら先輩に胸を揉まれ続けるんです」
「俺のことを鬼畜か何かと誤解してないか?」
「揉みたくないですか?」
「超揉みたい」
「だから。先輩にはいいですよ?」
「お尻を掴んでもか?」
「もちろんです。先輩になら嫌じゃありませんよ?」
「それは嬉しいが」
「ご飯美味しかったでしょ?」
「ああ、美味かった。ちょっと意外だったが」
「また裸エプロンで作ってあげますからね?」
俺の理性が先に崩壊しそうだ。
「ネバダ先輩って好きな料理とかあるんですか?」
「特別ってなると……魚の煮つけとか」
「意外と趣味が渋いですね」
「カレイだとなお良し」
「カレイ、お好きなんですか?」
「美味いだろ?」
「否定はしませんが……」
あんなに美味くなければ食べられることもなかったろうに。哀悼の意を表する。
「じゃあ先輩。皿洗いするので、私は抵抗できませんからね?」
「揉めと仰る?」
「いえいえ、そこは童貞の自主性に任せると言いますか」
「俺が揉めないとか思ってる?」
「思ってまーす」
「正解だ」
ロリ巨乳のEカップを揉めるほど、俺の童貞は甘くない。
「あー。誰かに揉んでもらいたいなー。先輩にならいいのになー」
「じゃあ俺は洗濯でも……」
「先輩先輩」
「なんだ?」
「私の下着。最終的に綺麗になっていれば、何してもいいですからね?」
「了解した」
それ以上は何も言えなかった。言う必要が無かったのかもしれないが。
「はぁ。揉んで欲しかったのに」
そこは本音なのか。俺としても逃した魚がデカすぎることは懸念の材料ではあったのだが。だって恋堕の天使のおっぱいだぜ? あんな大きいのを付けておきながらローティーンにしか見えないとかどういうロリ巨乳だよ。犯罪臭が凄いというか。俺としてはすぐにでも揉みしだきたいがそれもかなわぬ願い。
「ほら、柔らかいですよー?」
エプロン越しに自分のおっぱいを持ち上げてみせるカーマ。その持ち上げるという動作だけでカーマのおっぱいがどれだけ大きいのか。ソレを悟れる。
「先輩にだけ特別ですよ? 他の男の人には触らせていないんですから」
「ビッチじゃないってことか?」
「もちろん。こんなことをするのは先輩にだけですよ?」
「それって……」
「はい。このおっぱいは全部先輩のモノです」
「揉んでいいのか?」
「もちろん」
「吸っていいのか?」
「いいですよー?」
「挟んでいいのか?」
「先輩にだけ特別ですからね?」
そっかー。特別なのかー。
「えへへ。先輩の目がエロくて興奮します。いいですよ。もっとネットリ見てください」
エプロンを押し上げる巨乳。それによって測れるサイズ。Eカップも誤称ではないのだろう。かなりのボリュームがあるのは童貞の俺でもわかる。でもだからってなぁ。
「先輩になら嫌じゃないですから。揉んで揉んで寝るまで揉んでください」
怒られるぞ。色んな方面から。




