外伝: [3月29日12:35] 現在進行形で奇妙な事が起きている(画像あり.824字)
『奇妙な街に住んでいた』では、私が実際に遭遇した奇妙な出来事を書いている。つぎに投稿する話は「ドッペルゲンガー」の予定だ。
――が、私の身に現在進行形で奇妙な出来事が起きている。今回は、この連載の「奇妙さ」を好む読者に、この体験を共有したいと思う。
いまはもう、奇妙な街には住んでいない。
それなのに、奇妙なことが起きている。
もしかすると私自身が――いや、そう考えるのは止めよう。
あくまでも、まわりが奇妙なだけだ。
私自身が「奇妙なもの」のはずがない。
まずはこちらを見てほしい。
これは、私の作品がランキングにランクインしている、という画像だ。
『人に優しくするのは自分のため?』というエッセイが、ランキング1位をとりまくっている。
しかし、そんな事実はどこにも無い。
「日間エッセイランキング」を確認するとすぐに分かることだが、そんな作品はどこにもランクインしていない。
それに、あの作品は評価が[10pt]の作品だ。エッセイランキングの1位になるには、100pt前後が必要になる。
「実際は、ランクインしていない」
「その作品の評価は10pt」
これらを踏まえると、私が書いた作品は、ここではない、どこかの異世界でランキング1位をとり続けているように思える。
あの作品を3月23日に投稿してから、私のもとには毎日赤い文字で「作品がランクインしました」と通知がくる。
開いてみると、ランキング1位。
でも、ランキングには存在していない。
あまりに奇妙な出来事が続いているから、私はAIに相談した。するとAIは、「作品設定の『ランキングから除外』にチェックしている可能性」を提示してきた。
確認してみると、チェックは入っていない。
そして私は、その作品の特異性に気がついた。
作品のタグに「呪い」が入っている。
私は二の腕に、鳥肌が立つのを感じた。
◇
『人に優しくするのは自分のため?』というエッセイは、その言葉に呪われ、素直に人に優しくできなくなった人の呪いを解くために書いたものだ。
いまでは、あのエッセイは本物の呪いのように、私のもとへ「ランキング1位」という称号を届け続けている。
27日頃までは、「……もしかすると、なろうに住み着く妖怪が私の作品を気に入ったのかも?」なんて思っていたが、徐々に怖くなってきている自分がいる。
【あとがき】
つぎに投稿する話は、「ドッペルゲンガー」だ。
ドッペルゲンガーは「もう1人の自分がいる」といった現象だ。ドッペルゲンガーが発生する原因の1つとして、「異世界の自分がこちらに来ている」といった説があるらしい。
私は基本的にそういった話を信じていない。
見たものが全てだ。
しかし、私のドッペルゲンガーはいるのだろうとは思っている。
私自身が見たのではなく、親戚と友達が、それぞれ特定の地区で、異なる時期に「私」を見ている。
当然、私はそんな場所に行ったことはない。
特に、親しい親戚の複数人が「私を見た」と言っているのは、奇妙な出来事だ。
……本当に異世界はあるのだろうか?
件のエッセイが異世界で評価されている、と考えると、もしかすると私のドッペルゲンガーも本当にいるのかもしれない。




