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100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
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71/107

あと30日

NTR進捗状況

駿が鈴を送ってい帰る。


田中 ただし :主人公、

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

金谷 駿しゅん :イケメン、クラス意外でも人気者、幼馴染とフラグ建築中。漫才が好き。親友の彼女に手は出さない。

教室は相変わらず駿しゅんを中心に回っている。その相方であるただしも中々に一目置かれるようにはなったのだが、未だにそういうノリが苦手なせいか正は今日は教室の端っこでマイペースを貫いている。

「ねえねえ、駿くん昨日女の子と一緒に歩いてたでしょー。」

「いや、違うってたまたまだって。」

そんな正は教室の中心で巻き起こった話題につい耳をそばだててしまう。あの駿についに彼女ができたのか。日頃からイケメンという評価を不動のものにしているくせに驚くほど女の子との噂が立たない。これがアイドルか声優なら理想的な人間なのだろうがごく普通の男子高校生でそれは逆に心配になる。なにか女性関係で深刻なトラウマを抱えているのかもしくは。そんな勝手な予想をごく一部の趣味の人たちが本気にして暴走することもあった。そんな感慨に浸っていた正だが、ここは駿の親友として一肌脱がなければと思い立つ。さして緊張することなく正は同級生が集まる中心へと入っていく。


「どうしたんだよ、駿。隅に置けないなあ。相方の僕に紹介してくれよ。」

「え、いや。」

正の発言に駿が戸惑ったように返事を濁す。

「なんだよ、寂しいな。僕たち親友だろ。もしかしてまだコクってないなら協力するぞ。まあ、僕も何すればいいか分かんないけど。」

「・・・。」

そんな正に呆れたのか駿は何かを言いかけたまま固まっている。そんな駿の代わりに最初にこの話題を言い出した女子生徒が正の話に乗っかる。

「そーだよ、駿くん。ほら、幼馴染にアドバイス貰おうよ。」

幼馴染?どういうことだろうか。僕は駿の幼馴染ではないし、この女子は何か勘違いしているのだろうか。

正は何のことだか分からなかったが駿は理解しているらしい。件の女子生徒にきつめの視線を向ける。だがそんな様子に気付かない彼女は何かを見つけて嬉しそうに話を続ける。

「あ、ほらほら来たよ、噂をすれば。ねー鈴ー、昨日、あたし見ちゃったんだー。」

教室に入ってきた鈴に彼女が近づいて行ったことで鈍い正もようやく理解した。駿と噂になっている女子というのは鈴のことだったのだ。正は一瞬、裏切られた気がして黙り込む。だが、正一人の気分などでそうそう教室の空気は変わらない。

「ほらほら、コクっちゃいなよ。」

「いい加減に、しろよ!迷惑だって、いってん、だろ!」

だが駿の怒声なら一発で教室の空気を凍り付かせられる。

「え、あの、あたし、・・・。」

悪気などなかった女子生徒はまさか怒り出すとは思わず、謝ろうにもうまく言葉が出てこない。気まずくなった駿は教室から出て行ってしまった。正は何も考えずにその後を追う。


「ごめんな、なんか余計なことしたみたいでさ。俺、親友の彼女に手を出すやつとか信じられなくてさ、それで。」

二人きりになったところで駿が正に謝りだす。それは昨日、鈴を送っていったことと、さっき感情的になったことについてだろう。

正は何も悪くない駿をどうにかして慰めたくてとにかく思いついたことを言った。

「大丈夫だよ、僕は気にしてないから。それに僕と鈴は付き合ってるとかじゃないし。」

何気なく、そう言った。深い意味などなかった。ただ事実を言っただけだ。正にはそれ以上のつもりなどなかった。

「なんだ、そっか、そうなんだ。」

だから、それを聞いて安心する駿の表情が何を意味しているのか、想像など及ばなかった。

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