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100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
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59/107

あと42日

NTR進捗状況

駿との関係が微妙になる。輝が悪そうになる。


田中 ただし :主人公、

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

金谷 駿しゅん :イケメン、クラスでは人気者、幼馴染とフラグ建築中。漫才をやりたい。友達の彼女に手は出さない。

黒川 てる  :チャラい、イケメンの取り巻き。演技派。駿の漫才の相方。


ただしは緊張しながら学校に来た。昨日のてるの言葉が頭から離れなかったからだ。以前の教室での過ごし方を思い出す。なるべく笑いものにならないように注目されないように人とは一定の距離をとる。そのためにはクラスの中心には近づかない、それは物理的な中心だけではない例えばクラスの中心にいる人間にもだ。


正は教室に入ると背中を丸めて自分の席に向かう。陰気な態度は人を遠ざける効果がある。だが悪意のある人間にはそれは通用しない。

「よー、正じゃん。待ってたぜ。」

輝が機嫌良さそうに正に話しかける。だが、それは友好的な雰囲気ではない。

「ああ、おはよう。」

気まずげに正が返事する。輝はそんな正を気にする風もなく構わず話し続ける。

「俺さあ、鈴ちゃんに告白しようと思うんだよね。ほら、あのおうから助けたのって実質俺みたいなもんじゃん。強引に行けば、行けるちゃうと思うんだよねえ。正は、どう思う。」

「無理なんじゃないかな。だって、輝は別に大したことしてないし。」

「いいの?そんな口きいて。また笑いものにされる立場になりたいか?お前のことなんて誰も助けてくれねえぞ。お前さ、俺らのことけーべつしてるだろ。駿だってそれぐらいのこと分かってるぞ。」

正はびくりとした。そうかばれてたか。自分ではうまく隠していたつもりでも、他人の目を持たない自分では気づかないものだ。

「いいよ、嫌ってくれて。」

それならいっそのこと完全に嫌われよう。そうした方が楽になる。余計な期待など持たずにいれば、きっと傷つくこともない。

その一言を聞いて輝はニヤリと笑う。

「なーみんなー。正が面白いことするって。」

その一言で教室中の視線が正に集中した。やられた、もっと直接的な嫌味や嫌がらせが来ると思っていた正は教室を味方にして正を傷つけようとする輝のやり口を予想できていなかった。

「ひゅー、マジかよ。」「面白くなかったら罰ゲームな。」「おい、静かにしろよ、正くんの面白い話、聞こえねーだろ。」

徐々に正の顔色が悪くなる。この中の何割かはそんな正を悪意のある楽しみ方で見ている。そして残りは何も言わない。面白いことを邪魔するのは、それは教室の中では明確に悪だからだ。

「「「た・だ・し!た・だ・し!」」」

輝が音頭を取り正をはやし立てる。もはや誰にもこの流れを止めることはできない。ただ一人、駿を除いて。

「なあ、見て見て、俺さあ、凄いこと気付いちゃったんだよ。」

クラスの反対側、正と対角線の位置にいる駿がクラスの視線を振り向かせる。

そこには上半身を裸にした駿が立っていた。

「ぶふっ。」

先制で相手から驚きによる興味を引き出す。それだけで笑いのハードルが下がる。そして興味が失われる前に駿は畳みかける。

「ほら、これ、これ、見える?乳輪に毛が生えてた。」

相手を引き付けてからのオチ。クラスがムード込みで駿のギャグに笑い出す。お調子者が自分も生えていないか確認している。もはや正のことは誰も気にしていない。



「ごめん、迷惑かけて。」

正が放課後に駿にこっそり話しかける。駿はきっと正が駿に対してよそよそしくなっているのに気付いていた。なのに。

「いいんだよ。だって俺たち、友達だろ。」

駿は何でもないことの様にそう言った。当たり前のことの様に、正にとっては特別なことを。

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