あと48日
NTR進捗状況
駿のテストを書き換えるのに謎の小学生が関わっていそう。
田中 正 :主人公、
橘 鈴 :幼馴染、寝取られる。
金谷 駿 :イケメン、クラスでは人気者、幼馴染とフラグ建築中。漫才をやりたい。友達の彼女に手は出さない。
黒田 晄 :汚っさん、女子生徒をいやらしい目で見ることに定評のある男性教員。教育熱心。
黒井 光 :小学生、頭の回るクソガキ。今は協力関係。羽振りがいい。
正は今回の学年主任の話を聞いて一つ気になっていたことを思い出した。光がやたらと羽振りよくお金を見せびらかしていたことだ。あの小学生にしては妙な大金がどこからやってきたのか、もしかしたら犯罪まがいのことで稼いでいたのかもしれない、そう考えていた。
塾の自習室では今日も小学生たちが放課後の自由な時間をだべって過ごしている。すっかり寒い季節になってくると暖房が効いている自習室は遊ぶには絶好の場所になる。特に体を動かして温まろうとすると騒音でクレームが来る公園の代わりにはもってこいの場所だ。
「なんかさあ、最近、光に変なバイト、誘われたんだよね。」
光のいないところで同級生たちが噂をしている。これはチャンスだ。正はその話に加わるタイミングを測る。
「そーいえば、光ってなんかバイトしてんだっけ?」
「いいえ、聞いたことありませんけど。あっでも儲け話とかは言ってましたね。」
「それって、バイトなんじゃねーの。なんか最近よくおごってくれるし。」
小学生たちも光の金回りの良さが気になっていた様子だ。話が光のお金に関することで盛り上がる。その集団の中でずっと黙っていた一人が口を開く。
「実はさ、光に黙っててほしいって言われたんだけど。」
そんな出だしで話始める。ヒミツを知ったら誰かに話したくなるのが小学生というもの。自制心を学ぶのはもっと大人になってからなのだから当然だ。
「俺、その、ヤバいバイトを知ってるんだ。」
声をいっそう低くして友人たちに言う。その口調に友人たちも興味を引き付けられ話を聞こうとする。だが、そこまで行ったところでその秘密をしゃべろうとした小学生は周りを気にしだす。続きはラインで。そんなことを言いだされると厄介だ。正は今が話に加わるタイミングだと、小学生の集団に話しかけた。
「それってさ、当たり屋のことだよね。」
急に話しかけれら焦ったのか得意になってしゃべっていた小学生がどもる。
「いや、誰かに言いつけようって話じゃないんだ。ていうか僕もじつはさ、その話に一枚かんでるんだよ。」
この糸口を逃すともはや駿のテストを操作した犯人を捕まえるチャンスを逃す、正は思い切って踏み込むことにした。その正の一言に小学生も安心する。
「なんだよ、そうだったのか。いや、マジ焦った。」
まだ、いくらか疑っている。とりあえずこちらに話を合わせようという感じを受ける。だが話に乗ってきた以上、そのまま進めてしまえば相手は逃げられなくなる。
「それでさ、光に伝えて欲しいんだ。実は、新しい依頼があるって。」
「え?」
周りの小学生たちはまだ何の話が進んでいるのか理解できていない。ただ、正の声音の本気さから茶化す雰囲気ではないと緊張から唾を飲み込んだ。




