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100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
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35/107

あと66日

NTR進捗状況

ヒロインの代わりに駿が塾に通うようになる。


田中 ただし :主人公、やっぱ友情が一番。

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

金谷 駿しゅん :イケメン、クラスでは人気者、幼馴染とフラグ建築中。友達の彼女に手は出さない。

黒田 おう  :汚っさん、女子生徒をいやらしい目で見ることに定評のある男性教員。

教室ではすずの家におうが上がりこんでいるという話で持ちきりだった。

「ねえ、マジやばくない。だってあのオークだよ。あたしならキモくて家に帰らんないよ。」

ひどい言われようだが、周りの女子たちは皆同意してうなずく。それだけでおうがどれだけ信用されていないか、特にセクハラ的な意味合いで毛嫌いされているかが分かる。教師が一人の生徒を特別扱いして勉強を見るというのはややもすればただのえこひいきにしかならない、特にこの試験が近い時期ならなおさらだが、鈴をうらやましがったり特別扱いだと糾弾するような生徒はいない。理由は単純で、だれも鈴の立場にはなりたくないからだ。鈴を見るクラスメイトの目は同情一色だった。

「マジで、なんかされる前に逃げた方がいいよ。」

さっきよりも真剣な態度でクラスの女子が鈴を心配する。その口調は先ほどまであった若干面白がる空気がなくなりその女子は本気で鈴にアドバイスしているのがわかる。

「私さ、前にオークが試験の成績が悪かったから居残り授業だって一人で残らされたことあるのよ。それでさ、あいつ私と二人っきりになったら扉の鍵閉めたの。おかしいでしょ。だって外から人が入ってきてもなんにも問題ないじゃない。それであいつがなんか近寄ってきたから、防犯ブザー投げてやったの。勘違いなら平然としてればいいじゃん。それなのにオークの奴、違う、勘違いだって、大声で周りにアピールするみたいに言って逃げたの。あれ絶対やばかったよ。だからさ鈴もやばいって。」

その女子の話を聞いて周りが静まり返る。冗談では済まないガチの性犯罪一歩手前の話にふざけられる空気は無くなった。それでも鈴は、手を振り、苦笑いを浮かべながら答える。

「大丈夫だよ。私も警戒してるし、親もいるから。それに、ほら変な疑いかけられちゃったから、断りづらくって。」

鈴も決して楽観しているわけではない。不安な気持ちを隠していることはただしにはわかる。ただ親の方針に逆らえないのと、正にも迷惑がかかると思い込んでいることが原因で我慢するしかないのだ。

正は鈴の心配と己の不甲斐なさにいら立ち無意識に貧乏ゆすりをする。意識せずに出る不機嫌なオーラが周りを威圧し自然と正から人が離れる。だが空気を読まずにそんな正にからむ人間がいた。

「なあ、正。ここわかんねーんだよ。ちょっと教えてくれって。」

駿は正の周りの空気など気にせず昨日途中で切り上げた参考書の個所を指で示す。

「いや、僕は今それどころじゃなくて。」

正が断ろうとするがその程度のぬるい拒絶では駿の勢いを止めることはできない。

「大丈夫だって、俺の成績が上がったら鈴も塾に帰ってくるし、おうも追い出せるから。」

本当か、本当にそんなに簡単にいくのか。こいつは単純に成績がやばいから体よく僕のことを利用しているだけじゃないのか。むくむくと疑念が沸いてくる。

「そんなことねえって、俺を信じろよ。」

そんな正の負のオーラに負けない駿の輝く笑顔に、正の疑念は長続きしなかった。心が弱いというのはたまにはいいものなのかもしれない。こうやって周囲に悪意を向けていても簡単に相手の明るい雰囲気に流されてしまう。

「仕方ないな、それで、どこが分からないの。」

駿と一緒に参考書を覗き込む。これはあれだ酸化還元反応の問題だ。どうやって説明するのが分かりやすいか。正が頭を悩ませていると、気付かぬうちに貧乏ゆすりが納まっていく。正の不穏な空気が納まり周りに人が戻ってくる。駿はそんな様子を空気を読んで正には指摘せず大人しく解説を聞いていた。

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