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100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
32/107

あと69日

NTR進捗状況

ヒロインと正がラブホテルの前を通っているところを教師に写真を撮られる。


田中 ただし :主人公、決して下心はありません。

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

黒田 おう  :汚っさん、女子生徒をいやらしい目で見ることに定評のある男性教員。

ただしすずは生徒指導室に呼び出された。あの日、正は不安だったが鈴が強気におうの手を払った。あんな写真ぐらいでは脅迫の材料にもならない。

どちらかというと鈴の態度は正をかばうためだったように思える。とはいえおうは鈴たちが写真一つで言うことを聞かせられると高をくくっていたのが当てが外れたのだ。それで大人しく引き下がってくれればよかったのだが、そんなに素直な人間なら言いがかりの写真で脅そうとは考えなかっただろう。次の日には正と鈴がラブホテルから出てくるところを見たという噂が立ち始めた。噂の出どころはいまいち分からなかったが、背後でおうが糸を引いていることは明らかだった。

「大丈夫だよ、ダダくん。呼び出されたのなら、堂々と反論すればいいんだから。ちょうどいいよ。」

最近はすっかり積極的になった鈴が強気に言う。正もそのつもりで同意する。

「ああ、そうだね。だって後ろめたいことなんて何にもないんだから。」

二人は多少の不安はありながら互いの頼もしさで想像の中で明るい未来を確信していた。

その勢いで生徒指導室の扉を開く。待ち受ける教師の顔を想像してどのように話を進めればいいか、自分たちの正当性を主張するには何を強調すればいいかは分かり切っている。正はそう思っていた。だが、待ち受けていたのは教師だけではなく鈴の両親もそこにはいた。


「どういうことなの、鈴ちゃん。先生がおっしゃるには停学なんてことにはしないでくださるそうだけど。」

「そうだぞ、鈴。先生が尽力してくださったおかげで大したことにはならなかったが。何を考えているんだ。」

鈴の両親は間違いなくおうにあることないこと吹き込まれている。もうすでにできあがった二人にはろくな反論が許されない。

「まあまあ、お二人とも。正くんも鈴ちゃんも反省していることだし。ここは私の顔に免じて、ぬふふぅ。」

しゃあしゃあとどの口が言うのか。

「お父さん、お母さん聞いて。私とダダくんは、」

「鈴ちゃん、私たちは鈴ちゃんのことを思って言ってるのよ。」

「そうだぞ、鈴。お父さんたちはな鈴のことが心配なんだ。」

二人は鈴の言葉を聞く様子がない、思わず正が口を出す。

「あの、本当に僕たちはそういった関係じゃないんです。あの写真は何かの間違いで、だから何も心配する必要なんてないんです。」

正を見る二人の視線が厳しさを帯びている。

「正くん、この前の件は悪かったが。鈴も年頃の女の子だ。身の危険になることは極力避けたいんだ。」

「そうね。鈴ちゃん、やっぱり塾はもう辞めましょう。こんな噂が立ってしまったのだし。鈴ちゃんの身に何があるか。」

話が予想していなかった方へと向かう。それは鈴と僕の絆を象徴する場所だ。僕たちが互いを一番近くに感じられる場所。まさか、それを奪うつもりなのか。

「だめだよ、お父さんお母さん。ほら、私成績悪いし。塾に通えなくなったら。今度の試験だって。」

鈴も懸命に両親を説得しようとする。だが、そこに一番の元凶が口を出す。

「それなら、安心してください。今回はこのような事態ですから、特別に、特別にですよ、私が鈴ちゃんに個人指導をですな、いたしましょう。ぬふふぅ。いやもちろん一生徒に対して特別待遇というわけにはいきませんが、生活指導の一環として、まあ仕方なくですな、ぬふ、ぬふふぅ。」

おうは喋っているうちに興奮してきたのか鼻息が荒くなる。鈴の両親はすっかりと騙されてしまい、そんな怪しげな男性教員を頼もし気に見ているのだった。

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