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顔が良すぎるというだけで、異世界に召喚されて生徒会の……マスコットにされてしまった  作者: ユナ


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第7章:吸血的な朝と、四人目のメンバー登場

異世界での二日目の朝日がバルコニーから差し込んでいた。レンは部屋の隅にあるアームチェアの上で飛び起きた。一晩中、あの権力者な二人の美女に「ベッドを譲った」せいで、体が痛くてたまらない。ベッドの方に目をやると、クレアとシルヴィアはとっくに起きていたようで、布団は綺麗に畳まれており、バラの微香と爽やかなミントの香りがかすかに残っているだけだった。

「よかった、二人とももう行ったんだな…生き返った気分だ」

レンがホッと胸をなでおろした、その時だった……。

バリィン!(そう、またしても部屋のドアの音だ。正確には、昨日壊れたドアの代わりにレンが応急処置で隠していた、ただの木の板である)。

「レン先輩!! お金が来ましたよ!! あ、違った、助けに来ました!!」

ミオーネがまるで神のごとく飛び込んできた。オレンジ色の尻尾をブンブンと激しく振っている。彼女の後ろには、獣人族の体格が良くて大柄な男子生徒が四人(見た目はまるでガタイのいいボディーガードのようだ)、湯気が猛烈に立ち込める大きな木箱を大層な様子で担いでいた。

「何だ…これは?」

レンは目を細め、寝起きと困惑が混ざった低い声で尋ねた。

パッシブスキル「神秘のオーラ」がスイッチオン:寝起き特有のハスキーな低い声と、不機嫌そうに歪んだ寝起きの顔が組み合わさった瞬間、レンの姿は「朝廷の政務を邪魔されて不機嫌極まりない、冷酷な暴君の殺気」へと一瞬で変貌した。

大柄な獣人族の男子生徒四人は、レンの視線を見た途端に手足の力が抜け、一斉に床に平伏して頭を床に擦りつけた。

「レ、レン大兄貴! 怒りを鎮めてください! 俺たちはただ、ミオーネの姉御の命令に従っただけです! 命だけはお助けを!」

レンは硬直した。

(おい? 俺が何をしたって言うんだ? なんで突然、異世界の裏社会の大兄貴になってるんだ?)

ミオーネは下っ端たちのことなど全く気に留めず、机の上にぴょんと飛び乗ると、木箱の蓋を勢いよく開けた。中には魔力牛の牛乳、新鮮な茶葉、そしてハチミツがぎっしりと詰まっていた。

「へへーんだ、生徒会の予備費を使って、学院中のタピオカミルクティーの材料をすべて買い占めてきました!」

ミオーネは不敵に笑い、二本の八重歯をのぞかせて悪知恵を働かせた。

「今日は学院の部活交流会があるんです。レン先輩はただそこに座って、楽器を弾きながら周りを睨みつけていればいいんです。お茶を淹れるのと、お金を数えるのは私に任せてください! 取り分は8対2でどうですか? 私が8で、先輩が2です!」

(そんなに買い叩くのかよ?)とレンは心の中でツッコミを入れたが、山積みの材料と、ひれ伏している四人の「ボディーガード」を見て、自分に退路などないことを悟った。

一時間後、学院の交流フェアにて。

生徒会の出し物ブースは、あっという間に全校の注目の的となった。

第一の理由は、レンの直接指導のもとで淹れられた「ハチミツタピオカミルクティー」の中毒性のある味わい。そして第二の、より重要な理由は、そのブースの構えが…あまりにも異様だったからだ。

金糸の刺繍が施された黒い制服を身にまとったレンは、ブースの真ん中に置かれた、まるで王座のような高い椅子に腰掛けていた。彼は8弦の楽器を抱え、無表情のまま、その鋭い眼光を時折、列に並ぶ人々に向けていた。両脇には四人の獣人族が腕を組んで凄んで立ち、ミオーネはお金を回収しながら「ふははは」と高笑いしている。

「噂によると、あの黒髪の男、会長が直々に召喚してきた新しい『裏ボス』らしいぞ」

「ほら、あの足の組み方を見てみろよ。本当に覇王の風格だな! あいつの淹れたミルクティーを飲むと、怖くて体が震えちまう。だけど…美味すぎる、もう一杯くれ!」

ブースがまるでお祭りのように賑わっていたその時、人混みの向こうから、鈴を転がすような響きを伴った、気位の高い声が響き渡った。

「どきなさい! この本お嬢様のお通りよ! 何ですか、この下品なブースは? 生徒会のくせに、こんな安っぽい商売まがいのことをするなんて!」

人混みが割れた。

現れたのは、淡い水色の髪を精巧な縦ロールに巻き、聖光教会の衣装をまとった少女だった。その手には、眩いクリスタルが埋め込まれた杖を握っている。彼女の名前はルミナリア(16歳)。教会の聖女見習いであり、同時に、学校内における「虚飾の知名度」という面でクレアの永遠のライバルでもあった。

ルミナリアは杖を地面に突き立て、顎をツンと上げてレンを睨みつけた。

「あなたが、ここ二日間ほど世間を騒がせているという、魔力なしのあの助手ね? フン、その悪役のような顔つき、間違いなく何かしらの邪悪な術を隠しているに違いないわ! この本聖女の『上級浄化魔法』で、正体を暴いて差し上げます!」

言うが早いか、彼女は呪文を唱え始めた。ルミナリアの足元に黄金色に輝く壮麗な魔法陣が出現し、眩い光がレンを包み込もうとした。

ミオーネは慌てふためいた。

「大変ですレン先輩! 避けてください! 浄化魔法を喰らったら、ただの人間だってことがバレちゃいます!」

しかし、レンは……全く身動きを一つしなかった。

勇敢だからではない。その光の輪があまりにも眩しすぎて、一時的に「目眩まし」を喰らい、完全にフリーズしてどちらに逃げればいいか分からなかっただけだ。彼はただ、目をギュッと細め、ルミナリアの方をじっと見つめていた。その表情は、この上なく……蔑んでいるように見えた(実際は、彼女がどこにいるのか必死に見定めようとしていただけである)。

ヒュドッ!!

凄まじい威力の浄化の光が、レンの身体に直撃した。

しかしながら、レンには魔力などこれっぽっちもなく、体内に邪悪な術など一切宿していなかった(ただの100%純粋な一般人である)ため、その強力な光は彼の身体をすり抜け、何のefetct(効果)ももたらさずに虚空へと消え去った。彼は椅子の上のまま微動だにせず、髪もなびかず、服も乱れず、その鋭い視線は相変わらず聖女の少女を射貫いていた。

会場全体が、再び「臨死状態ショック」に陥った。

その時、ルミナリアの脳内では:

(な、何ですって…!? 私の第四位階の浄化魔法は、上級魔獣すら傷つけることができるのよ…? なのに、あの人は生身の体のまま、魔法の障壁すら展開せずに受け流したというの!? あの人が私を見る視線…まるで泥遊びをしている子供を見つめるかのよう…あ、あの人…一体どれほど強いの? なんて、なんて屈辱的なの。でも…どうして私の胸はこんなに激しく高鳴っているのかしら? あの神聖な気高さ…まさか、あの人は地上に降臨した神様なんじゃ…!?)

「あなた…あなたって人は…!」

ルミナリアは顔を真っ赤に染め、杖を握る手を震わせた。彼女はレンのあの「深遠な」眼差しに耐えきれなくなり、地団駄を一度踏むと、ついに泣き叫んだ。

「忌々しい男ね! この本聖女をコケにするなんて! 私…今日からあなたのことを絶対に忘れないんだから(目の敵にしてやるわ)!」

そう言い残すと、聖女様は極限の恥ずかしさから脱兎のごとく逃げ去っていった。しかし、彼女の脳裏には、あの傲然たる「黒髪の神」の姿が公式に、そして深く刻み込まれてしまっていた。

椅子に座ったレンは、この時になってようやく目をこすりながら、心の中で思った。

(あれ、フラッシュが消えたのか? なんであの女の子、急に泣きながら走って逃げちゃったんだ? 俺、また何かやらかしたか!?)

彼の隣で、ミオーネは両目をヘッドライトのように輝かせていた。

「レン先輩! 教会のトップ美少女をまた一人落としちゃいましたね! 先輩のハーレムがまた増えました! ミlkティーのチケット代、値上げしなきゃ!」

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