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「きゃぁ~~~?!! 何で安倍様だけでなく会長様まであんな平凡の近くにいるのっっ?!!」
「離れろ平凡!!」
「会長様と安倍様が平凡に汚される~~っっ!!」
あ゛~まったくピーチクパーチク代わり映えしない事しか言えねぇのかこいつ等。
会長に捕まってからこれからの事を話していると、丁度昼になったこともあり飯を食べようと食堂まで来たが集会も終わっていた時間だったためか食堂に生徒たちが移動していてめちゃくちゃ騒がれた。
てか、うっっっぜぇ~~~!!
毎回思うけどどっから出してんだその気色悪ぃ声は!!
「いや~まさに王道だね冬ちゃん! ここまで王道なのって誰か裏で脚本書いてるのかって思って調べてみたんだけど、何も出てこなかったし、皆あれ素でやってるみたいなんだよ? 吃驚だよね馬鹿しかいないなんて!」
煩いのを良い事に人当たりの良さそうな顔して毒を吐いてる安倍。
何でこいつ静かにキレてんだ……?
「黙れっっ!!」
右側にいた安倍に気をとられていたら何故か左側にいたバ会長が食堂中に響く大声で怒鳴った。
……うるせぇ! ってかお前ら何なんだ急に。それにバ会長お前さっきまでと全然雰囲気変わってて何時別人に入れ替わったんだ、おい。
まぁ、食堂が静かになったのはいい仕事したと評価してもいいが、だからって何人の腰に腕回してくんだ離れろ(怒)
「よく聞けテメェ等!! コイツは俺のもんだっ! 手ェ出す奴は俺を敵に回すと思え!!」
「きゃぁ~~っっ!?! 会長様っっ?! 何故そんな平凡をっ?!!」
「いや゛~~~っっ!!」
バ会長が勝手に俺に触ってきやがったせいで案の定食堂中が今まで以上に煩くピーチクパーチク喚き始めた。
あ゛~~~っっ!! うっせぇ!! 耳の鼓膜破れたら責任とってもらうぞっっ!!
「勿論喜んで。まぁ、責任などなくとも一生御側で貴方様を御守りするのは私です御主人様」
「な……っ、な……」
「ちょっっ!! 冬ちゃんに何するんですか会長!! そういう事はそこら辺にいる親衛隊のニャンコにやってくださいよ!!」
俺が心の中で罵倒したのを又もや会長に読まれたかと思ったと同時に、甘い声で囁いくとサッと引き寄せられ額に口を押し付けられた……。
え? 何? 今俺に何が起こった……?
ちょっとまて。うん。ちょっと考えようか。きっと気のせいだってこともあるかもしれないしな。
取り敢えず、バ会長が俺を引き寄せた→食堂によく分からん事をほざいた→食堂内パニック→俺罵倒→バ会長が俺の額に口を付けた……。
………………って、はぁ~~?!!
何してんのこいつっっ!! 本当に何してくれちゃってんの!?!




