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出会った美少女は秘密結社の姫巫女様  作者: 健野屋文乃
3章 我が忠実なる家臣団

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22/25

2話 甘言と流言によって・・・

夕焼けが消え、

街が闇夜に支配され始める時刻に、

僕らは今晩泊まる場所に向かった。


そのホテルは、バスターミナルと同じ建物にあった。

ここの会議室での会議は、一種のステータスらしく、

客もホテルマンも、そのステータスを誇っていた。


由良穂香は、フロントを素通りしてホテルの奥へと進んだ。


「客のふりをすれば、誰も怪しまないのです」


とあるじに言われ、僕は客のふりをした。


ホテルのレストランでは、

何かのパ―ティーが開かれているらしく、

警備員が物々しかった。


その横をすり抜け、エレベーターに乗った。


「1つ言っておきたいのですが・・・。」


ドアが閉まると二人だけの空間が生まれた。


キチンと造りこまれた密室は心地が良い。

そんなエレベーターの密室で、

あるじは階数を見上げながら言った。


あるじは、ぱっと見!上の下なのだが、

(時々中ランクに陥落するが)

横顔は、上の上と言っても過言ではない美しさだ。


「なんです?」


「私はですね。決して

【ストックホルム症候群】ではないのです。

姫巫女候補生である私は、誘拐された時の対処法の、

レクチャーを受けていました。云わば想定内なのです。

家臣くんは、私の甘言と流言によって、

調略されたのです。そして私の家臣になった。

初めての家臣くんなのです♪」


あるじが、横目でチラッと僕を見た後、

エレベータのドアは静かに開いた。


9階フロアには、ふわふわの絨毯が敷き詰められていた。



つづく


秘密結社な小説への御来訪

ありがとうございます。 [壁]‥) チラッ

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