バトルロワイヤル16
ゆっくり、瞼を下ろし意識を手放す。
寝るなら現実の方がいいとは頭では分かっている。
だが、ログアウトする気力もなかった。
どれくらいの時間がたっただろうか。
けたたましい音と共にマキナは目を覚ます。
窓の外を見ると、大きなモニターが表示されていた。
時計を確認すると、午前0時。
例のバトルロワイヤルイベントの開始時間だった。
窓から見えるモニターを見つめると、一人の女性が画面に映る。
恐らく司会なのだろう。
「はーい! 始まりました今回のバトルロワイヤルイベント、モンスターズリベンジャー! 参加者は全プレイヤー!」
プレイヤーの参加の有無を問わないスタイルは運営的にどうなのだろうか。
一々、モンスターを割り振るのが面倒という理由だろう。
全ユーザーを対象にすれば、無造作に選んでしまえば、後はプレイヤーにお任せなのだから。
「そして、バトルフィールドはお風呂を除く入れる場所の全て!」
流石にある程度の配慮はされているらしい。
「ん? お風呂を除く?」
ドンッドンッと、扉が叩かれる。
だが、出る気はさらさらない。
しばらく無視を決め込んでいると、さらに激しく叩かれる。
また、あのさっきの謎の空間のことだろうか。
「お風呂以外なのでもちろん、プライベートルームも侵入可能です!」
次の瞬間、扉が蹴破られ埃が舞う。




