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オレっ娘シリーズ1「気の強いいじめられっ子、日向(ひなた)あきら」  作者: オレッ娘、強い女の子好き


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7/8

日向あきら11歳。男子からも女子からもいじめられて・・・

日向あきらの影 ~小学六年生の頃~

オレは日向あきら、もう11歳だ。小学校最後の年、六年生になった。


クラスはもう完全にオレを「異物」扱いしてる。五年生のケンカのせいで、男子はオレを「女じゃねぇ」って決めつけた。

女子には優しくて、ちょっとからかうくらいで済ますのに、オレに対してだけは本気で暴力を振るってくる。


休み時間、廊下で肩ぶつけられたと思ったら、急に後ろから蹴られた。


「おい、日向。邪魔だぞ」

振り向くと、クラスの男子数人がニヤニヤしてる。オレが睨むと、


男子「なんだよその目。男みたいなヤツが調子乗んなよ」


って、胸ぐらつかまれて壁に押しつけられた。

女子が近くでキャーキャー騒いでるけど、誰も止めない。

むしろ「日向ならいいよね、強いし」って笑ってる。


オレは抵抗した。

肘を入れて振り払ったけど、それでさらに殴られた。

腹に一発、顔に一発。痛ぇけど、

オレは声を上げなかった。泣いたら負けだ。


先生にチクっても、「日向さんも男の子と喧嘩するみたいだから、どっちもどっちね」って言われるだけ。オレが女の子だってこと、誰も本気で守ってくれない。


それだけじゃない。


女子たちの攻撃はもっと陰湿になった。


六年生になると、クラスの女子はみんな胸が膨らみ始めてる。

ブラジャーの話とか、生理の話とか、グループでこそこそ盛り上がってる。

着替えの時、体育館の更衣室で女子たちがキャッキャ言いながら服を脱ぐ中、オレだけぺったんこだ。


成長が遅いのか、栄養が足りてないのか、オレの胸はまるで男の子みたいに平らだ。


それを見つけた女子たちが、大喜びでからかい始めた。


「ねぇ日向、見て見て! 私たちもうブラ着けてるのに、あんた全然ないじゃん!」


「やっぱり男だー! 本物の男の子なんだー!」


更衣室で囲まれて、シャツを無理やりめくられたこともある。

オレが殴りかかろうとしたら、


「暴力的~! ほらやっぱり男の子みたい!」

って大騒ぎ。

先生が来ても、女子たちは泣き顔作って「日向が急に怒って怖かったです~」って言う。


オレはトイレに逃げ込んで、一人で着替えるようになった。

誰もいない時間を見計らって。


鏡を見ると、ほんとに胸がない。痩せてて、肋骨が浮いてる。

髪は短く切ってるし(ママが切ってくれないから自分でハサミでやってる)、顔も日に焼けてゴツい。


あきら「オレ……ほんとに女の子か?」


時々、自分でもわかんなくなる。


でも、違う。

オレは女の子だ。

パパは「オレの可愛い娘」って言ってくれた。

ママだって、昔はスカート着せてくれた。


ただ、今は誰もそれを信じてくれない。

オレ自身も、信じきれなくなってる。


男子からの暴力、女子からの嘲笑。

毎日それの繰り返し。


でも、オレはもう慣れた。

殴られても立ち上がる。

笑われても睨み返す。


卒業まであと少し。

この学校を出たら、もう誰もオレをバカにできない場所に行ってやる。


オレは日向あきら。11歳。胸はぺったんこでも、心は誰より強い。


いつか、みんなが後悔するくらい、でっかくなってやるぜ。

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