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エルメの能力

ティアと王都の散策に行って三日間が経った。王家主催パーティーがある日だ。この三日間は一様冒険者の依頼を受けたがそれ以外は殆どティアに付きっきりだった。なぜなら訓練か冒険者の依頼以外にする事がなくて必然的にティアと遊ぶしかなかった。よく考えればグランハルト領でも訓練か依頼しかなかった様な気がする。まぁ、この三日間の話はそこまでにして今俺はパーティーの参加する為に会場である王城の城門の所に馬車で並んでいる所だ。今回パーティーに出るのはアルベルト、シェリア、俺、ティアの家族全員が行く事になっている。因みに今俺の隣でティアが緊張している。


「ティア、そんなに緊張したくても何もないぞ」


「それはそうですが、こういう場は初めてなので、つい」


「俺は去年も行ったが何もなかったぞ」


「アルクは紹介する前からやらかして王様に名前を覚えられてたもんな」


「お、王様!?」


「父上、要らない事を言わないで下さい。ティアが逆に緊張していまいました」

 

「はは、悪い悪い」


そんな事を話していると俺達の馬車が動きだし、王城に入って行った。


馬車から降り会場に着いた俺達はまだパーティー開始までは時間あるのでティアにパーティーの事を話す。


「ティア、パーティーが始まって王族達への挨拶が終わったらする事がなくなるから子供が集まっている所に一緒行こう。俺も知り合いに会いたいしな」


このパーティーの挨拶が終わった後は子供には本当にする事がないので去年は行けなかった子供が集まっている所に今年は絶対に行く事にしよう。

それと会いたい知り合いとは勿論エルメの事だ。

エルメとは一年ぶりに会うので楽しみだ。


それからティア話していると遂にパーティーが始まった。いつも王族の入場から王様の始まりの挨拶が終わり階位の高い人から順に王様に挨拶をして行く。俺達は辺境伯の上級貴族に入るので比較的にすぐ順番がめぐってくるので俺達は王族の所に向かった。


「国王様、お久しぶりです」


「おお、アルベルト辺境伯久しいな。領の方は問題ないか?」


「はっ、おかげ様上手く行っております」


「そうかそれは何よりだ。それでそのそこの娘が話に聞いたアルベルト辺境伯の娘か」


「はい、申し遅れました。ティアナ、挨拶をしろ」


「は、はい。私はティアナ・グランハルトです。王族の皆様どうぞお見知りおきを」


そう言ってティアは着ているドレスのスカートを掴んでお辞儀をする。


「ははは、アルクに似てしっかりしておるな」


「あ、ありがとうございます」


「国王様、ティアナは魔法が得意なので将来は有望です」


「おお、アルクの剣に続いて、魔法か。アルク、令嬢の魔法は有望か?」


「はい、国王様。私の見立てでは既にAランク冒険者でもなければティアの相手は出来ません」


「そこまでか!それは楽しみだ。それに聞いたぞ。アルクはAランク冒険者になったそうじゃではないか」


「ありがとうございます」


「しかし、Aランクになった後は依頼を受ける数が減ったと聞いておるが何かあったのか?」


「いえ、つい自分の訓練にのめり込んでしまいまして、冒険者で魔物を狩るよりも最近上達してきたティアと訓練した方がいい経験になるので」


「ははは、Aランクの魔物をそこまで言うか。流石だな」


「あなた、そろそろ私達も話に入れてくれないかしら?」


ここで王妃様が私達も話に入れろと声を掛けてきた。


「あっ、ティアはまだ知らなかったな。この方達は王族の人達だ。」


それから俺はティアに王族を紹介する。


「お、王族の皆様。宜しくお願いします」


「レイシアよ。宜しくね」


「バランだ。宜しく頼む」


「オリビアです。宜しくお願いします」


「よ、宜しくお願いします」


「ふふ、アルク君に似て可愛いわね」


「あ、ありがとうございます」


「ふふ、良いのよ」


「おの、私は可愛いでしょうか?自分ではなかなか鍛えているつもりなのですが」


「アルク君は見た目もいいけど、性格が可愛いのよ」


性格に可愛いもブサイクもあるのか?それにあったとして俺の性格は可愛いか?そんな疑問を浮かべるているとバラン様が声を掛けてきた。


「アルク、去年はまだDランクだったのにもうAランクになるとは流石だな。その力を是非王国の為に役立てて欲しい」


「ありがとうございます。それとこの力是非王国の役に経たせてみせます」


「うむ、宜しく頼む」


「はい」


「アルク様、お久しぶりです」


「オリビア様、お久しぶりでございます。妹共々宜しくお願いします」


それから暫く話をして俺達の挨拶が終わった。


「アルク、ここからは別行動だ。ティアナの事は頼んだぞ」


「はい」


俺が返事をするとアルベルトとシェリアは離れて行った。


「ティア、俺達はあの子供が集まっている所に行こう」


「はい」


子供が集まっているあたりに行くと何故か注目された。特にティアに男の目が俺に女の目が向けられていて目が合うと顔を赤らめる人もいる。まぁ、ティアは母親似で将来美人確定の美少女なので仕方ないだろう。


それから暫くは貴族の子供と話したりしているとエルメが見えた。


「ティア、エルメが居たからそっちに向かおう」


「はい、では失礼します」


ティアも友達が出来た様だ。そんな事を考えながら俺はエルメの方に向かう。


「エルメ、久しい振り」


「うん、久し振りアルク。また強くなったんだね」


「え?分かるの?」


「うん、私そういうスキルを持ってるから」


余り褒められた事じゃないがこっそりエルメのステータスを見る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エルメ・クラウト

種族 人族

年齢 8歳

性別 女

魔力量 6200

魔法適正

水、風、光、闇


ーーースキルーーー

[ユニークスキル]

·全知の魔眼


[レアスキル]

·超隠密 レベル2

·直感 レベル3

·魔素感知レベル1


[通常スキル]

·魔力感知 レベル7

·魔力操作 レベル5

·水魔法 レベル4

·風魔法 レベル5

·光魔法 レベル3

·闇魔法 レベル2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ああ、鑑定系のユニークスキル持ってる。これでバレたのか。それにエルメ、相当な魔法の才能を持ってる。俺やティアを見ているから分からないかもしれないがこれは相当凄い。魔力量も多い。


「あーその、えっと、エルメ」


「何?」


「スキルの事は黙って貰えないかな」


「うん、いいよ」


「え?いいの?」


「うん」


「ありがとう」


黙ってくれるなら有り難い。黙っていてエルメにメリットは少ないのに優しい。


「あっ、それからこっちがティアナ。俺の妹だ」


「宜しくお願いします」


それから色々な話をして王家主催パーティーから帰った。因みにエルメは思って居るよりも無口な方なのだが話し掛けるとしっかりと返答してくれる。また、帰る時にエルメの父親に会って挨拶をしたりもした。因みに聞いた話によるとエルメのユニークスキル全知の魔眼は相手の記憶や思考も読むことが出来ると言う強力な物だった。正直、転生の事がバレるのではないかと思った程だが何処の記憶を見るかなどを限定しないと脳へのダメージが大きいので使いどころが難しいらしいので助かった。


そんな風に2回目の王家主催パーティーを終えた。



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