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詩集  大好き  作者: 篝火
12/29

「春」

春 あなたを見送る

旅立つあなたの荷造りを手伝いながら

これで部屋が広くなるなんて

軽口を言いながら


春 あなたを見送る

はいはいをして歩き始めて

思えば何度見送ってきただろう

入園の日 卒業の日

眩しいほどの光の中で


春 あなたを見送る

帰る場所があると

言葉ではなく

この場所で生きることで伝える


春 あなたを見送る

大丈夫 心配しないで

精一杯背伸びした笑顔を残して

遠ざかる姿を記憶に刻む


春 あなたを見送る

無事を祈り

何度でも 何度でも


あなたを見送る

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