大天使(アークエンジェル)1
2で終わるけど一応続くから1とか書いてみたのぜ。
今期は見るもんほぼねえ・・・(アニメ的な意味で)
ルパンと鬼灯とゴールデンカムイ以外キッツイぜ・・・。
人型に押し込められたソレの肉体が膨張し、2対の翼が宙を舞う。
《去れ!!》
出て来たのは肉塊、30の目玉と5つの耳を持ったそれは、
威圧と侮蔑を込めて下等生物を睨みつけていた。
「もういい、喋るなクソ野郎!!」
「あははー、やるきたっぷりなのに戦わないなんて勿体無いよね」
「にゃう~(じゃ、殺ろうね~)」
「〈全体筋力上昇〉〈高速化〉〈指定弱体化・魔法〉」
《愚かしい・・・・〈召喚・天使〉》
《エリア解放を確認〈大天使〉との戦闘を開始します》
心底失望した風を装って、実は戦える事に興奮してんじゃ
ないかって位良く通る声を合図に、戦闘が開始した。
・・・・10分後
《〈聖なる閃光〉〈天使強化〉》
「チッ!」
まずもって、少しなめてかかっていた事は否めないが、ここまで
差があるとは思っていなかった。
「〈ブラスト・アッパー〉」
「〈雷帝の俊足〉〈雷の槌〉」
今回の戦闘で唯一のミスがあるとすれば、パーティーに俺を入れた事
だろう。30を超える絵に描かれたような天使が目の前に居る。
それらは決して戦況を左右させる事は無い。が、ちょーっと
この戦闘では話が違ってくる。なんとこのエリアボス戦、
4パーティーまで同時に戦えるレギオン戦だったのだ。
「まだ1割も減ってねえだと・・・クソが」
画面に映し出されるHPバーの減りは約2%、戦闘開始から4分で
大体の攻略法は分かった。が、少し厄介な事が起きていた。
「んなろ!?」
「あ”---、しち面倒臭い」
強化された天使たちの周りに光の粒が降り注ぐ、重ね掛けされたソレは
既にミッシェルの一撃をもってしても倒し切れない程に強化されている。
(間に合うかな~)
ま、そんなこんなで1度目で勝つのは諦めた。分かり易くカルマ善みたいなの
への対処法が無いでは無いが、正直ミッシェルとネザーが5発以上入れて
あの程度のダメージしかないとなると、流石に削り切れないと思ったからだ。
「はっ・・グッ!」
「ああ、悪い〈耐久力超増加〉」
回復アイテムの残りはそこそこ、補給する程でも無い減りだったからこそ
進んだが、なんというか、少々どころか全然足りる気がしない。
一縷の望みにかけて可能な限り時間を稼ぐ作業をしていると、どうしても
ウズウズしてしまうものだ。具体的には、あの肉塊嬲りたいと思う
どす黒い感情が。
(さて、動くとすれば、まあこの辺りだろうな)
全員が最初に気付いた攻略法、あの大天使とか言う鈍重な動きの肉塊は、
少なくとも現状ではただただ耐久の高いだけの雑魚である。と言う事で、
フラムでも居れば特攻させるんだが、次点で気の短そうなロプト辺りか。
単純作業には向かないし、間に合わないだろうが1%位は走って間に合う
可能性のある奴だ。ミッシェルが抜けると戦線ごと1分で死滅する。
(どっちかな~・・・お、連絡来た)
「埒が明かねえ、私が突っ込む!!」
「待て!お前が抜けたら「良いぞ、行け」・・・なん・・だテメエ!」
「言われなくてもだよゴラアアアアアアアア!!!」
おーおー、張り切っちゃってまあ、さーて、じゃ、やるか。
「〈戻って良いぞ〉〈黒、狼、白出てこい〉こっから2分で死んで良い」
「グガ(理解した)」
「ほーホー?(暴れて良いの?)」
「2度は言わないぞ」
「ホホー!(*_*)(まくるぞー!)」
「グルァ(アイツは出てねえか)」
「お?なんだヴィル、ミーアが気になるか?」
「長えよ!!」
「あ、ごめん!」
さてさて、何処まで通用するか・・・ヴァイスが死なないように気を付けないとな。
・・・・1分30秒経過
「ア”!?」
「まあまあ、落ち着いて〈治癒〉」
「にゃにゃー、にゅん・・・ニャー!!(もうすっからかんだねー、うん・・・
絶対無理だーー!!)」
「清々しいほど諦め早いな、ハハハッ」
実際無理だがな、2割か・・・全然足りなかったなぁ。
「〈ヴァイス、戻れ〉後40秒位は行けるが、ま、今回は仕様が無い。
ちょっとした経験値稼ぎにもなった。ネザー、可能な限り潰すぞ」
「・・・!了解しましたよ、やりますか〈ザ・ビースト〉」
「〈消え往く灯火〉さて、〈部分倍化〉」
「ん・・・だこりゃあ!?」
「ちょっとした怪獣映画みたいだろ?・・・っと」
会話の途中でネザーが駆けだす。そのタイミングとほぼ同時に
天使の剣が光り、高速で迫る。
「ジャマ」
ゴキャッッッ!!!
『・・・ッッ!?』
『!!』
「ハハッ、人並ミノ情モ有ルンダネ!」
交差した直後、光の束となった天使が消える。ダメージが蓄積していたらしい。
直後に2体程激情に駆られてか突っ込んできたが、難なくネザーが叩き伏せる。
「カカッテコイ!!」
獣が獲物を嬲る、だが、その均衡は直に破られた。
「・・・ッ!」
「チッ、一体じゃあもう怯みもしねえ」
連携を取り、距離を保つ、この2つによって進む事しか出来ない1体と1人は
すぐさま追い詰められてしまう。と言うか、一定距離を保たれて魔法を
打ち続けられたら勝ち目の有る人数差では無いので、普通に孤立した方が悪い。が、
「馬鹿野郎どもが〈炎の双槍〉」
「にゃー!にゃにゃい!!(ずるい!私もやる!!)」
馬鹿2人をもう2人が援護する形でカバーし、物量に呑まれるその時まで
戦いは続いた。・・・・結構頑張れた(自画自賛)
・・・・
「負けた!」
「まさかのミッシェルから死亡だもんな、ハハハハ」
残り7割辺りで即死の熱線を放出する事が観測できたのは良かった。
次回から策が練れるからな。
「じゃ、行くか」
「あーそれだ、付近に誰も居なくて間に合わないって話だったが、
誰呼んだ・・・いやそれより、何人に伝えた?」
「4・・・うーん?8人か、死神、魔眼、万能、あとは多分知らないのが一人、
しいて言えば、学者さんか?他は王都でもあえるだろ」
とりあえず言って良さそうな奴だけに言ったが、どうだろう。
シロノに連絡したらお前の茶番に付き合う程暇ではない。と切られたのは
ちょっと反省、やっぱ受けてくれそうなの以外に連絡はしちゃいかんな。
「万能?」
あー、面識のないロプトが引っ掛かったか。ま、誰か補完してくれるだろ。
「ムッちゃんとこのマーちゃんだね、ロップは面識ないの?」
すかさずミッシェルが説明してくれたな、はて、ムッちゃんとは誰の事だ?
と考えようとするが、ここで少しどころじゃ無く加速する。なんだかんだで
この会話中ずっとあの場所まで走っているのだ。そして俺は速さ的に一番
遅いんだが・・・会話になると無意識に早くなるもんなのか?
「あー、ミシェルさん?貴女ロプト君のスケジュール知ってましたよね?」
「・・・んー?」
少し考えるミッシェルだが、俺は知っている。軽くなにも思い浮かんで
いない時に思い出そうとするフリをして教えてもらおうとして居る時の顔だ。
「えーとー、確か3週間前の初心者教習に際してスケジュール合わせをしていた時に」
「・・・・あ、アレ冗談だと思ってた!」
思い出せたことに対して過剰に喜ぶミッシェルだが、横に居るロプトの顔は
ムスッとている。こいつはなぁ、面倒見が良い癖に口悪いからなぁ。
「んな面倒な事やってる程暇じゃねえんだよ馬鹿野郎」
分かってるって、という感じてクスリと空気が弛緩する中、若干50m位
後方に1つの影が有った。俺だ。
「ハッハッ・・・ちょっと、、待って・・・全員早いわ!!」
3人から距離を離されて泣き言が出たのは仕方が無いだろう。全力疾走しても
尚全然縮まらない距離に泣きたくなったんだよ。マジで、
「にゃにゃい!(私は待ってたよ!)」
「あ、そっすね、あざっす」
触れるかどうかギリギリの所を付いて来ていたので正直キツさは2割増しだったが。
「そろそろつくよー、って、あれ?」
「・・・へ?」
「禍々しい・・・」
目に映る光景に皆息を呑む、そこに広がっていたのは、つい最近見た動画の
ソレをも上回る地獄の門だった。
・・・・一方その頃
「フンフン~♪」
久しぶりに愉快そうな声で料理を作る女の声が辺りの光景と合わな過ぎて
逆に笑える程度に地獄絵図なのは置いておくとして、朝食のメニューを
思わせるフライパン内の食材とテーブルに置かれた料理を奪おうとする
生物はいない。それどころか、全ての生物がその場所を避ける様にして
可能な限り刺激しない様に立ち回っていた。
「いやぁ、ちょっと作り過ぎたかな?」
縦200㎝横120㎝幅に敷き詰められた料理の山は誰が見ても10人前で収まる
量では無く、明らかに作り過ぎたのは本人でなくとも分かるだろう。
(もう少しかな、それにしても、こんな物がこんな所に出るなんて、
少しおかしいんだよねえ・・・危険でも無いから良いか!)
量の件も含め、凄くマイペースな人だった。
・・・・
「やあやあお疲れ様です、私こう言うものでして」
「あ、どうもどうも・・・って、既視感が有る様な・・?」
「そりゃあ二昔前の挨拶みたいなもんだからな、どっかで見たんだろ」
と言う訳で、いつかに世話をした?学者のお姉さんことエアリスだ。
「にゃにゃ!にゃん?(良い香り!何か作ってたの?)」
「ええ、ちょっとしたコース料理をね。美味しいかはちょっとブランクが
長くて分からないけど、食材は良い物だから、食べてみてね」
少し落ち着いた感じのするエアリスだが、実際の姿を見ているとギャップで
変な感じがするな。大喰いがお前喰いすぎだよって言ってる時の感じだ。
いやまあ、学者だし変なのも結構いる中ではまともなんだがな。
「ありゃー、これは少々面倒な事になりましたね・・・」
ネザーの反応は大体想像がつく、どうせ攻略組は5人を残して大森林を
避ける様にしてリューネスから運河を渡ってから西に行っているのだ。
転送用の石が有る場所まで行けてないから戻って来るだけで1時間とか
普通に掛かるからなぁ・・・ミッシェルとクローネは早かったが。
「あんま深刻になんな、レべリングやら出来る事は多いだろ?」
「だね~」
「にゃい!(お腹すいた!)」
おい、1人欲望に忠実なのが混じったぞ。
「フフフ、仲睦まじき事はよき事かなだね~」
「どこが!?」
「にゃいー(冷める前に食べようよー)」
「クローネさんは食いしん坊さんなんだねー」
「・・・そこは否定せん」
「に”ゃ!?」
そこ、心外って顔しない。
「まあまあ、せっかくだから食べて行ってちょうだいな。家族以外に作ったのは
2年ぶり?だけど、そんなに粗末な出来にはなってないはずよ」
「にゃにゃい、にゃ~んー(お言葉に甘えて、い~ただ~きまーす)」
「・・・もう良いや、食うぞお前等」
「どこからその結論に・・って、もう食ってるだと・・・」
もう考えるだけ損だ、美味いからお前も食え。と手近にある肉を頬張りながら
催促し、渋々と食べて感涙に服を濡らした連中の面倒臭い反応を無視して、
なんかバックログのスクロールがえらい事になってるのも気にしない。何食べてるか
なんてのももう気にしない。2ヶ月で慣れたから!!
・・・・30分後
「ちょっと食いすぎたな、とてもお腹が重い・・・」
「ウップ・・・逆に良くあんなに食べられたのかを聞きたい位ですよ・・・」
「美味かった・・・・・」
「な・・にゃい!(甘・・美味しかった!)」
「そうねえ、甘いお菓子は少なかったわね。今度はもうちょっと多めに用意するわ」
「こんなに食べたの久しぶりかも」
クローネが軽く催促してたのは置いておこう、ステータスが30%弱上昇しているのも
敢て言うまい。龍族の肉なんて一時的とはいえ150%上昇だったし、もう肉は無いが。
さて、ここからどうするかを決めないと。来て貰っといて帰すのもなぁ・・・
戦力的には多分一番強いんだが、それだけになんか違う気がする。
「フフ、もう少し貪欲なくらいで良いんですよ。人間は」
「思考を詠むスキルやっぱあるのか」
「うん、だけど、表層意識位が限度だね。顔に出やすいって言われた事無い?」
うっ、知り合いであればある程言われる台詞だ。影満だけはそうでも無かったが。
「図星って顔ね、うーん・・・協力って事にしなさいな。利害関係でも、
会ってからの信頼でも構わないから、その関係になったら頼る事を
躊躇わないでいれば勝手に判断してくれるのよ。だから、気にせず頼りなさい」
内面まで読まれていた様な言葉に目を丸くするが、よくよく考えると
少し違った見方が出来たので、エアリスの耳元に近づき、疑問を口に出してみる。
「・・・お姉さん風吹かしたいから頼られれば合法的だとか思ってねえか?」
「・・・いや、いやいやいやいや。まっさかぁ、そんなまさかよ!?」
あ、図星引いた。とっても分かり易いお姉さん(笑)のころころ変わる表情に
ちょっと癒されつつ、しょうがないなぁ感をちょっと出して面と向かって
お願いする恥ずかしさを堪えつつ、切り出す事にした。
「協力してくれると助かる、お願い出来るか?」
「・・・良いでしょうとも、私が貴方方を地獄へ案内致しましょう」
いや運んでほしいのは天国
「行こう!」
あ、だめだこれ話聞いてねえや。
・・・・順調すぎて全員(レンを除く)が引き始めた辺り
「うーん、迷宮都市の上辺りっぽいんだけど、どう考えても新しすぎるんだよねぇ」
「時間軸が違うとか?空間的なつながりはほぼ無いみたいだし」
「待って、時間軸と空間軸だとかなり意味合いが変わってくるでしょう。それ以前に」
と、なんかネザーが熱弁しているが、ネザー、お前の意見はもっともかも知れない。
だが、このゲー・・・ゲームではそうでも無いのだ。残念ながら。
「追々分かるからその話はちょっと横に置くね、着いたみたいよ」
「・・・ここは変わらないのか」
「種類的に地獄っぽいのにここだけは天国っぽいんだよねぇ」
「大天使・・・か、また性質の悪いのを引いたねぇ。上から2番目位に陰湿で
怖いからこの子が出る時期には誰も近寄らないんだ。この場所知ってる人自体
あんまり多い訳じゃ無いんだけどね~」
神妙な顔で早口に言い切るエアリスの表情は柔らかく、まあそりゃそうだと
1人勝手に納得するレンを見て何かを察した面々が何気なくアンネを隔し、
気付いたアンネがエアリスの背後を取ろうと気配を断つ。
「あのなぁ・・・」
「・・・プッ、アハハハ!」
なんと言うか、獣じゃないんだからもう少し工夫は出来ない物か。
いきなり気配を消せば誰だって探知系の魔法を使う。俺だってそうする。
そんな状況で後ろを取れるわきゃねえだろうよ。
「チッ、読み違えた」
「ロプト、こう言うのには付き合わんでもいいから、大事にしろよ?」
なある、とっても尻拭いなロプトを見て笑ったのか。そんなこんなで
マキリスの到着を確認したところで、特攻・・・ではないか、
マキリスと合流して、誰も来そうにないなら突っ込むという事が決定した。
・・・・マキリス合流
「レンさんウィー」
「なんかテンション高いなマキリス」
「まーちゃんおはよー」
「おはようシェリー元気だねー!」
「でだ、・・・どしたアンネ?」
マキリスの後ろで軽くどんよりした空気を醸し出しているアンネの姿を見て、
まあ事の次第は大体つかめたが一応聞いておこう。だから軽く
こっちの方が楽って言ったのになあ・・・全然楽では無かったけど。
「ひ、久しぶりだネ、私はとっても疲れたヨ」
「仕方ねえなぁ〈アイン、ミーア〉介抱してやれ」
「キュイッ!」
「ぐあ~」
と、まあ軽くグロッキーになっていたので小休止を挟み、10分程愚痴を聞かされ
続けた後マキリスに質問攻めにあったりしたが気にしない。精神的に
こっちがグロッキーになろうとも構ってくれる程優しい連中では無いのだ!
男女格差が酷いです、助けて下さい・・・って、マジで待てー!!
えー、クローネとアンネをめっちゃ普通に間違えてました私です。
すみませんm(__)m
それはそうとソーの最新作面白かったです。ただ洋題が内容と
合って無かったんですよねえ。マジでバトルロワイヤルのほうが
題名としては良くてあ、そっちなんだ、へえ、とか思いました。
ラグナロクはねえわ、要素ほぼ無かったんだもの。ただし面白かった、
特にVSハルク時のロキはずっと笑ってました(笑)
DCの方は・・・映画出す度に劣化してる気がするなぁ・・・(遠い目)
ゴッサム(ドラマ版)からあらぬ方向に進んだなあ。あの感じで
突き進めばそこそこ良い感じになると思うんだが(とか言って1クールしか
見て無いのでシーズン2からは面白いのか知らないですが)




