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【花ちゃん、感ずる】

「じゃあ、花ちゃんはこれやし……お、メッチャうまいし!」


 白身魚をこよなく愛する彼女


「何の魚やし」


 それに、おじいちゃん


「鯛たい!」


「たいたい? 花ちゃんのとこにはおらんし」


 何回も口にしてきたはずだ。


「じゃあ、花ちゃんもイクラを……」


 だが、異様に空いたスペースを見て


「おお! 全員いなくなってるし!」


 その瞬間、感ずるものがあった花ちゃん、弟のほうに目をやると


「うみゃい、うみゃい」

 

 渡真斗クン、両手にイクラだ。



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