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【花ちゃん、海を渡る 6】

 一方の、ジェットコースターすら乗ったことのない渡真斗くん、多大なる衝撃を受け


「あわわわわ」



 やがて安定飛行に移り、ようやく落ち着いた彼氏。今は花ちゃんの膝の上で


「うわあ! くも!」


 すでに喜色満面だ。


 そして次に、目の前のイヤホーンを手に取り


「これ!」


 それを見たママ


「ハイハイ」


 そう言って、イヤホーンを脇に差込み


「何、聴きたいの? これ?」


 だが彼氏、首を振っている。


「これ?」


「あい!」


「ク、クラシックって!」



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