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青春18きっぷで脱出  作者: 安曇 穂高
01. 信州への架け橋
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豊科の我が家

 松本駅ー広高や愛花にとって愛すべき駅ー長野、名古屋、新宿へ特急一本、青春18きっぷでも東京・名古屋に四時間から五時間ほどで行ける、安曇野への玄関ーとだけあって、楓花と春花もこの駅を愛花と一緒に使っている。松本城や開智学校などの観光地や穂高岳、平湯温泉、飛騨高山、さらには上田とのアクセスも至極便利。そんな中信にいよいよ安心して住めるとだけあって、穂高は至極安堵の表情を顔に浮かべていた。そうこうするうちに豊科駅に着いてしまった。

「春花、楓花、もう起きて、もう豊科駅だよ。」

「...」

 そのまま家に着いて寝た。いよいよ日付を跨ごうとしていたところであった。

「僕、この布団で寝ていいの?」

「安心しろよ、全員分あるから。もう我が家っていうのはここのことだぞ。豊科の駅からまっすぐ東に進んで、八十二銀行の真ん前。そして我が家では貧困や暴力なんかに喘ぐ必要もなくて、北アルプスが家から見えて快適。」

「わ、難しそうな経済学や地理学の本がある!」

「京都大学時代の友人がくれた。信州住んでからあんまり会う機会がないけど、今度大阪に帰省するときに詳しく話そう。じゃ、穂高はもう眠る時間だよ。おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

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