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第一話「剣と転校生」

「席に戻れ」

チャイムが鳴り先生が教室にやって来た。

「出欠席確認するぞ」

俺の名前は、山口(やまぐち) 剣(けん)。どこにでもいる高校二年生だ。夏休みが明けて一週間がたった。

クラスのみんなは、まだ、だらけているとこがある。それもそうだ一か月以上休みだったのだから。

俺も、家でのんびりしたり、仲間と遊びに行ったりしてたから。

「やべ、早く帰りたい」

呟き。外の景色を見る。

「何言ってんの、始まったばかりでしょ」

隣の席の野々村 明音(あかね)が声をかけてきた。クラスの女子の中でリーダー的存在で成績も優秀。校内の男子によく告白されるほどのモテモテ。一年の時から同じクラス。

「だって勉強したくねぇんだもん」

「わがまま言わないの。子供じゃあるまいし」

「うるせぇ」

よく言い争いとか突っかかってきたりするが女子の中で一番仲が良かったりする。


「よしホームルームは終わりだちゃんと勉強しろよ寝るんじゃないぞ、それじゃ一時間目の準備しとけ」

そう言って先生は、出て行った。あちこちで仲間同士で会話が始まる。すると、男子の半分近くが教室から勢いよく飛び出して行った。

「あぁ?なんだなんだ」

「あれ、剣。知らないの?隣のクラスに転校生が来るの」

「転校生?だから、あいつらあんなに急いでたのか」

「噂によると女の子らしいよ?剣も行って来たら?」

明音が顔を近づいて来る。肩に手を置いて押して距離を離す。

「近づくな。転校生なんか興味ねぇよ」

「そう以外だなぁ」

しばらくすると一時間目を知らせるチャイムが鳴り響いた。そのあと、授業と授業の間の休み時間に男子が騒がしかったがそれだけであった。俺は、特に転校生が来たからっといって見に行ったり仲間から聞くとかは、しなかった。


放課後になり明音は、途中まで一緒に帰ろうと言う。それは、別にいいのだが前は、この行動が誤解されて二人は、付き合ってるの?っと周りから言われたことがあった。付き合ってないと分かってくれたが一部の男子から時々確認せれたりする。

今日一日の出来事を明音がひたすらしゃべる。それを適当に頷く。それが楽しかったりする。

帰り道で明音が買いものして帰りと言うので付き合ってあげることにした。何件も店に入ったりして疲れた。気が付けば暗くなっていた。時計を見ると7時を過ぎていた。

「ごめんね。こんなに時間掛かると思ってなくて」

「いいよ。気にすんな。じゃな」

明音と別れてひとりで住宅街を歩く。街灯が少ないため薄暗い。そんな、少ない街灯の下で三人の男たちがいた。よく見るとひとりの女の子が男たちに囲まれていた。

「!!」

女の子と目が合い男たちの間をうまく抜けてこっちに走って来た。

「助けてください。今日こっちにの学校に転校してきたのですが、帰り道が分からなくなってしまって迷ってしまって」

涙目で助けを求めて来た。

「で、男たち囲まれたと。分かった少し離れてて」

「・・・はい」


転校してきた?まさか、隣のクラスのか・・・・・・

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