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第19話 ヒーロー異世界にてドラゴン退治をする ③

バシュ!!


 至近距離でミサイルが発射される。

大我は咄嗟に右腕でパンチを繰り出しミサイルは、くの字に折れ曲がり次の瞬間爆発を起こす。


 機械龍マシン・ドラゴンの頭部らしきものは、ミサイルの爆発で完全に吹き飛ばされていた。


『マスター、いくら防御力のステータス値が高くともHPのステータス値が低いのであまり攻撃を受けるのはまずいです』


 そうマナが言うと、おれの目の前に残りHP残量を表した。



HP=25/40


 その数値を確認をした時、機械龍マシン・ドラゴンが蠢き出す、今度は左腕にあたる部分が歪

再生をしていく、どんどん再生していくと大我の知識にあるものへと変貌していく。そして、ソレはエリシアへと向けられていた。


(ガトリングガン!? まずい!!)


 大我はエリシアと、機械龍マシン・ドラゴンの間に入ると刹那、機械龍マシン・ドラゴンの左腕のガトリングガンが火を吹く。


 大我は後ろのエリシアを守るために自らが盾になるしか思いつかなく、機械龍マシン・ドラゴンのガトリングガンを一身に受け止めるが高い防御力を誇っていても装甲が少しずつ削り取られていく時間にして数秒であったが、そのときディズエムが機械龍マシン・ドラゴンに気取られずに接近していた。


炎熱斬フレイムスラッシュ!」


 ディズエムの不意の斬撃により左腕のガトリングガンが切り落とされ、弾薬に誘爆したのか爆発を起こす。



HP=3/40


残りHPを見ると、3という数字になんとかここで止まってくれたという事実にほっと胸をなでおろす大我であったが機械龍マシン・ドラゴンから、まだ歪な機械音と再生が止まらないのを見て焦る。


(まずい、残りHPではもう攻撃を受けるわけにはいかない)


 大我の後ろにいたエリシアも大我の焦りを感じ取っていたのか、いつも大我に守られ今は足でまといにさえなっている自分に歯がゆい思いをし強く握しめた拳からは血がこぼれ落ちていた。


「タイガ、わたしのことはいいからドラゴンを倒せ!」


 エリシアが叫ぶ。だが、大我は動かない。すでに機械龍マシン・ドラゴンが背中に戦車の砲台を構築して今にもその砲台から弾丸を発射せんとしていた。


「ヒーローは守るべき人を見捨てるわけにはいかない!」


 そうだ。

 いくら自分がピンチだからといって、ヒーローは守るべき人を見捨てて逃げることはなかったのだ。


 大我の言葉と同時に機械龍マシン・ドラゴンから、砲弾が発射される。


(いくら防御力高くても、これはマズイ!)


 

 エリシアも大我のボロボロになった装甲を見て、この攻撃には耐えられないと直感する。


 自責の念に囚われるが、咄嗟にとった行動は祈りであった。


(女神エースティア様、お願いします。タイガお救いください!)


エリシアがそう願った瞬間、神核石マナスから電子音声が鳴り響く。



『Skill Release 英雄の不倒不屈ヒーロー・インダーマーダブル



 砲弾が大我に着弾する。

 死ぬと大我は思っており、せめて衝撃を後方のエリシアに少しでも晒させないようにと踏ん張ることだけを考えており新たなスキルの効果がよく理解出来ずにいた。


 次の瞬間、大我に発射された砲台はヒスイと呼ばれていたメイドの戦斧にて叩きおられていた。


『マスター! あぶなかったです、土壇場でこんなスキルを発動するなんてさすがです!』


HP=1/40


スキル

英雄の不倒不屈ヒーロー・インダーマーダブル

英雄を願う者があれば、HPが1以上の時0になる攻撃を受けても1で踏みとどまる。



 スキルの内容を見て、大我は後ろにいたエリシアに目を向ける。

そこには、必死に手を組み祈る姿の女性がいた。


 エリシアのおかげだ。

 エリシアのおかげで、このスキルが発動できた。


ならば、と大我の双眸が赤く染まる。



「マナ! やつが再生するまえに完全に破壊する!」



『はい、マスター!』



 大我が意識をして正義マフラーに重力制御をかける。


より高く!


高度が頂点に達した時、力込めるとバックルから電子音声が流れる。


『Exceed Try Kick』


 重力を重くし加速する。英雄模倣ヒーロー・イミテーションも使い、イメージは一本の杭だ。



 機械龍マシン・ドラゴンの頭部があった場所にキックが着弾しそのまま貫通していき尻尾へと抜け出るがそれでも勢いは止まらず地面が抉れていていき、やっと止まる。



 機械龍マシン・ドラゴンは再生が止まり、体中からボロボロと部品が崩れ落ちていく。


大我が確かな手応えを感じ、崩れゆく機械龍マシン・ドラゴンを見ていると、足はキャタピラの形状をしており、翼はどこか大我の世界にあった戦闘機を思わせる形状であったがボロボロとくずれては消えていった。



(明らかに、おれがいた世界の兵器⋯⋯⋯⋯なぜ⋯⋯⋯⋯?)

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