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強欲封印
「あなた、本当に人間ですか」エメラダに苦戦しているエリィが武器を構えつつ対話を試みる。
「人間に決まってるじゃないですか」
「普通の人間なら腕が再生したりしませんよ」
「あたしたち司教は、あんたらのような人間の上位互換。安っぽい頭で考えろ。思考を放棄するな」
「まさか、敵に説教されるとは」ため息をつきたくなってしまう。
「敵?味方?そんなの誰が決めたんです?」
「あなたと話しても仕方ない。始末させてもらう」
「やれるものならやってみろ」エリィは傷付きながらもエメラダを攻撃し続ける。
ある時は腕を切りまたある時は足を切ってもエメラダは倒れない。しばらくしてエリィはあることを思いつく。
「封印するしかないか」ボソッと言った言葉をエメラダは聞き逃さない。
「封印って、あなたにそんなこと出来るんですかァ?」
「出来るわよ」私は魔法陣を展開する。
「私もここまでか」こうして、エメラダは封印され、司教を封印するための場所である司教の間に心と身体を拘束された。
エリィはエメラダに勝ったのだ。




