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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
2章

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第43話 四英雄side

 不老の力を手に入れたまではよかったのだが…。

やはり手に入れるのが遅すぎた。


40を超えていた事もあり、若い女を見ると嫉妬心が湧き上がる。

若返ると言われて処女の生き血を集めてみたりもしたが大きな効果はなかった。



死んだ娘は『死靈術』で使役して身の回りの世話をさせている。

有効活用は大事である。



若返る為には、三賢者の1人であるメイの生き血がいる。

先日、辺境の村で発見したのだが惜しくも逃がしてしまった。

まぁ腹いせに全住民を捕まえて干からびるまで逆さに吊るして血を抜いてやったわ。



その後の行方が掴めず、苛立っていると司祭がある物を持ってきた。

美容用品と呼ばれる品らしいのだが、驚きの効果があった。

潤いがなくなりハリや艶がなくなっていた肌が蘇ったのだ。



「いったいこれはどうしたのだ!」

私は声を荒げ問いかける。

「わが町を訪れた商人からの献上品です」

「これをもっとたくさん入手しなさい!」



司祭はかなりの量を持ってきていたがこんな量では恐らく一月しか持たない。

「残念ながら商人はすでに街を離れており、どうやらノースリーン共和国の商人らしいのですが…」

「ノースリーン…何か開発したのかしら」

「魔石を大量に必要としているそうで教会で集めていた魔石を差し上げました」



「すぐに調べなさい」

直接の品物の要求をノースリーンにもしたのだが、ノースリーン共和国に聞いても帰ってきたのは知らぬ存ぜぬという事だった。



仕方ないので独自の調査をしたのだが、ノースリーン共和国内では辺境に位置し我が国にも近い位置にある街で美容用品が利用されていた。

出処を調査したのだが、魔道士のような人が来て美容用品を配っていったそうだ。



街中で美容用品に加えて洗髪剤も使われていた。

恐ろしいほどいい香りがする上に一度それで髪を洗えば、長年溜め込んだ頑固な油汚れも落ちサラサラの美しい髪へと変化する代物だった。



さすがに他国で徴発する訳にはいかず金で買い取ってきたらしいのだが、配っていった魔道士風の女性は色々な街で試供として配っているらしく、その他の街でも目撃証言があった。



「そこまで分かっていてなぜ発見出来ぬのだ!」

「申し訳ございません、何分他国なせいもあって信者も少なく情報提供者が少ないもので…」

我が国は基本的に死靈により防衛などを賄っている為、他国への潜入などの任務に向いてるものは少ない。



今回の調査も修道女として他国にいき教えを広める立場として赴いたに過ぎない。

自国内であれば信者を使ってすぐに情報を集める事が出来るのだが、他国となるとそうもいかない。



次第に減っていく美容用品にイライラが募っていく。

他国の品を強制で徴発は出来ないので、せっかくの美容用品も思うようには入手することは出来なかった。



一部はお金や物々交換で譲ってもらったのだが、思っていたほどの量にはならなかった。

そもそも各家庭に各1本ほど、しかもすでに使用しているので量も少なくなっていた。



元々訪れた時期は、同時期らしく気付いた時には魔道士が尋ねてきてからはそれなりに時間が経っていた。

下手をすれば我が国に持ち込まれてからすぐに配られたと言っても過言では無さそうであった。



「その魔道士の行方はわからないの?」

「情報を集めてはおりますが、決定的な情報はまだ…」

「急ぎなさい、もう量も少ない。これが切れたら私は…」



これほどの規模で配っているという事は国家ぐるみである可能性が高く、恐らくノースリーン共和国は何かを隠している。



「こうなったら直接聞くのが一番かしらね、あの変人に」

正直共和国の代表はそれなりに話が通じるのだが、正直あの国の実質の支配者というか強者は、あの変人である。



旅の間は、あまり気にならなかったといえば嘘になる。

基本的には勇者にしか懐いておらず勇者が死んでからは全く人とコミュニケーションが取れなくなった。



能力は本物なので正直あまり関わり会いたくないのだが、正直魔道士の格好ということはもしかしたらあの変人本人の可能性すらあった。



会うのであれば直接出向く必要がある。

「恐らく他人じゃ会ってくれないだろうし、最悪殺されるだけかもしれない」

実力は確かなのだが、正直何を考えているかわからない相手なので会いたくはなかった。



しかし、この美容用品を知ってしまった以上もう戻れなかった。

仕方ないので今度の交流会の際に同行する予定を立てた。



我が国の代表は建前として国王がいるので、私が不在になっても特に問題はない。

あくまでも司祭の1人として同行するつもりである。



「待ってなさい、リーン…」

そう呟き、残り少なくなっている美容用品に思いを馳せていた。



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― 新着の感想 ―
うーん、ちょっと地の文が荒いみたいな。
あぁ〜中世レベルの技術で40過ぎて不老になってもなぁ〜現代の40とは違って大分おばぁちゃんだよねソレ。そこに現代基準の化粧品はちょ〜とオーバーテクノロジーに過ぎる。まぁ生き血をすするみたいな事しちゃっ…
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