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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
1章

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第27話 来訪者

 手に入れた魔石や金貨はほとんどを『通販サイト』で出品した。

出品した翌日にはすべて完売している。



出品から購入連絡まではラグがあるのだが、恐らく出品と同時に購入してくれているはずである。

手数料等の問題もあるので金貨等は偽物として販売して、魔石に関しても水晶として偽って販売している。



普通なら検閲があるのかもしれないが神様パワーなのか素通り出来る。

その気になったらバイオテロが可能なのではと…頭を過ったがそんな事をする必要はない首を振る。



ちなみに金貨の魔法のコーティングについては、エルナが…

「これ私が開発した魔法だもの、解除できるわよ」

とすんなり解除してしまった。



「国家存亡に関わる人を放逐してるこの世界がやばい…」

と呟かざるを得なかった。

「まぁ基本的に技師しか出来ないはずだから」

とそんな話をして問題があると困るので、コーティングを解除してから送っている。



一部高額の品も混ぜてあるのだが、そちらも購入されているのでこちらの意図はアヤネには伝わっているようだ。



ちなみにあちらからの手紙も受け取っている。

ひたすら心配したことや、身体は大丈夫なのかと色々書かれていたが、こっちの惨状は特に伝えなかった。

身体は無事なことや今後のやり取り方法を書いて送っておいたのでそれで手紙のやり取りをしている。



高額な商品を出品しその商品にサンキューレターという形で手紙を付属している。

圧倒的多数が見るサイトなので、買われてしまう事を危惧して出品時間なども細かく指定しているので今の所事故は起きていない。



向こうも出店して同じ方法で商品を出品しその手紙をつけている状況だ。



「向こうと手紙のやり取りが出来るが…やっぱり会いたいなぁ」

あっちの世界を離れてから2週間ほど経過したのだが、ここまで長い時間離れた事はなく少し寂しくはなっていた。



「しかし、魔石を何に使うんだろうか?」

向こうからの手紙には魔石を大量に送ってほしいと言われたので送ったのだが…。

向こうには存在しない鉱石なのでもしかしたら高く売れるのかもしれない。



お金の補充はこの方法で順調にできているので当面の資金面も解決した。

サウスローズへの仕込みも完了したので後は待つだけである。

まぁのんびり待つだけというのもあれなので、今はエルナと一緒に俺が呼び出された魔法陣の解析をしている。



「俺が呼び出された魔法陣のことわかりそうです?」

「うーん…難しいわね…正確な魔法陣があればわかりそうなのだけど」

俺の微かな記憶だよりの解析ではやはり限界があった。



「解析出来れば向こうに帰れると思うのだけど」

「まぁ帰らなくて便利な生活出来てますけどね」

ちなみに持ち帰った金貨は一部を残して通販サイトに。

他の資材なんかもアンティーク家具として売り出している。



この出品機能がなかなか便利で売れてもいいものであれば、出品登録しておけばスキルの中に取り込まれるので、アイテムボックス代わりに使用出来たりもする。

まぁそもそも出品不可の物品もあるので、過信は禁物なのだが…。



「やっぱりこの魔法陣を作った本人に聞くのが一番だと思うのよ」

「本人って誰か心当たりがあるんですか?」

「生きているか死んでいるかわからないけどあいつかもしれない」

「あいつ…ああ、あの三賢者の残りの1人ですか?」



三賢者は、竜人族のドランはすでに死亡しており、残りの1人も行方不明だと聞いていた。

「他に別世界から召喚するような魔法陣を使えるのに心当たりがないのよ」

「とはいえ心当たりあります?」

「恐らく、どこかの湖か…でもそんな場所は探されてるでしょうし…」

とエルナが呟く。



「湖って水場が近いからって事ですか?」

基本的にエルナは水自体は魔法で出せてしまうので不要なのだが…もし普通の人が生活するなら水場の近くに済む理屈はわかる。



「ああ、言ってなかったわね。あいつは魚人族なのよ」

「魚人族?」

「半分魚で半分人間なんだけど私と同じ長命種でね。魔物の研究ばっかりしてたんだけど、魔法陣に関してだけは私よりも優れてたから」



単体で使える魔法、火を起こしたら水を出したりそれこそお湯を出したりする魔法に関してはエルナの方が得意らしいが、魔法陣による魔法に関してはその人の方が優秀らしい。



「私の安定しなかった転移魔法を安定させて使える魔法陣を開発したのはあいつだしね」

「前は集大成って偉そうに言ってたのに…」

「転移出来るだけでも凄いのよ!」

と最近は割と軽口を叩けるようになっていた。



「じゃあその人も転移魔法を使えるってことです?」

「いやぁ魔法を使う技術はイマイチだったから転移魔法自体は使えないはずだけど…」

確かにこの世界の人間で四英雄以外で使える人となると、その人だけかもしれないと思えてきていた。



「そもそも世界を渡るような召喚魔法を使うには途方もない魔力が必要なんだけど…あいつはどうやって…」

「魚人だったら海にいたりしないんです?」

「だから海は凶悪な…ま…もの…あああ!そっかあそこなら条件整うかも」

と何かを思い出して元の家に戻っていった。



最近は、あちらの家は完全に物置状態になっており資料などをよく取りに行っている。

「さて飯の支度でもするか」

少し早いが飯の支度を始めると背後でなにやら音がした。



後ろを向くと…。

「あれ?失敗した?」

とそれほど長いこと離れてた訳では無いのだが…久しぶりの声を聞いた。



「アヤネ…」

俺の声に反応して俺の方を向く。

「ハヤトォォ!!!」

という叫びと共に抱きつかれた。



涙を浮かべる妹の頭を撫でながら久しぶりの再会を喜んだ。




◯あとがき

金についての無知を晒してしまったので内容を変更しておきました。

申し訳ございません。





ここから先は今後の展開の話をしますのでもし不要という方はスルーしてください。











何件かコメントを頂いていますが異世界と現代でやりとりするタイプの話になるので基盤づくりという事で異世界生活が長くなっておりますが、終わった後は異世界と現代で行き来する感じになります。


今回の話でその部分の話が動きましたのでここで記載しておきます。


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