登場人物紹介、用語説明
キリが良いので現状公開可能な部分で登場人物や用語の説明をしたいと思います。
暇つぶしにどうぞ。
第一章読後推薦。
人物
『ヨージ・衣笠』
本編の主人公。本名は『青葉惟鷹』
父は純エルフ、母は人間族で、純血を重んじた本家『古鷹家』から目の上のたん瘤扱いを受ける。出身は大扶桑女皇国大陸飛び地、大帝国に隣接する『西真夜移民区』であり、分家の青葉家と衣笠家は西真夜移民区の軍事部門を多く担っている。
衣笠家の跡取りであった『衣笠時鷹』とは、戦時中に同部隊に配属され、幾つもの戦場を共にするも、時鷹は死亡。託された時鷹の妹である『まゆり』の面倒を見ていたが、数々の不運が重なり、ヨージは西真夜から逃亡する事となる。
偽名は尊敬していた従弟である時鷹から。
逃亡先で刺客と戦闘するも負傷。死にかけて森を彷徨っていた所、シュプリーアに助けられる。
『シュプリーア』
本編ヒロイン。メインヒロイン1。種族的に『自然神』と分類される。命名はどこでしたか不明。
出身も不明だが、エオがお勤めしていた修道院よりも北から来た、のではないか、という事で、ノードワルト大帝国皇帝直轄森林地であろうという事になっている。治癒神友の会としても聖地と定める。
銀髪で蒼い目をした少女の形をとっている受肉した神。大帝国の平均的十代人間族女性程度の身長で、平均よりも胸が大きい。とても大きい。
治癒の力は稀であるが、無い訳ではない。ただし、その能力の特異性から、大半の場合大樹教が囲い、多額のお布施を要求して治癒を行っているのが実情であり、大樹教の大教会がそのうち苦い顔をする事になる。
また、治癒を大きく逸脱する、蘇生も行える。蘇生は竜の領分であり、神が触れるものではない為、バレると大樹教から怖いヒトが派遣されてくる可能性がとても高い。
あらゆる不安要素の塊のような神様であり、ヨージも扱いが慎重になる。
ヨージに対してとても懐いており、その感情が何なのかは分からないが、とにかく繁殖はしてみたい、というのが本心。
『エオ』
本編ヒロイン2。人間族。本名不明。
バイドリアーナイ公爵領にある『聖モリアッド修道学院』の元修道女。
女学校のお嬢様であったようだが、何者かによって暗殺されかけ、崖の下で息も絶え絶えの所に現れたシュプリーアに救われる。
金髪で翠色の目をした少女。身長は平均的だが、胸の発育が良すぎる。良すぎる。
基本的に明るく、誰にでも分け隔てなく接する。知的好奇心旺盛で興味のある事に没頭すると周りが見えなくなる悪癖を抱える。また多少思い込みが強い。
特異な能力として、非常に優れた記憶力……というよりも、瞬間記憶めいた事が出来る。一日あれば図書館の棚一つを丸ごと暗記出来る様子。
元お嬢様であり、本来戦闘訓練など遠い場所にある筈の人物であるが、足音を消して歩いたり、気配を消して歩いたり、闇夜に紛れたり、蹴りで成人男性をふっ飛ばしたり出来る。ナイフも扱える。
ヨージは『アサシンのそれ』だと感じているが、詳細は不明。
ヨージは運命の人だと思い込んでいる。絶対お嫁さんにして貰うのだという気持ちでいっぱいであり、過去の色々なソレは、あまり気にしない方向で行きたいらしい。
『グリジアヌ』
本編ヒロイン3。自然神。
南方大陸の浜辺を依代として生まれた神で、自由奔放をモットーとしている。
義理人情に厚く、酒が好きで、美形も好き。性別はあまり問わない。
ニンゲンとのコミュニケーションこそが神の本分であると感じており、自身の存在が神とヒトの架け橋でありたいと願っている。
受肉した神は基本的に共通語を理解している為語学を学ぶ必要はないが、現地での対話はやはり現地の言葉で、という趣向が強い為、赴いた土地の言葉を複数喋る。扶桑語については書く事も可能。
放浪神であり、巫女神である。死した神を身体に降ろし、その神を失った信徒達を慰めるという旅をしていた。ビグ村では雨秤を降ろし、その理不尽な死に義憤を抱いてビグ村を一時脅かし、自分が村神に居座って神の有難みを説くつもりであったが、余計な者が入って来て滅茶苦茶になってしまった。
また森の残滓と呼ばれる神の出来損ないをある程度まで操作、制御出来る力を持つ。
武器は南方大陸の大樹『九頭樹』の枝を不法に得たものを加工した木剣。三段階の制御がなされており、最終解放した場合、竜精でも止められるかアヤシイシロモノである為、解くのはいつも一段階まで。
ヨージとは、隙あらば肉体でコミュニケーションを取りたいのだが、許可が下りず渋い顔をしている。
あと、胸は小さい。
『天禊国禊八百柱大御神』
本編ヒロイン4。龍(竜)メインヒロインの2。
神話の生物であり、大扶桑女皇国初代および今上陛下。
世界におおよそ八本存在する大樹の一本『扶桑雅悦』の子。兄妹姉妹は居ない。
世間一般からは『十全皇』もしくは『大御神』と呼ばれる。ヨージには『アソラ』と呼べと強要していた。
大樹創世神話に連なる龍であり、『大樹創世記』にも幾度となく言及される本物の超越存在。
大樹『ユグドラーシル』の子である古竜三柱『ミドガルズオルム』『ファブニール』『ヴァーヴェル』と幾度となく殺し合い、その都度世界を破壊して来た自然災害そのもの。
大樹教からは『悪徳なれど邪悪にあらず』という評価を受けており、現在竜同士で殴り合って覇権を争うような真似はしていない。されるとまた世界が白紙に戻る。
本来の全長はおよそ3000kmほど。普段は少女か妙齢の女性の姿を好んでとっており、もう何が本当なのか何一つ解らない。扶桑を統治する為に自身の分身を七二体用意して各地の監視を行っているが、数も毎度増えるので正確な事を知る者がいない。
自分の思った場所に現れ、好きな時に消える。彼女に近い人物はほとほと辟易としているが、龍なのでニンゲンの事を慮ったりはあまりしない。価値観はまず共有不可能。ただし、ヨージの話は一応聞いている。実行するか否かは気分次第である。
数万年に一度程恋をする『女性』の塊。哀れにも目を付けられたヨージの運命は如何に。
『フィアレス・ドラグニール・マークファス』
大樹教を守護する竜と原始自然神の間の子。通称竜精公。
ファブニールの長女。序列六位。
大樹教(大帝国)が版図を広げれば広げる程仕事が増える、最上位にして中間管理職のような立場。
大樹教総合統括庁を筆頭とし、帝国本土東西南北、派遣地、植民地などに統括局を置く。フィアレスは大帝国の東部統括局局長。
基本的には自ら動く存在ではないが、自らが指示する神々では対処出来そうにない場合、現地に赴いて仕事をする。ビグ村もその一つ。竜の子ではあるが、ニンゲンで構成される大樹教上位組織である大樹教宗祖会(各宗派の頭目の会)の意見は尊重しており、相談があれば話を聞くぐらいのニンゲン性は持ち合わせている。
美しく豊満な妙齢女性の姿をした竜精。比較的冷静で、神やニンゲンとも一応はまともに会話をする。ただし、目的の為ならば何一つ考慮しないので、そこは他の竜精と同じである。
本来、ニンゲンには触る事すら許されないどころか、精神不安定のニンゲンは直視すると精神を害する。ましてやコレを斬り殺すなど、ニンゲンには実行不可能どころか思いつきすらしない。
それをやってのけたヨージという男に非常に強い関心を抱いており、また彼が慕う神にはイラついている。
どうにかしてもう一度お話出来ないか、と考えているが……。
用語(地名)
『大帝国』
北方大陸中央部の覇者。ほか保護国、植民地多数。ノードワルト大帝国。
大樹教の発祥地であり、大樹『ユグドラーシル』を頂く。大樹教の教えがそのまま国の形となっている。大樹教教主は常に歴代皇帝陛下。
エルフ、人間、獣人、ドワーフまでを『人類』と定義し、これ以外の人間型を『亜人』と定義する。
神に関しては『大樹に連なる超自然的存在』として扱われており、一般的には敬われて扱われる。
『扶桑』
北方大陸東部、南方大陸北部東部中央部、東部諸島の雄。大扶桑女皇国。
大樹教の派生である皇龍樹道という宗教を根底に置く大樹『扶桑雅悦』の国。
男は男らしく、女は女らしくを徹底されており、最近は多少緩和したものの、考えは根強い。
人型のものは大体人類と定義。神すらヒト扱い。
十全皇のシュミの国。
『イナンナー』
南西大陸の森林地帯を起源とする超母権国家。イナンナー部族連合王国。
喧嘩っ早く、常にどこかと戦争している。大帝国、扶桑とは数度の殴り合いで講和を結んだが、今だ小競り合いは続いている。大樹『イナンナ』を抱える。イナンナは大樹でありヒトガタの女神でもある。
複数の自治区を抱えており、キシミアは北方大陸の貿易窓口になっている。
獣人の国。人種よりも女か男かで判別される。
上記三国が現在の覇権を争う大国。
『エウロマナ』
北方大陸西部にある王国群。エウロマナ共同王国。国家というよりはほぼ地方名。
統一した法律もなければ皇帝もいない。常に紛争状態。それでも統一した国であると言い張っている国家群。大帝国やイナンナーとの戦争となれば各国家群から兵隊が派遣され、統一征服軍が構築され、金も供出されるが……案の定統率は取れない。
実質的首都である『ユスティア』に大樹『ロムルス』が生えている。
用語(魔法)
『根幹魔力』
魔力根源。星に巡る力のカタチ。ニンゲンが触れる事はまずなく、著しくは竜精や神が用いる魔力。
純魔力は他の魔力に比べ濃度が濃く、扱いとしても高次のものとなる。
地中を巡る力の帯を根幹魔力帯と呼び、その土地土地の支配者(村神や都市神)が大きな使用権を得ている場合が多いが、一般的には共有物。
『外在魔力』
根幹魔力帯から蒸発した魔力が大気中に充満しているもの。ニンゲンが扱う魔力。
大別されて四つの宗教に依存する魔法があり、より強力な外在魔力魔法は神の名を借りて行使する為、その土地で同種神や宗教が祀られていない場合、使えない事も多い。
宗教依存しない魔法も多数存在するが、神の名を借りた方が威力が高い。
『内在魔力』
生活の中で取り込まれた外在魔力がニンゲンの内側に定着した魔力。
制限なく使えるが、威力は低く、消耗も激しい。通常は少量の魔力で効果を発揮する魔術に用いる事が多いが、軍人は内在魔力付与魔法に用いるのが主。
『魔術』
宗教行事や攻撃魔法など大掛かりなものに関しては魔法、生活一般、技工、研究などの魔法は魔術と呼ばれるが、厳密な分け方はされていない。技術屋はコレに当たる為、看板のようなもの。
用語(神)
『神』
凡そ二種類、自然湧出した神と、ヒトの願いから成った神がある。大体は自然湧出。
神が神となる時に依存した物体を『主依代』と言い、この主依代そのものをカラダとしている神も多い。リーアやグリジアヌは肉体を有する。肉体を有する神はそれそのものが強靭であり、並大抵の物理攻撃、魔法を無効化する。ニンゲン如きが何かしよう、などとても出来ない。
また肉体を破壊されても、主依代が無事ならば、大量の魔力を消費して改めて肉体を作る事が出来る。
神も種類様々で、木や岩、山など物体そのものや、雰囲気、気配、霧、靄、など、もうどうしようもない者もいる。
土地に依存し土地の力を引き出す神が上位者とされる為、村や都市、国を治める立場にある神はとても強力。根幹魔力との兼ね合いもあるが、状況によっては竜精同等である場合もある。
『宗教』
神を奉る集団。
大帝国の『大樹教』扶桑の『皇龍樹道』イナンナーの『イナンナー教』が三大宗教。
大体は大樹を基礎としており、これに連なる神を拝んでいる。また大樹教は他の宗教や諸派からの改宗に寛容で、いまや傘下の神と宗教は把握している者がいない程の数に膨れ上がっている。
新参者もまずは大樹教傘下に収まっていれば、色々捗る。
『大樹』
世界の基礎。世の理の形。大樹神として定められているのは現状八本だが、それ以外にもある。
『竜、龍』
大樹が最初に産んだ子。世界最初の生命。
今は大半が鳴りを潜めているが、十全皇は積極的にニンゲンに関わる。ヒト前に出るのも好きで、月に一度は顔見せしている。なお、本来の姿を見た場合、ニンゲンは精神に異常をきたす。
お話が進んだら追記していきます。




