23章 街へ
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見られていると思うと法螺のふきがいがあります。
聖騎士達が帰る日がやって来たので、俺もついて行く事にした。チチやヒメが付いてきたがったが、子供達を守るために残して来た。
で、俺は馬に乗れないので、隊長の後ろに乗せてもらっている。馬の上は結構高さが有るので怖いのだ、おまけに革製の鞍は滑るので全然落ち着かない。隊長は女だからしがみついたら楽しそうだと思ったやつは考えが甘い。鎧着てるから硬くて痛いのだ。
「大丈夫ですか?賢者様。顔色が悪いようですが。」
「大丈夫じゃないな~。俺体が弱いんだよ。」
「ははは、冗談が言えるとはまだ行けそうですな。」
聖騎士達は俺に対して厳しかった。牛ちゃんだったら慰めてくれたのだが、こいつらは俺の泣き言を全て冗談で済ますのだ。だから自重を辞めた。
バイク召喚!125のオフ車だ俺は若い頃はバイク小僧だったのだ。久しぶりのバイクと言う事と金が余り無いのでちっこいバイクにしておいた。道も狭くて悪いから。
「じゃあ隊長、並足で移動してくれ!なんなら全速力でも良いぞ!」
「賢者様それはいったい何ですか?馬より随分小さい様ですが。」
「心配するな、これは俺の鉄の馬だ!お前らの馬より速いぞ!」
「そんなチッコイので、俺達に付いてこれますかな?」
レビンの奴が生意気な事を言っている。隊長は心配してる様だ。まあ、見た感じは馬より大分小さいから頼りないな。だけどお前らの馬10頭分のパワーが有るとは思うまい。
バイクにまたがりエンジンを掛けた俺は聖騎士達に言った。
「俺に勝てたら、好きな物食わせてやるぞ!」
「ふっふっふ、我々をなめているようですね。聖騎士の力をお見せしましょう!」
それから聖騎士達との競争が始まった。勿論俺の圧勝だった。負けるのが嫌だったから怖かったが滅茶苦茶スピードを出したのだ。レビン達は俺にボロ負けしてショックを受けてた様だ、10年以上馬で鍛えていたので俺に負けるとは思わなかったのだろう。隊長は俺の鉄の馬に興味を持ったらしく後ろに乗せて欲しいそうだ。鎧が痛いので、鎧を脱がせて後ろに乗せてやった。ドリフトがお気に入りの様だ、ウイリーは隊長が落ちそうになったから自重した。
言っとくが、バイクの後ろに女を乗せても別に良い物では無いぞ、何回か女を後ろに乗せたが胸枕や尻枕の方がずっと良かった。
俺のバイクのせいで移動速度が上がったので1週間で、街に到着した。そこで聖騎士達と別れた俺は鍛冶屋に金を受け取りに行った。
「オッサン居るかー?」
「お~賢者じゃね~か、やっと来たのか。」
何でもリアカーがバカ売れしていて物凄く忙しいそうだ。近くの鍛冶屋を買い取って規模を5倍にしてるが全然追いつかないらしい。更に倍の体制に持って行く予定だそうだ。俺の分け前は6000万ゴールド程あった。来月はもっと多いそうだ。
町作りには物凄い金が掛かるので、俺は更に次の商品の相談に取りかかった。
「おっさん、こんなの作れるか?」
「何だこれ?」
そうラノベで必ず出て来るオセロである、ついでにトランプも出しておく。俺がパソコンで作った解説つきだ。これも教会経由で安全に売るのだ。
「うちはリアカーで精一杯だから無理だ、他の小物が得意な所に声を掛けといてやるよ。」
「こっちに、1週間位いるから、その間にたのむわ。」
さて次は大司祭の所だな、孤児の引き取りの打ち合わせをしなくてはいけないな。現在プレハブ住宅を10棟たてたので、1件に4人入れるとして、合計40人は何とかなる、今回の金で又プレハブを10棟召喚して何とか合計80人までは一応生活できる訳だ。だが実際には教育する場所や食堂を作る必要があるから実際はもっと少なくなるだろう。本格的に住むには本物の家を建てる必要がある。つまり職人を雇って立てて貰うしかない訳だ。あんな辺鄙な所で仕事してもらうと幾らかかるのか想像もできない額だろうと思う。
「こんちは、賢者ですけど大司祭様いますか?」
「あっ、賢者様お久しぶりです。」
顔見知りのシスターが俺を大司祭の所に案内してくれた。教育者を養成してたので、この教会のシスター達は皆顔見知りだ。
「おお!賢者様ご無事でしたか。」
「はい、神の加護がありますから。」
この人は善人なので、ソフトに表現するようにしている。俺がやったことを知ったら気絶しそうだから。
その後、町を作るのに人手が足らない話をして、最初に働ける年長者を5人1週間後に連れていきたい話をした。その他色々な打ち合わせをしてオセロやトランプの見本と説明書も置いてきた。リアカーで凄く儲かって教会関係者の評判は凄く良くなったらしい。餞別で1000万貰った。次は枢機卿だな。
「マリアーヌ教会名誉司祭ピッピです、枢機卿にお会いしたい。」
「まあ、賢者様、枢機卿様がお待ちかねですよ。」
俺が街に着い事をとっくに知ってたらしい。多分聖騎士経由の情報だろう。
「枢機卿さまごきげんうるわしく・・・」
「やめて下さいよ、賢者さん私と貴方の仲じゃないですか。」
「話は聖騎士から聞きましたよ、100人のならず者達に正義の鉄槌を下したそうですね。賢者様と奥さんが居れば聖騎士100人より強いとか?」
「誰がそんなことを?・・・・・レビンですね。」
「これは失礼!機密事項ってやつですよね?」
枢機卿は俺にウインクした。レビンが大げさに吹かすのは予想してたが、まさか枢機卿を騙すとは思わなかった。せいぜい仲間内の馬鹿話でやると思っていた。
枢機卿に今回の件の黒幕について尋ねたところ、反教会派の貴族の名前が出てきた。教会の権威が上がると自分たち貴族の発言力が低下するので教会を敵視しているらしい。そこで目を付けられたのが俺だ。最近の教会の活躍の裏に俺がいることに気が付いたらしい。
「で、どうするつもりですか?」
「ふっ、その者には天罰が下るでしょう。」
「私達教会が消しても構いませんよ」
「では、少しだけ手を貸してください。」
さすが元公爵家の次男である、敵を消すの全くためらわない様だ。俺と気が合う訳だ。その後は枢機卿が俺のやったギターを持ってきて弾いたり歌ったりしていた。物凄くギターを気に入ってる様だった。俺より上手いのでムカついたが、俺は大人なので替えの絃を3セットやった。
そして俺は貴族に天罰を下す準備として、次の日から街をウロウロ散歩する事になった。そして夜はレビン達の奢りでイカガワシイ店を梯子した、レビンは立派な性騎士だったので色んな店を知っていた。




