8月24日 第2クール(最終日)
井上「おつかれぃ!!」
俺 「おつかれ」
俺たちは、この勉強会最後の日を終え、お互いに健闘をたたえあっていた。
畠 「最後まで、永谷と宝来は来なかったな」
俺 「まぁ、アイツらは勉強好きじゃないしな」
井上「それは、そうだな」
たしかに、アイツらは集団で勉強するというようなキャラではなかった。俺たちが見えないところで勉強してるんだろうな。
井上「そういえば、今年の模試Sクラスは20人だったよ」
俺 「えっ、少なくないか?」
井上「なんか、SクラスとAクラスは20人ずつにするって言ってたよ」
まじかぁ。想定よりもだいぶヤバいな。
畠 「まぁ、仕方ないんじゃない?」
井上「なんでだよ?」
畠は、何かを知っているようだ。
畠 「今年は、先生も少ないみたいだしな」
俺 「そうなの?」
畠 「あぁ。人数が全体的に足りてないから補講も人数が多すぎると全員は受けれないらしいよ」
そうなのかぁ。てっきり、俺は昨年までと同じだと完全に思い込んでしまっていた。そうだ、でもそれは当たり前のことだ。昨年と今年が一緒なんて誰が決めたのだろうか?それでも、俺は何としてでもSクラスに入りたい。俺は、そう考えていた。
俺 「6組からは、何人選ばれると思う?」
畠 「まぁ、10人以上は選ばれるだろうな」
井上「俺は、13くらいだと見てる」
俺 「ってことは、あと7枠しかないのかぁ」
俺のガッカリした表情を見ながら、畠と井上は何か思ったみたいだった。
井上「でも、Sクラスに入るだけが合格じゃないぞ?」
畠 「そうだぞ、山里はこだわりすぎなんだよ」
俺 「そうかぁ?」
二人は、Sクラスに入る必要はないと考えているみたいだった。まぁ、気持ちはわからなくはないけど。
井上「まぁ、山里の気持ちはわかるけどさ、9月は本番ではないしさ」
俺 「まぁな」
井上は、本当に何も気にしていないようだった。
井上「じゃあ、俺は塾行くから帰るわ」
畠 「俺たちも帰るか」
俺 「そうだな」
まだ、モヤモヤした気持ちでいっぱいだったがアイツらの言う通り気にしすぎても何も変わらないというのは確かにある。とりあえず、明日から学校も始まるし今日は帰るとするかぁ。建物を終えた俺は、もうここに戻ってくることはないと思いながら、ゆっくりと自転車置き場をめがけて歩き続けていたのだった。




