拘束
彼が教官として新米軍人を育てる立場になってから10年の月日が流れた。戦いを嫌いになったが彼は軍属で戦時中 、軍を去ることを望んだがそううまくいくものではなかった。
新米の中には戦いを好むものとそうでないものがおり、彼は前者を激しく嫌悪し軽蔑していたが両者に等しく自らを守る術を教えた。
当然周りのものや上からは嫌われ、孤立するようになった。
孤独などというものは彼を傷付けるのには優し過ぎたが、それ以上に自分の教え子たちが戦地で死んだという報せが届くことが毎回彼の心をくじいたのである、
彼はある日決意した。
「教え子が百人死んでしまったら命を絶とう」
突然の思いつきではあったが彼は既に守りたいものも大切なものもなく世界と人類への絶望だけを抱えて生きる人生に意味を見出すこともできず後悔はない状態であった。
一通、一通、また一通とたまり続けるうちにとうとう87通までやってきたところで彼の元に遺書が届いた。
差出人は名前と顔が一致しないような特に記憶にも残っていない教え子だったが長々と綴られるその文章にはどうやら彼は望んで軍属となったわけではないこと、人を殺したくなかったのに殺してしまったこととその罪悪感から自殺を決意したということ最後には人を殺す術ではなく守る術を教えてくれた教官に感謝しているとのことだった。
自分が進みたくないから逃げた道の先で感謝されるとは考えもしなかったのでわけがわからなかったが自分を縛る鎖が解けた気がした。
そして百通目の報せが届いた。
人類は今もなお変わることなく愚行を続けているのであった。
無理やり終わらせた感半端ないです。
申し訳ない花粉症が辛かったのだ…(言い訳)
ネタが思いつかないなかでなんとか完結させました。次はもう少しまともなのかけるといいなあ。
最後はリドルストーリー形式にして見ました 憧れてたので
それではまた機会があれば




