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【完結】生徒会長の底なしの執着 ~3センチの隙間から始まる予感~  作者: はなたろう


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4/4

#4 危険な予感

その後も、僕は何度も零を生徒会室へ呼び出した。

零は、ドアを開けるたび露骨に嫌そうな顔をしていた。



「あのさ、生徒会長って暇なのかよ?」



口では反抗しているくせに。

本気で拒絶しないことを、僕は知っていた。



「っん……あ……ん」



最初は恐怖による従属だったのかもしれない。

だけど時折、零はどうしようもなく甘い熱を帯びた吐息を漏らす。



僕のものにしたい。独占欲が、どんどん膨らんでいく。

けれど同時に、怖かった。



零が壊れてしまったら、母のように消えてしまうかもしれない。



真っ黒な予感が、心をじわじわと染めていく。



「零……」



僕の呼び声に、ピクリと零の身体が反応する。



「嫌なら、もっと本気で抵抗しろよ」


「――っう、うるさい!」



反抗的な目をするくせに、物欲しそうに僕の指先を追う。



もう手遅れだった。


救いようがないほどに、僕は零を欲していた。

壊すことも、手放すこともできないくらいに。



――たぶんそれは、零も同じはずだ。



そんな予感だけが、胸の奥で静かに脈打っていた。

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