完璧な計画(3)
金色の光が再び来る。今度は低く、胸ではなく脚を狙っている。
左の足の指にわずかに重心を移す。ほんの少し、それだけでいい。
光は脛を髪の毛一本分の距離で通り過ぎる。その風がズボンの裾を引っ張っているのを感じる。
外れた。
それをどう思う暇はない。オニキスはすでに次の斬撃を振り下ろしている。三度目、前の二回より速く、そして小さな重心移動では逃れられない角度だ。
体全体を横に飛ばす。足の指がマナで悲鳴を上げる。刃は、かつて喉があった場所の空気だけを切る。
三回。
笑いたくなる。だが笑わない。デッドタイムはまだ発動中で、笑いには余った集中力がない。
オニキスが体を起こす。
苛立ちも、何の感情も見せない。だが体を起こす仕草と、剣の柄を握り直す様子から、もう刃での試し打ちは終わったことがわかる。
「……まずい」
もう片方の手が上がる。
指先に小さな金色の球体が集まり始める。凝縮し、内側へ折り畳まれていく。ヴォロリンが光を無に折り畳むのと逆だ。これは光を奪うのではない。
光を、振り下ろす必要も、追う必要も、予測する必要もないものに集中させている。
ただ、俺の方向に存在するだけでいい。
本能で横に飛び退く。足の指が焼けるように熱い。だが球体は剣のように動かない。読み取れる角度を示さない。
ただ、膨張する。
金色の光が、俺が立っている空間を、その隣を、これから避けようとしていた空間を飲み込む。
斬撃はない。綺麗な線もない。ただ光があり、そして何もなくなり、何が自分を殺したのかを認識する前に、虚無の闇が迎える。
【死亡回数:50】
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虚無で目を開け、今度は笑みを浮かべない。
「術か。 当然だな」
三回避けて、剣を完全に飛ばし、空気そのものを武器にした。予想しておくべきだった。心のどこかでは予想していた。それでも、助からなかった。
まあ、スキルの一つを晒させたことにはなったが——
「よし。新しい問題だ」
線を避けるのと、線のないものを避けるのは別問題だ。
考えを終える前に、足元の光が広がり始める。
ファング。
習慣で、特に意識せずリンク越しに呼びかけると——
彼が応える。
一瞬、凍りつく。リンクがそこにある。温かく、確かに。このすべてが始まる前とまったく同じで、以前感じた空虚で違和感のある空間など最初から存在しなかったかのようだ。
そうか。
当然戻っている。前回の死で彼に起きたことは、今回は起きていない。何も起きていない。
新しい死だ。新しい始まりだ。
気づかぬうちに止めていた息を吐く。
「……戻ってきてくれてよかった」
ファングは当然答えないが、リンク越しに何かが伝わってくる。安定して、存在している。消えたことなど覚えていないドラゴンにとっての安堵、そんなものだ。
戦場が戻るまで、しばらくそれを感じ続けた。
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【死亡回数:67】
球体が形成された瞬間にマナシールドを広げ、半秒でも稼ごうとする。
シールドが完成する前に、光が届く。
防御は無効だ。
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【死亡回数:89】
手が上がった瞬間にゴーストを使う。
【スキル:ゴースト発動】
約一秒半は機能する。球体が本来体があったはずの空間を素通りし、代わりに地面を消すのを見るのに十分な時間だ。
しばらくして光が散り、視界が戻る。オニキスを見るが、彼は微動だにしない。代わりに手を突き出し、鮮やかな金色の光を放つ。
押し出すと、金色の光輪がこちらへ向かってくる。俺とオニキスの間の空間を裂くように、空気そのものが悲鳴を上げる。
これは避けられない。頭に浮かぶのはその事実だけだ。
だから、耐えてみることにする。今のところゴーストはあらゆる攻撃を無効化する。これを維持すれば、もしかしたらこれも生き延びられるかもしれない。
だが——
体が卵のようにゆっくりとひび割れていく感覚がある。骨が砕け、内臓が破裂する。
はあ? これも失敗か。
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【死亡回数:112】
手が上がった瞬間に走り出す。ソニックリープにすべてを注ぎ込み、球体が形成される前に実際の距離を稼ぐ。
これまでで最も遠くまで行った。六十マイル、あるいはそれ以上。
意味はなかった。球体は追ってこない。ただ膨らみ、膨らみ、クリアしたと思った頃には、稼いだはずの六十マイルをすでに食い尽くしていた。
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【死亡回数:130】
今回、球体が形成されてもオニキスは撃たない。
掌に乗せたまま放置する。
俺も動かない。彼も動かない。数秒間何も起きず、愚かで小さな部分が、今回は彼が関わらない死なのかもしれない、と望み始める。
それから球体が内側へ崩壊し、周囲の空気が彼の手から押し出されるのではなく、引き寄せられる。
引きずられている。
消去ではない。引きずられている。足がひび割れた石の上を滑り、一歩も動かない男の方へ急速に引っ張られる。
全速力で光の縁にぶつかる。
少なくとも、これは早かった。それだけは認めてやる。
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【死亡回数:140】
重力井戸版を迎撃するためアストラを召喚し、彼女の速度で引力が積み重なる前に断ち切ろうとする。
振る機会すら与えられない。
引力が彼女の一歩の途中で彼女を捉え、彼女が一度ちらつくのを見る——無理を強いられたときに常に起きる不安定化だ。合わない瞳が半拍で焦点を失い、光が彼女も飲み込む。
彼女の死から半秒後に俺も死ぬ。
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【死亡回数:156】
今回、オニキスは球体も重力引きも使わない。
初めて彼が動くのを見たときと同じように消え、俺が頭を振り終わる前に背後に現れる。
金色の線が現れ、頸椎にマナを集中させて首を下に折り曲げることで、線をかろうじて外す。
その瞬間、オニキスが手を胸に突き通し、俺を持ち上げる。
この試練に入った最初の死と同じ死に方をした。
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【死亡回数:178】
一切避けず、ただ立ち尽くし、腕を広げてみる。まだ思いついていない「受け入れるだけ」の秘訣があるかどうか。
なかった。
これまでの中で最も愚かな死かもしれない。後で虚無に座ってそう自分に言い、それが面白いと信じかけた。
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【死亡回数:190】
壊れた構造物にたどり着く前に、彼が両手を上げる。周囲の空気が地面から金色に染まり、戦場全体が下から燃え上がるかのようだ。
それが何なのかわからない。知る機会もなかった。最初の尾根を越える前に光が届いた。
なぜ急に、これまでのやり方をやめてそうしてきたのか?
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【死亡回数:203】
球体が形成された瞬間にヴォイドを起爆させ、二つの不安定で光を貪るものが、エクリプスのときのように相殺することを期待する。
相殺しない。
結合する。
その死については覚えていない。ただ、後の虚無が普段より少し冷たく感じたことだけを覚えている。その死が、試練がリセットされる前に完全に終わっていなかったかのように。
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【死亡回数:215】
球体も引きも消えもしない。
ただ、ゆっくりと、ほとんど怠惰に剣を振り、斬撃が空中で三本の同じ金色の線に分かれ、俺が動き得るあらゆる角度を覆う。
数えなかった一本に掠められる。
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【死亡回数:231】
しばらく巧妙なアイデアをやめ、ただ数えることにする。
球体だけではない。すべてを。これまで彼が使った異なる技の数。それぞれがどれくらいの頻度で現れるか。どれを選ぶかにパターンがあるのか、それとも毎回新しく、前回何が効いたかなど記憶せずに決めているだけなのか。
四十七回の死を、ただ数え、ただ観察し、同じように——あるいは違うように——死に続け、推測ではなく測定するために費やす。
終わりには、綺麗な答えはない。パターンはない。予測可能なエスカレートも、特定の技への偏りもない。剣だけで殺す死もある。球体が一度も現れない死もある。
あるのは、存在を知ったものの長いリストと、そのリストがまだ終わっていないという陰鬱な確信だけだ。
計画ではない。ただのデータだ。
だが、何かではある。
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【死亡回数:256】
球体の死。以前に構築したタイミングデータを使い、膨張開始から届くまで半秒必要だと賭ける。
ほとんどクリアした。
ほとんど。
光が肩を捉え、それが十分なようだった。
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【死亡回数:274】
再び球体。同じタイミングを、わずかに調整して。
近づいた。
まだ足りない。
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【死亡回数:289】
今回は重力引きの死。あまり覚えていない。壊れた構造物にたどり着く前から疲れていたことと、肉体的ではない疲労が初めて新しい死にまでついてきた気がする、ということだけだ。
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【死亡回数:300】
三百。
虚無に座り、その数字を、数字ではなく誰かが俺に仕掛けた冗談に見えるまで見つめる。
三百回の死。
笑みも、ため息も、かつては死亡回数が意味を持っていた頃にしていたどんな仕草もしない。
「……なぜまだやっているんだ」
言葉は平坦に出る。意図したより静かに。
自分の手を見る。小さな手だ。三百回の死の間ずっと小さく、そのどこかで気づかなくなっていた。
「勝つということがどういう感覚だったのか、もう覚えていない」
かつて、なぜこれをしているのか正確にわかっていた。復讐。神々。千年前の評議会室の床で血を流しながら、十一の顔が笑っていた——少なくとも十は笑っていた。
今、三百回目に体を引き裂かれた後の空っぽの虚無に座り、俺を殺す相手が俺と出会ったことすら覚えていない相手の前で、そのどれも実際には感じられない。
ただ、疲れているだけだ。
「何の意味があるんだ」
その考えが、オニキス以上に怖い。間違っているからではない。疲れ果てた小さな部分が、それが間違っていないと確信しきれていないからだ。
ただ座っていることを考える。立ち上がらない。壊れた構造物へは歩かない。虚無を永遠に虚無のままにし、三百一回目の死を選ばなかったら何が起きるのかを見る。
どれくらい座っていたのかわからない。
沈黙が沈黙ではなく、重みを持った何かのように感じられるほど長く。
結局、俺は立ち上がる。
気分が良くなったからではない。
かつて神だった頑固で馬鹿な部分が、三百回の失敗を自分がする最後のことにしたくないと拒むからだ。今はそれがなぜ重要なのか思い出せなくても。
「……もう一回」
足元に光が広がる。
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【死亡回数:312】
球体の死。274回目の試みより半秒早く避ける。補正しすぎたのかもしれない、という仮説で。
補正しすぎではなかった。補正が足りなかった。計算は最初から正しかった。ただ、信じるほどに踏み切れなかっただけだ。
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【死亡回数:326】
半径を、感覚では数インチの差でクリアする。
球体が現れてから初めて、それには死なない。
オニキスはその後立ち、首を傾げ、愚かで脆い一瞬、ようやく本当に何かを打ち破ったのかもしれないと思う。
それからもう片方の手も上がり、最初の球体がない場所に第二の球体が形成され始め、半径だけが必要な数字ではなかったと気づく。
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【死亡回数:341】
二つの球体。二つのタイミング。一つの代わりに二つの半径を追跡する。
しばらくぶりに、いつもより速く死ぬ。
【死亡回数:350】
今回、第二の球体が形成され始めた瞬間にアストラを召喚する。戦わせるためではなく、片方を標的から逸らすためだ。
ほとんどうまくいく。
球体が彼女にロックオンした瞬間に彼女の姿がちらつく。以前二度彼女を殺したのと同じ不安定さだ。だが今回、そのちらつきは彼女にとってではなく、オニキスにとって最悪のタイミングで起きる。彼女を追う球体が過剰補正し、ちらつく半透明の姿の後ろにわずかに遅れ、現実の何かを捉える代わりに空を捉える。
彼女は耐久力がない。一撃を受けて生き延びるほど強くない。だが、これまで彼に送り込んだ何ものにもない予測不可能性があり、初めてその予測不可能性が時間を犠牲にすることなく稼いでくれる。
もう一つの球体がこちらへ向かい始めるが、そのとき一つの考えが浮かぶ。
どんな術も、誰が唱えるかに関係なく、実際に何かをする前に同じ二つの段階を経る。まず「読まれる」——マナが意図の周りに集まり、術者の意志が世界が作用できるものに翻訳される。思考が他人に理解されるには文にならなければならないのと同じだ。それから「定義される」。術が定義されると、それは意図ではなく固定された法則になる——世界が真実として受け入れた規則だ。文が口に出された瞬間に思考ではなくなり、取り消せなくなるのと同じだ。
すでに語られた文に議論はできない。聞くか、打たれるか、死ぬかしかない。
だがそれがまだ「読まれている」間——まだ翻訳で、まだ法則ではない間——それは完成した規則ではない。未完成の定義で、何を意味するべきかについての情報を与えるマナにまだ耳を傾けている。
それが、これまで見落としていた隙間だ。三百回の死を通じて、オニキスのすべての攻撃をすでに語られた文——見た時点ですでに完成し、反応するしかないもの——として扱ってきた。だが球体は手が上がった瞬間に発射されない。小さな、おそらく半秒の窓があり、そこではまだ定義されていない。「読まれている」最中なのだ。
その窓に手を伸ばせれば——術を防いだり、出し抜いたりするのではなく、世界が同意し終わる前に、物理的にその定義を中断できれば——
指先から、かすかなマナの糸が形成され始める。形成された瞬間に広げ、オニキスの球体に繋げる。
糸の一部を失った毛糸玉のように見える。
やるしかない。
糸がかすかな紫の光を帯び始め、マナが一本一本を伝って、半ば定義された球体へ流れ込む。
拳を握り、引く。
球体は爆発しない。砕けもしない。消散する。
やった。
成功した。糸は完成した術を壊すほど強くはなかったし、そんなことは最初から不可能だった。
すでに語られた文を取り消すことはできない。
だが、まだ書かれている文を歪めることは絶対にできる。
だがその瞬間、オニキスは止まらない。気づいたときには、同じ球体が十個、深紅の空に現れていた——すべて同時に、すべて俺が今学んだ窓をすでに過ぎた状態で、半秒すら与えない速さで形成された。
すべてが膨張し、心臓の鼓動一回で虚無に戻る。
だが、彼のスキルを打ち消す方法を見つけた。それだけでも何かだ。小さな窓。狭い窓。明らかに、半秒すら与えないと決めれば、彼は完全に飛ばせる窓だ。
それでも。彼の術を、迂回するのではなく、単に存在しなくさせたのは初めてだ。
それに、アストラでもいくらか進展があった。ある意味では成功だったと言える。
───
【死亡回数:364】
虚無に座り、珍しくすぐには計画を立て始めない。
ただ座る。
足を組み、手を膝に置き、六十回以上の死で初めて、タイミングの窓や半径や次にどの指にマナを流すかを考えないことを自分に許す。
しばらく、ただ沈黙の中に存在する。
それから、前方の闇が歪み始める。
固まる。
人影がゆっくりと虚無から現れる。初めてあの門をくぐったときとまったく同じように。真夜中のように黒い髪。乱れた髪の下で輝く黄金の瞳。生きた影のように肩にかかった黒い外套。
クローンだ。
「……お前か」
数フィート先で止まる。
今度は剣に手を伸ばさない。
ただ立ち、腕を自然に下げ、俺自身の目で俺を見つめている。
俺も動かない。
三百六十四回の死を経て、本当にもう戻ってこないと思い始めていた。そもそもこの試練における彼の目的が何だったのかさえ、疑問に思い始めていた。
「なぜ今だ」声が思ったより掠れている。「なぜ今戻ってきた」
クローンがわずかに首を傾げる。俺が本当は言いたくないことを言おうとするときの、まったく同じ仕草だ。
「今、何回目だ」
答えない。
「三百六十三回の失敗だ」と続ける。「それでもまだ彼を倒せていない。疲れていないのか」
ゆっくりと一歩近づく。
「もうやめたいとは思わないのか」
まだ答えない。それに対して何を言えばいいのか。
クローンがしばらく俺を観察し、それから微笑みとは言い切れない何かが顔をよぎる。
「望むなら、俺が代わりに彼を倒してやってもいい」
「……何だと」
声が意図したより弱く出る。
「ここに入った三百六十四回の死の前の少年よりは先に進んだ」と言う。「そこまでは認める。彼に同じことを繰り返させた。普段は必要としないものを使わせた」一拍。「だが、先に進んだことと、十分に遠いことは違う。彼はまだお前を知らなくてもお前を殺せる。お前はまだすべてを覚えていなければ、ほとんど生き延びることすらできない。その計算は、お前が望むようには閉じない。まだだ。もしかしたら、長いこと閉じないかもしれない」
「……だから何だ。時間の無駄だと告げるために戻ってきたのか」
「戻ってきたのは」と言う。「お前の代わりにこれを担わせてくれるかどうか、確かめるためだ」
剣をゆっくりと、意図的に抜き、俺に向ける——脅威としてではなく、刃のついた申し出として。
「アベル・モーニングスター。一度だけ聞く。お前の敵を、俺が倒してやろうか」
すぐに答えない。
認める。自分に対してだけだが。疲れている。一人の相手に負け続けることに。神の手先ごときに。もし相手が彼らの指揮官の一人だったら、負けの座りはもう少しマシだったかもしれない。だが手先だ。それでも倒せない。
かつて十二人の中で最も強かった。それなのに、自分より下だと思っていた者たちに殺された。
歴史は繰り返すらしい。
「お前は俺だ」とようやく言う。「そうだろう。すでにこの先まで進んでいる、俺の別のバージョンだ」
クローンの表情は変わらない。
「それがどうした」
「なら、時間がかかるというだけだ」と言う。「だが、そこにたどり着く。お前になる」
クローンが再び首を傾げる。
「そうかもしれない」と言う。「あるいは、俺の申し出を受けなくて済むように、自分に物語を聞かせているだけかもしれない」
「そうかもしれない」と同意する。「だが、それは俺の物語だ。お前から借りるより、自分で結末を稼ぎたい」
何かが顔をよぎる——苛立ちか、あるいはそれと見分けのつかない何か。
「お前はまだ彼を倒せない。このままでは」
「わかっている」
「ならなぜ——」
「今日勝つことを求めていたわけじゃないからだ」遮る。「昨日より少しでも近づくための、もう一回の機会を求めているだけだ。これがずっとそうだった。三百六十四回の、最初より少しでも彼から遠ざからないための機会だ」
クローンが沈黙する。
一瞬、虚無が今夜ずっとより重く感じられる——三百回分の沈黙より重く、数字そのものより重く。
それから剣を納める。
「三百六十四回」と言う。「この後死んだら、それで終わりだ。次はない」
いつもの急がない動きで振り返り、来たときと同じように闇の中へ歩き始める。
「お前が抜け出せるかどうか、興味がある」と振り返らずに言う。
そして、闇が完全に飲み込む直前、一度だけ振り返る。
「自分の言葉に忠実であれ、アベル」
それから消え、虚無は再びただの虚無になる。
俺は長いあいだそこに座り、数字と、沈黙と、あとは立ち上がるしかないという静かで頑固な確信とともにいる。




