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これです。

遅れました。


ええ、遅れましたとも。


本当にね、はい、なんかもう、すいませんでした。




でも多分次は早く投稿できるはず。


きっと、恐らくは、願わくば。


いや、本当にすいません


ヒュプノスが寝ていたのは朝日町のとある一軒家の一室だったらしい。


アテネに伴われその家のリビングに連れてこられたヒュプノスは促されるままに座布団に座らされアテネのいれたお茶を飲んでいる。

おいおい、何を落ち着いているんだ僕は。呑気にお茶なぞシバいてる場合か。


しかしアテネの煎れたこのお茶だが非常においしい。

お茶になど詳しくないからこれが日本茶であることくらいしか解らないがこれ程までに美味しいとそれなりに興味がわく。


「このお茶、凄く美味しいです。貴方はお茶を煎れるのが上手いんですね」



「有難うございます。しかし私は特別上手いという訳では有りません。これは私が保有するスキルに因るものです」


スキル。`王権´とかいうのもスキルと呼んでいたが。抱いた疑問を質問する。



「スキル、というのにはお茶を美味しく煎れる、なんてものが有るんですか?」


アテネは首を横に振り否定の意を示した。



「私の保有するスキルは`万能´。 このスキルの所有者は特殊能力に頼らない事であれば総てを一級の技術で熟すことが出来ます」



「………そりゃとんだチート能力だ」



ほとんど反則じゃないか。つまりその`万能´スキルが有れば一流のスポーツマンだろうと芸術家だろうと何にでも成れるということだ。




「そのスキルっていうのはどうやって身につけるものなんですか?」




単純な興味と、それ以上にアテネらの持つ常識を知っておきたいという気持ちからヒュプノスはアテネに問う。



「アテネの洗礼を受けた人間は例外無く何らかの称号を得ることが出来ます。そしてその称号に応じて与えられる特性、それがスキルです」



答えを聞き、ヒュプノスは自らの内側に感じる力について思い至る。



「つまり僕にもそのスキルっていうのが………」



「取得しているはずです」



そうか、と呟きヒュプノスは意味も無く自分の胸に手をやる。有る、と一度意識してしまえばその力は一層ヒュプノスの内側で存在感をました。そのことによって、その力が複数有ることに気付く。




その数は、五つ。




「自分がどんなスキルを持っているか、調べることは出来ないんですか?」




「可能です。すぐにでも調べることが出来ますが、どうしますか?」




ヒュプノスは少しだけ躊躇うような様子を見せた後、一度だけ頷く。



それを確認したアテネは腰のポケットから片手で握れる程度の思い至る大きさのものを取り出す。



その物体が何なのかを認識したヒュプノスはまたか、とでも言うように小さな溜息をつく。



「どうかしました?」



「いや、ファンタジーも近代化が進んでいるなと思いまして」



アテネがその手に持っているのは折り畳み式の何の変哲も無い携帯電話だ。



ノートパソコンに始まり次は携帯電話。何ともそれっぽくない小道具ばかりが出てくる。



勇者だとか王様だとかファンタジーっぽい単語出してんだからそこら辺も徹底しろよと少し思う。



言及しなかったがアテネにしたってファンタジー風のコスプレじゃなく何処かの高校の制服を着ているし。



「近代化も何も、現代に住んでいるのだから文明の利器を使わない理由は無いでしょう」



「それもそうですか」




まぁ、ヒュプノスも自動車使って誘拐されている。


今更と言えば今更だった。




「これです」




アテネが携帯の画面をヒュプノスに向けて見せる。




画面では携帯アプリ、《アウラの称号占い》なるものが起動していた。


次の話で主人公の能力が判明します。


予め言わせて頂くと、主人公は最強と言えるレベルまで強くなります。


しかしあくまで、いずれ、なのでしばらくは大して強くはなりません。

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