末路
「帝国はもう滅ぼす。絶対にだ。」
帝国領からテレポートで戻ってきたエデンの会議室で小倉さんは怒りに震えながらそう幹部に伝えた。
「ステーシア 王女 俺たちは俺たちのやり方で 帝国を完全に滅ぼすつもりだ 。それこそ罪のない民も犠牲になるだろう。俺らの住んでた世界でも一緒で、無能な頭を持つとそれについて行ってる社員たちは全員苦しむことになる。これは社会の縮図 なんだよ。俺らの世界ではこれをブラック企業と呼ぶんだけどな。こういったもんは1回全部ぶっ壊して新しく作り直さないと もう治ることはない。」
「それは仕方のないことだと思います。私たちが逆の立場だったら 帝国は容赦なくカグヤ を蹂躙するでしょう。でもどうか助けを求めている民がいたら手を差し伸べていただきたいです。お願い致します。」
王女は目に涙を浮かべながら小倉に頭を下げた。
「善処する。」
そこから株式会社エデンは二手に分かれて進軍を行うことにした。 1つはターマ教のメンバー、隆介、ミヤ、一平、玉ちゃん、グリちゃん。現状最強のメンバーは 帝国軍の残りの近衛兵やナンバーを狙いに行く。もう一つはヤスといけちゃん率いる昆虫とドラゴンの軍だ。こちらは 帝国領を完膚なきままに壊滅させる為のものだ。
竜の絆は冒険者のため今回この戦争には参加しない。よってエデンのホームを他のメンバーと守ってもらう。
「捕虜にした奴らはどうしますか?」
「帝国で皇子と話した時の録画あるだろ。あれを奴らに見してやれ。皇子に見捨てられて絶望だろうよ。 それでも反抗してきた奴らは容赦なく殺せ。」
「了解しました。」
「それとネジと皇子は帝国から確実に逃げている。絶対に見つけ出し帝国の末路をに見させなきゃいけない。どれだけ愚かなことをしてきたかっていうことわからせないといけない。佐川 お前にこの役目を頼む。」
「了解しました。ただネジ相手は1人できついと思うのでザキ達を貸してください。」
「了解。」
こうして各々 持ち場へと向かった。
一方その頃エデンの牢屋内では…
「一体俺たちはどうなるんだろう…」
「生かすも殺すも あいつら次第だからな。」
「きっと 皇子が援軍をこちらによこしてくれるはずだ 。それまでなんとか俺らは耐えよう。」
「私は死ぬくらいならここで奴隷でも何でもやるわ。生きていたいもの。」
「バカ言うな。帝国に負けはないんだ。きっと ネジ殿や皇子がが 策を巡らしておろう。」
バンッ
隆介がドアを勢いよく開けた。
「お前等これを見ろ。」
そこには 帝国で皇子達と話している際の映像が映し出されている。
「帝国の皇子様は完全にお前達の事を見捨ててるよ。あとノギスとか言うやろうが伯爵達集めて俺らにちょっかい出してきたから 帝国領は完全に潰すことにしたからよ。お前らが何と言おうが絶対に潰すからな 帝国領は。ネジと皇子も確実に生け捕りをするからな。絶対に逃がさない。さてお前らの処遇だがどうするかなぁ?」
帝国での映像と隆介の発言で捕虜とされてる者達は絶望に浸っていた。
もう助かる事はない。生殺与奪はこの男に掛かっているのだ。
「本当に皇子は俺等を見捨てたのか…」
「くっ…殺すなら殺せ。どうせ生かすつもりなどないのだろ。」
「そうか。地獄の悪夢」
その瞬間帝国9位デンノコが苦しみもがきながら粒子に変わり消えた。
「その技はワッシャーの…なぜ貴様が使える!」
「俺も使えるんだよ。この技。お前達に丁度いいだろ。生かすも殺すもしない。永遠に苦しむんだから。さぁ次は誰が良い?」
「うっ…どうか命だけは…」
「私は奴隷にでもなんでもなります。どうか助けて下さい!!」
「俺も!助けて下さい!」
「まぁ良い。歯向かわない奴は生かしてやる。所詮お前達も帝国の駒。自ら進んで俺等にちょっかい出した訳じゃ無いしな。各々能力は高そうだから使えそうだしな。裏切ったら即排除する。反逆なんて考えるなよ。お前達なんていつでも殺せるからな?」
隆介は真顔で捕虜達に伝えた。
捕虜達は絶対服従を心に誓った。




