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『最近「不倫騒動」多くない?〜乙武氏騒動・ダウンタウン松本さんも叩かれる〜

一人の男として産まれたのであれば、例え心底愛し一生を共にしようと覚悟を決めた女性がいたとしても、飲み会やスナックなどで突然好みの女性が現れたとしたら少し目移りしてしまう事は私も理解できる。


しかし…。「行き過ぎ」は禁物だ。冷静に考え、自身で歯止めを効かす事は必要だと思う。

一生を決めた人がいるのであれば、自ら気づき、敢えて距離を取りつつ現実に戻ろうとする思惑や動作を頭の中で働かせる事は、人道的にも必要不可欠ではないだろうか。


その時、心惹()かれてしまった女性を心の内にそっと秘め、「守らなければならないのは家族や子供だ!」と我に返えるのは、人間として当たり前の事なのだろう。



さて、メディアで渦中の乙武氏。


私は、乙武氏の著書を何度も読んできた。

始めに断るが、障がい者に偏見を置く内容ではない。


乙武氏も一人間であるが、あなたが決して引き起こしてはならないニュースが最近取り(ただ)されているのですよ?


マスコミや週刊誌は「5人と不倫」などと取り挙げているが、煙が立たないところに火は起きない……。まさにそう言う事だと思う。


「五体不満足」という著書を書き上げ、自らの苦労や経験を、その著書やバラエティー番組などで掲げ、注目されてきた事は皆さんも安易に想像できるであろう。

敢えて物申すのであれば、障がいを売りに儲けていると思う方も中にはいるであろうが…。


今回の件が発覚し、芸人であるダウンタウンの松本さんが「障害を持つ男性、親御(おやご)さんの励みになる」と発言し、マスコミに叩かれているが、その内容は賛否両論である。

恐らく、ダウンタウン…。彼らの力量で、しばらく時が経てばこの様な噂は消え去ると思うが…。

浜田さんの「浮気報道」が一瞬で消え去った様に。


松本さんは、「障害のある方でも、ちゃんと恋愛ができるし結婚もできる」と再度強調していたが、彼の場合は私達一般人と明らかな違いがあり、「この一言」で社会に対し大きな影響を及ぼしている事は、読者の皆さんも理解できるであろう。


乙武氏に関しても、文章力に(たけ)た才能があり、会話力に魅力があったが故、メディアに取り上げられた。日本でも知らない方がいない程の著名人である。


だからこそなのだ。


この一連のニュースの中で、著名人の言動に関して、謹んでほしい言葉や行動、啓発したい内容がある。


この様な事を、ど田舎のなんちゃって小説家やエッセイ家が書いていいのか疑問や不安が当然あるのだが…。



私の知り合いに、小学校6年生の元気な男の子がいる。


私の中では、彼を障がい者と捉えた過去は皆無である。


ドクターが診断した病名は「自閉症」だが、彼は現在も毎日を元気に過ごしている。



ここで言及させて頂きたい。


『「普通」ってなんなんですか?』


(ちまた)でよく聞く「普通だったら、こうするよね?」や「あの子普通ではないよね?」などの会話。


私からすると『あなたの言う「普通」はなんなのですか?』と聞き返したい事が常々である。


多数派(マジョリティー)から見た少数派(マイノリティー)に対しての、数的な偏見なのか?


または、見た目や様子が周りとの相違点を産んでいるのか?


当の本人私も「普通」とは何を基準にするのか心底考えた事があるが、勿論答えなど出るわけがない。


その6年生の彼は、私より絵を描く事や彩色の技術も(ひい)でていて、想像力も素晴らしい上に、思ってもいなかったヒントや人間性が垣間見れる事がほとんどなのだ。


ここで、上に記した「普通とは何か?」を踏まえ、再度乙武氏騒動について考えて欲しい。


「著書を書き上げ、タレント活動で自分を売り込み、その流れに乗り国会などで政治活動をし、参議院議員選出馬構想までは素晴らしい過程だが、障がいを特別な儲かる利益と捉え、地位や名誉を利用した不埒(ふらち)な女性交際を絶対にして欲しくない」と、私は乙武氏に投げかけたい。


最近、ベッキーなど芸能界での不倫騒動が週刊誌で毎週の様に取り上げられている。

ベッキーに関しては、これ以上騒ぎ立てる必要がないと思う私だが。

ベッキーは、(いち)タレントであり、悪い噂が立てば芸能界復帰も危ぶまれる。

逆に、歌手「ゲス極」の彼は少しでも騒ぎ立てられればCDのリリース枚数が伸びる。

ベッキーと彼どっちが悪いのか?

彼自身が、自分の事しか考えていないのでは?とも思わされるが…。

コラムやエッセイで書く必要もない話なので、この話はさておき。


以前のコラムでも記したように、私は福祉専門の大学出身である。付属施設の身体障がい児者や知的障がい児者の方々とも思い切り公園で遊んだ事もある。

片手が無くても、足が義足でも彼らは最高の笑顔を振りまいていた。その光景を見ていて「生きる活力」や「感動」さえ覚えた。

少しぎこちない笑い方でも、自分が描いた絵を世界一の作品だと私にプレゼントしてくれた。私にとって、これからも本当に大切にしたい宝物の一つである。



今回の乙武氏騒動…。

「五体不満足」で、顔が少しでも良く、語学力があれば、同情と共感もあいまって、何をしても通用するのか…?許されるのか…?


私はそうでないと思う。


勿論、ダウンタウン・松本さんは、偏見の立場から言い放った言葉ではないと思うが、松本さんの言葉に表される様に、乙武氏が犯してしまった今回の様な失態を、お笑いの世界で「笑い」として取り扱って欲しくない事も私の本音である。


当の本人、乙武氏も「門限があった」とメディアに対して言い訳を振りまき、更には奥様でさえも「恐妻家」ぶりをメディアにさらけ出している。門限があって自宅に入れない場合は、他の女性宅に上がり込んで寝泊まりしていいのか…?


芸能人やタレントを追いかけるマスコミは証拠写真を撮り残そうと躍起(やっき)になるのは当然のことであろう。


自分のふとした行動がきっかけで今回の様な不倫騒動を勃発させた上に、参議院議員選出馬の話はもってのほかの話だ。




今回ダウンタウン・松本さんの一言で更に事が荒立てられたのは皆さんも想像つくであろう。

この様なコラムやエッセイを掲載し、批判を(こうむ)る事は重々承知の上である。ファンの皆さんには大変不快な思いをさせて申し訳ないが。私も、ダウンタウンに関してはファンの一人である。ただ、読者の皆さんの中にも私と同じ考えを持つ方々がいると信じ掲載させて頂く。



最後に。

「障がい」の「がい」は、「害」ではない!『産まれ持った、その人の素晴らしい個性であり、力である』と信じる。


障がいを持った人と一緒に暮らす家族や夫婦の気持ちを絶対に(ないがし)ろにして欲しくない。

芸能人・著名人が、軽はずみの想いで行動を起こしたり、物申して欲しくないと思った瞬間の啓発文でした。


「著名人であるなら紳士たれ!」

何か、読売巨人軍の言葉を借りた様だが、私の心の叫びでもある。




少しでも理解して頂ければありがたいです!

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