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魔王様とクリスマスデート①

2021年12月25日朝。

ミニチュアモンスターをプチプチしながら寝落ちしてしまった。どのくらい指で潰したかわかんない。気持ちを落ち着かせようと夢中になってしまった。

本当はバイトが入っていたのだけど、もともと人が寄り付かない古本屋さんだったので、あっさりお休みが貰えた。そして、28日で辞めることにした。引き継ぎもないからあっさりしたものだ。


夢中でやってしまった無限プチプチ。起きてびっくり、またまたレベルが大変なことになっていた。


レベル268→453


うはっ。これってどこまで上がっていくんだろう。


引き出し2段目のミニチュアダンジョンを覗いてみた。いつも適当に退治してたからねー。


鑑定

最凶の雅狼 レベル564×102

荒ぶる鬼霧 レベル575×94


うわー。モンスターのレベルがすごいことになってる。始め3とかだったよね?


ぷちっ・・ぷちっ・・ぷちっ・・


レベルアップ。ガチャポイント+300

レベル453→454

53,860ゴールド

魔石(特大)3こ

エリクサー×2

オリハルコン


うわー。3匹倒したところでレベルが上がった・・。



さて、そろそろ行こうかな。


「マイルーム!」


ギイイィィーーー・・

今日はエドと異世界でお店巡りデート楽しむぞ♪


早めに着いたはずなのに、エドはもう来ていた。


「エド!おはようー♪早いね」

「比奈。おはよう。さて、行こうか」


丁度お店が開き始めた時間に待ち合わせをしていた。待ち合わせ・・ってこんな感じなんだー。ドキドキする。


「比奈は何か見てみたいお店や、気になることがあったら言ってくれ」

「そうだね。服とか雑貨はみたいかな。ぁ。女の人が話してたメリーのパン屋さんも気になる。あとね!!冒険者ギルドとかも見てみたい!!!」


興奮した私は、エドの腕を掴み、グイグイ迫っていた。


「・・・・」エドは固まっていた。


はっ!「ごっ・・ごめん!距離近くなり過ぎてた!」


急いで手を腕から離そうとしたら、そのまま手を繋がれ・・

「クリスマスは特別なのだろう?このままデートするぞっ」


おおおぉぉぉーーーーーー!!!!

クリスマス効果すごい!どこからどうみても私たち恋人にみえるよね。


この辺りを歩いている人を鑑定してみると、レベル5~30ほどだった。エドは鑑定出来ないほど高レベルだし、私もエドほどではないけど、街にいる人たちよりは高い。エドが認識阻害スキル持ってるから一緒にいる私も認識されないようになってる。だから多少異世界で異なる行動をしても大丈夫!異世界の常識をエドに教えてもらうんだ♪



ほくほく。

「異世界の洋服いっぱい買っちゃった♪」

「どれも比奈に・・よっよく似合っていたぞ!」

「そっそう?嬉しい」


小物も可愛いものがたくさん売っていた。

メリーのパン屋さんでもたくさん買っちゃった。パンは地球と似た感じだった。どれも美味しそう!!


「メリーさんのパンとか雑貨とか見て思ったんだけど、地球にあるものと似てるんだね」

「あぁ、そうだろうな。たまに迷いこんでくる異世界人の知識かららしいぞ。だから異世界人は見つかると人間の貴族に囲われるんだ」


「・・えっ」

それって、私も見つかるとヤバい?


「比奈にはオレがついているからな。大丈夫だ。」


エドが私の手をとって、何か着けてる・・

なんと!キラキラ光るピンク色の宝石のついたブレスレットが!

すると、私自身が輝きだして・・


おさまると、私の髪の色が綺麗なストロベリーピンクになっていた・・


「えっ・・これって」

「肌身離さず持ち歩いてくれ。異世界人だとバレない加工がしてある。瞳も同じ色にかわっておる。勝手にすまぬ・・」


申し訳なさそうにしているエド。

エドからのプレゼント・・・・私を心配して・・?


ぼっ・・顔が真っ赤になってしまった。

「あっ謝らないで!その・・うれしい・・です・・とても」


「そうか・・」


お互い顔を赤くしてもじもじしてしまっていた。



「あのっ。草原に移動してお昼とかどうかな?メリーのパンもあるけど・・そのっ美味しくないかもだけど、お弁当作ってきたの!」


「っ・・それは、オレが食べてもよいのか?」


「もちろん!今日のお礼にはならないけど・・」


エドの瞳が揺れて微笑んだ・・

「お礼などいらぬが・・比奈の手料理か・・すごく楽しみだ」


エドと見て回ったからすごく楽しかった!誰かと一緒にいてドキドキするのなんて初めて。



草原に小さな湖が広がる。木陰があるところで敷物をひいてお昼にすることにした。エドは終始美味しいと言ってくれていた。


「比奈は料理が上手なのだな」

「ふふっ。また作るね」

「約束したぞ!」


その後、散歩しながら冒険者ギルドに向かった。


「あそこが冒険者ギルドだ。今の時間は空いているはずだ。混雑するのは朝早くと夕方だな」

「エドって魔王様なのに登録してるんだ?」

「まあな。何かと都合がよいのだ」


へぇ。魔王様も色々あるんだね。人間と敵対してる感じないし、普通にいい人だよね。優しくてカッコいいなー。


「どんなシステムなの?」

「冒険者ランクがあってF級から始まってSS級まであるな。ステータスを見せれば簡単に登録できるので異世界人というのも分かるまい。」

「私も登録しておこうかなー」

「そうだな。身分証になるから作っておくとよいな」

「エドはどのランクなの?」

「あー。目立つと困るのでな。B級止まりにしてある」

「へぇーーー」


一緒に探検とかしてみたいなー。



今回の比奈さんの幸運

☆ピンクのキラキラブレスレット

☆たくさんの洋服

☆可愛い小物たち

☆メリーのパン

☆レベル454

☆魔石(特大)3こ

☆53,860ゴールド

☆ドロップ品

☆ガチャポイント300

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