↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
1/26

第1話:寄生扱いと、一冊の攻略本

「お前、パーティから抜けろ」

20xx年、春、自称出会いの季節とされるときに俺はそう言い渡された。

もちろんなんの前触れもなくだ。

俺は効率勢、極限まで無駄を削った。

もちろんだがステータスは自分で言うのも心苦しいが底辺だ。

何?気になるって?じゃあ見せてやる。

ATK:20

HP:68

DEF:19

MP:0

ちなみにMPに関しては魔法使いじゃないから0でも仕方はない。

まぁ剣士とかでも簡易魔法(LV1回復魔法とかそこらへん)は使えるから上限0はなかなかいない。

最初の方こそおもしろくてやっていたが途中から強いオープンギルドにはいって報酬だけ取るのが効率いいことにきづいた。俺が全力を出すよりも多い報酬が何もせずとも手に入るからだ。

まぁそうやってステータスだけをそいでひたすらギルドの報酬だけ受け取ってた俺だがとうとう追放された。まぁステータスがカスなのは一目瞭然。

初期ステータスがHP:20

ATKが10

DEFが10、となっている。のためHPしかステータスは上がっていない。

まぁ

HP+48

ATK+10

DEF+9だ。

そりゃほぼ初期から上がってないんだから追放されるのも当たり前だが弱小ギルドに入るつもりはない。上位の強豪じゃないと報酬はいいものがもらえない。それに大体上位は承認制、だれでも自由に入れるわけはなく弱いやつは普通に門前払いされる。

それにオープンのギルドでも強豪だとメンバーの枠を確保するため適宜間引きされる。

こういうところでいらん初心者とかはキックされるのだ。

今回は天狼(シリウス)というギルドから追放された。まぁこのゲームの中でもトップを走るところだからまぁ仕方ない気はする。とはいえギルドマスター自ら手を下してくるとは。

なかなかの執念。

まぁ行く宛もなくなったが一応入っていた頃の報酬達は残っている。変な盗賊とかに取られない限りは大丈夫だ。ここはロンド・バザール。このゲームの始まりの場所だ。本当に困る。

大量のNPCなどがばっこしており使われなくなったボットプレイヤーが破棄されている。

元々ボットプレイヤーはこのゲームのプレイヤーの代役だ。昔はギルドに入れてともに戦う。いわば味方だがもはやプレイヤーが増えプレイスキルが重要となるオンラインオープンフィールドゲームにおいて彼らは弱い。武器をもたせれば序盤はいいがそもそも強い装備は自分が着る。とはいえ強い武器を何個も手に入れるのは骨が折れる。それにただ移動して攻撃するだけの前線に突っ込むカスだ。装備を整えてあげても弱い。なら同じような境遇のプレイヤーと組んでパーティを作ればよくね?

そういった考えのせいで使われなくなったボットプレイヤーたちは消えていく、、、、、

基本的には掲示板で募集ができるがたまにまちに湧いているのもいる。

仕方なく重い腰を上げそこにいた重装備のボットに言葉をかけてみた。

路地裏でひたすら剣を振っている。

「おい、お前は今日からアイアンだ。お前に鍛錬をつけてやろう。その代わり俺の仲間になってくれ。」

アイアンは頷いたように見えたので鍛錬をつける。

実は俺は前世から本を持ち越していた。この本は俺のメモでいろんな攻略情報が書かれてる。

ヘイト計算、パリィが発生する条件とフレーム、ゲームのシステムから抜き出した究極の鍛錬のお陰で5分で見違える姿となった。最初に比べれば全然マシ。なんならそこら辺の初心者を雇うよりも強い。

なによりボットの良いところは裏切らないところ。プレイヤーなら裏切って報酬などを横流しされる。それをされるとパーティリーダーは大概被害者でパーティは没落し浮浪の身になる。

だがボットはそんなことがなく何を言われようが動かないのでそもそも裏切りがない。

一生の仲間とすればこの鍛錬も無駄ではない。ただ彼は初期装備だ。カスと言われた俺よりも装備面では弱い。

じゃあ進出するか。俺は新しい仲間を連れて次の街へ向かう。

その姿は追放されたときとは違う。堂々としたものだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。