87、 ばあば
その日は ここ迄でフォー・リト・アパッシオと俺4人 フォーの車で帰った。
自走して帰ると フォーが言ったが、時間が掛かるので却下した。
<酷いよ太一君、楽しみにしてたのに。> だって 800キロ離れてるんでしょ
流石にフォーでも この車の性能じゃあ 夕食時には間に合わないじゃないか!
<だってぇ。> だってじゃあ有りません。皆待ってるんだから早く帰らないと
イケないと思うよ、それに お腹が空いて車内で暴れ出すと思われるリトを
乗せて 長時間走れると思ってるの?フォー。
<はい、直ぐ転移します。> ようやく御分りに成られた様子
ご自宅に到着。 挨拶を交わして、食堂へ 皆で食事。 あれ?
今日は皆4人掛けの テーブルに座って、チゲ鍋の準備をしている・・・
昨日すき焼き食べて 大汗かいたので、今日は冷たい物食べたいな。
でも 折角作って貰ったんだし、食べないとなぁ、 そうだ、1杯だけ食べて
他の物作って 皆にも食べて貰おう。
キッチンに行って、豆腐・きゅうり・あじの干物を用意 干物をまず焼き出して
きゅうりをスライス、 いりこを出して、ごまと合わせてすり鉢でする。味噌も
合わせて そこに 焼いた干物をほぐして投入、水で濃度を調えて氷を入れて
冷やす、さっきのきゅうりを入れて 豆腐を半殺しにして投入、混ぜて 出来た。
大きな入れ物に入れて 食堂に戻る、 ご飯に掛けてたべてね。
すっごく辛いチゲを 1杯だけ食べて 後は冷汁で締めた、御馳走様。
「太一殿 これは 焼けるような鍋と供に食べると いい火消になるな
素晴らしいアイデアだ わらわも 大好きになったぞ。」*魔王
はいっ!? 魔王様 なんで ここに居るの?
<太一君、魔王ちゃん 転移出来るから 自宅に招待した時点でもう こんな
状況になるのは 眼に見えていたよ。> 知ってたんだ
『魔王様 御機嫌よう、何故ここに居られるのですか?』
「住む為に決まっておるではないか。」*魔王 やっぱり住むのか
『王宮の方は大丈夫ですか? 魔王様』
「だっ、大丈夫に決まっておるでは無いきゃ。」*魔王 きゃ、ってダメですよね
「あ、あのだな、 わらわには 祖母が居るのだ、その祖母がここの話をしたら
是非そこに住んで見たいと言ってな、 そんなこんなでな、そうなったんだ。」*
魔王 魔王様支離滅裂な話になっておられますよ
「太一さん リテヌートと申します、 是から宜しく御願いしますね。」
うわーぃ! 早速 祖母さんに 宜しく言われちゃったよ、これ如何したらいいの
<太一君、ここはもう 腹をくくるしかないね、 魔界の絶対権力者の依頼だよ
拒絶する事自体が出来ない事案だね。>
まあそうなんだけど お婆さんはそれで 良いのかな? 魔王様に 誘導されて
ついて来ただけじゃあ無いのかな?
『俺、じゃあない 私 太一と申します、 魔王様の御婆様にお目にかかれて
大変光栄です、ここに住まわれる事 依存御座いませんが、一つ確認致したいの
です。 ここに住まわれたいと思う事は御婆様御本人の御意思で宜しい
でしょうか?』
「あらあら、そんなに畏まらなくても良いのですよ。孫は魔王ですが
私は 普通のお婆ちゃんです、 ここに住んだ方が良いと勧められた時
孫の話が 今までに無かった程楽しそうだったので 私も興味を持ちました、
出来たらば、私たち家族を受け入れて頂ければ有難いと思っております。」
ああ、孫の反応から 興味が沸いたんだろうなぁ、 それでは お試しで
少し此方で暮らして頂いて貰おう。
『そうですか、 こちらで暮らして頂くのには何も問題は御座いません
ですが 御本人様が気に入らない可能性も御座います。そんな場合此処に御婆様
が 留まる必要は有りませんよね、 お試しとして 何時までも 此処で
楽しんで下さい。 何か御要望が御座いましたら、仰って下さい、全力で
対応致します。』
その日から ばあば の同居が決まった、(ばあばって呼べって言ったのは
本人 リテヌートさんだからね)
一般の客室・ナンチャッてスイートルーム・地下の水面が見える部屋 など
泊まって貰ったが 今一つな感じらしい。
「太一さん 我がままばかりで御免なさいね、 でも毎晩孫と寝ていると
感じるのだけど、あの子は 人(魔族)に弱みを見せられないの。
多数の魔族の居る空間で ゆっくりとした一時は成立しない。 こんな御願い
太一さんの負担にしかならないけど 太一さんの記憶に有る 離れと言う場所を
提供して貰えるかしら。」 記憶読まれていました
『了解しました。 何処か 御希望の場所が有ったりしますか?』
「はい、本館から 山に向かって正面の建物って 未だ使っていない様ですね。
あそこなら、孫も他の方々から距離を取れるので 安心して休めると思います。」
『解りました ばあば 、さん。 では早速改造しに行きましょう。』
ばあばと一緒に 本館の正面 多分木造と思われた 別棟に向かう。
因みに今俺が移動に使っているのは 前世の寺社仏閣で良く見る まんじ を
鏡映しの文字にした国家が制作した人員移動車両キュー〇ルケッ〇ンク〇ートだ。
フォーは 何処からこれ持って来たんだろう? 随分古い物だよ、これ。
<それはねぇ、太一君の世界で割と大きな超大国のみゅーじあむ って所に
有ったから 太一君が好きそう何でコピーして持って来たの。>
じゃあ シュ〇ム・〇ーゲンも有った? 水陸両用のやつ。
<ああ、有ったよ 要る? 取って来るよ。> 御願い。
これ カワイイんだけど 後ろの席が後ろ向きになってるので 会話がしにくい
(エンジンが間に有るので距離も遠い) やはり 乗用車ポイ方が使い易い。
これは 一人で移動する時用にしよう。




