84、 出勤
翌朝、玄関先でフォーと 今日の乗り物を選んでいた。 今日は4人だから
乗用車にしよう、そうしよう 収納内に有る在庫は自動車メーカーの保管場所の
様相を呈している。(いっぱい有り過ぎて選べない) あっ!これが良いや。
前世のソーセージが美味しい国の国民車と言われた乗用車 このカワイイ形の
車は 実はとても性能が良いので有る。12ボルト 1600が有ったのでそれに
する。2ドアなので乗り降り一寸大変だけどね。
因みに昨日のトライクは取られた リトに、その後フォーがリトのサイズで
乗り易い様に改造していたので もう俺は乗れない。違うの探そう。
じいじとビバーチェさんが玄関を出て来た、2人供今朝の朝日を見る為に
早起きして 朝風呂入って来たらしい。
「お早う御座います フォー様(お早う)」*ビバーチェ・アダージョ
『お早う御座います お二人さん。では出勤しましょうか。』
後部座席にじいじとビバーチェを乗せて 助手席にフォー 運転は俺。では
出発~、再生院前に 転移した。此処で先ずビバーチェを降ろして。
「フォー様 有り難う御座いました、では行ってきますね。」*ビバーチェ
そこから自走、 これ今度この辺から城下町迄 アマに舗装して貰おう。
<太一君 今度じゃなくて今出来るよ~、やる?>出来るのフォーじゃあ
舗装して。
目の前で大地が変形して 平らになって行く、(変な感じ)でも是なら
5キロなんて直ぐだな。車もゴトゴトしないしとても快適に城下町に到着した。
<アダージョさん まだ開店迄時間有る?有るならチョットこの町舗装したいん
だけど大丈夫かな。> フロントウインドに町の道が表示された、ナニコレ、
運転に支障が生じるんだけど、 それはこの城下町を一筆書きで一周するルートを
描き出していた。 フォー、前見にくいんだけど 何とかならない?
<ああ、御免ねもう少し照度を落とすね、> (するとマップは薄くなり視界を
妨げる事は無くなった) フォー、是ってナビなの?
<ご名答! イケるでしょう! 異世界ナビ 異世界物の定番だよね!>
俺としては 御前とアマが ナビゲーションで 眼前の光景は
違うと思うのだが? じいじは 店など何時に開店するのは 俺の勝手と
言うので 城下町の歩道整地作戦が 始まってしまった。
<太一君 もっと速くしなきゃ ダメだよ。>だって危ないだろ、歩行者居るし。
<はいはい、交代。> フォーに運転席を奪われた、<はいはい シートベルト
してね。> そんな事言ってもこの年式腰部分しかベルトが無いは ん?
フルハーネスが付いてる、しかもバケットシートだ 後ろを見ると既にじいじが
縛り付けられてる。<早く 太一君。> 急いで乗って縛り付けた。
一筆書きで城下町の道を走り捲る車、それはもう人知を超えた動作を繰り
替えして、魔王城の門前を通過して雑貨屋じいじ前で停車した。
(はぁ~怖かった) フォーこれ必用だったの?
<う~ん 太一君が運転してるの見て乗りたくなったから 序でにやったの。
それで この車気に入ったから頂戴!> 別に上げるのは良いけど 序でかよ!
<あの ナビ画面を作った時に空間掌握したけど、そのまま魔法展開すれば
城下町の道は舗装出来たよ。> そうゆうのは安全にヤッテよ! 俺らが乗ってる
必用も無いじゃん! <ごめん、ごめん 次回から気を付けます。>
気絶してるじいじをリヤシートから引きずり出して、勝手口から店内へ入る
休憩室にソファー出してじいじを寝かせる。(ソファーは置いておこう)
朝ごはんを食べて無かったので コーヒー淹れてフォーと菓子パンを食べる。
俺はカレーパン フォーは焼きそばパンだ。(じいじ用にメロンパン出しとこう)
此方の皆は朝食べて来るのかな?丁度良いから、親子丼の下準備だけしておこう。
休憩室のキッチンは小さいのでフルサイズのキッチンと交換。業務用冷蔵庫も
設置、中身色々入れて、大きなタッパー出して 麺つゆ酒と水で割って、
鶏肉切ってタッパーに2つ共入れて冷蔵庫へ (後は玉ねぎ自分で切ってお鍋に
好きなだけ鶏肉と漬けている麺つゆ入れて玉ねぎ入れて煮て卵でとじて三つ葉
乗せて終了。
あっ! ご飯炊いておかなくちゃ。 なんてやっているとモデラートとプリモが
出勤して来た。
「お早う御座います 将軍様」*モデラート・プリモ
『お早う 昨日は何か問題あった?』
「はい、 レストラン等のメニューを確認して欲しいと依頼が有りました、それと
店舗改装の依頼ですね、あと新規で店舗スペースを貸して欲しいとの依頼が2件
来ています。」*モデラート
『メニュー確認と店舗改装は俺が行きます。間借りの件はアダージョさんと
打ち合わせて決定して下さい。・・・まだ寝てますが。』
「あの 今朝城下町で騒ぎが有りまして、その後城下町中の道が綺麗になってるの
ですが 何か御存じですか。」*プリモ ああ、知ってます。
『それ 俺達です。此処にも被害者が居ます。ごめんなさい』じいじを指さした。
騒ぎの話を聞いて見ると、早朝で歩いていた魔族が少なかった事と 歩いてる
魔族が殆ど朝帰りで泥酔しており 全く状況が掴めていないらしい、うん黙ってて
貰おう。 そんな会話をしている内に社員が出勤して来た。 ベレトさんが降りて
来て2階に来いと言うので 向かう。子供部屋にシーとミーが寝てる 何故?
「昨日魔王が 其方宅で大変な発言をした様じゃな。 そのせいでジャーが
家に帰れずここに泊まったのじゃ、ただ大きな子供部屋では一緒に寝てはやったが
大き過ぎて落ち着いて眠れないようじゃ、1人用2人用の子供部屋を作って
欲しいんじゃ。」*ベレト 成程用途は分かった、後は規模だな。
『ベレトさん 子供の人数は大体解りますか? 人数によっては 空間拡張が
必用になると思います。』
ベレトによると、空間拡張すると 全体の眼が届きそうに無いので空間はその
ままで教室・食堂・子供部屋(共同)・子供部屋(個人・少人数用)の間取りを
1から考えなおして 設定し直す、・・・ 出来た。
「大した物だな 太一殿 此れなら全体を掌握するのは容易だし、子供達も良く
眠れるだろう、有り難うな 太一殿。」*ベレト お礼を言われてしまった。
朝飯が未だなら 下に親子丼の下準備が済んでるので 食べてねと伝えて
第2じいじ店舗に向かう。 店舗裏の大きなドアから中に入って レストランに
入る。 中では既に仕込みが始まっている、皆やる気満々だ。
『皆さん お早う御座います。朝からご苦労様ですが頑張って下さいね。』
皆さんに声を掛けてメニューを確認した。メニューと料理の種類は問題ないが、
このメニュー通りを朝から夕方迄 供すると営業初日から大変な事になりそうだ。
『これ、朝・昼・夕方で提供する料理を限定して始めた方が皆に負担にならなくて
いいと思うよ、此のままだと 色んな料理を個別に作らなくちゃならないけど
料理を限定すると 一度に大量に調理出来て御客様の対応に余裕が出来ると
思うよ。』
そんな感じで 話し合って貰い、料理の選別をして品目を絞って貰った。
レストランはこんなので御願いして、次は地下だな。
地下に降りると未だ誰も居なかった(そうだよね 酒場だもんね)一度地上に
戻って お風呂屋さんに行く まだ開いていないかと思っていたがゴブリン達が
開店準備をしていた。
『おはよう 皆さん朝からご苦労様です。何か質問など有りますか?』
「お早う御座います 将軍様 実は、ランドリーの使い方が解りません。」*
ゴブリン
そうだよね こっちの人には誰にも教えてなかった。 自宅から汚れ物持って来て
もらって、各洗剤の使い方 機材の使い方、メンテナンスの方法等教えてあげた。
それと 入浴に来たお客様に今着ていた衣服を入浴中に洗濯するか聞いて
依頼が有れば 洗濯する作業を教えた。(途中でフォーが洗濯機改造して時短で
作業が終わる様にしていた 洗濯乾燥まで約20分らしい)
これは午後まで待ちだな、お風呂屋にもお昼ご飯作っとこう。




