165、 蛇は別
さて 狩りは終了かな、 牛さんは合計9頭捕獲出来ました。 トーラさんの
ティムの旅もこれで終わりだ 後は帰ってトーラさんのお家を作らなきゃ。
『皆さん 御満足されましたか? 未だ狩り足りない方は居ますか?』
「足りん、足りんぞ!太一殿。」*魔王 足りないんだ
『そうですか、それでは 戻りながら 狩りを続けましょう。』
そんな訳で森を出る迄、狩りを続ける魔王様は放って置いて 手懐けた
シメールを如何するか考える。
レギュラービーフ2頭は俺からトーラさんに御主人の地位を譲る事が出来たが
シメールは出来なかった。 俺の事を溺愛しているシメール2匹は俺から離れない、
・・・如何したら良いんだろう?・・・
{肯定マスター、諦めましょう。多分シメール達は初めて好きと言う感情を
抱いたんだと思われます、 自分の存在より上位の存在を初めて知ったのでしょう
彼女たちは マスターから今後離れないと思われます。} 女の子なんだ
でも困ったな、 こんなにも大きな魔獣2匹何時も連れて歩けない。
大体 何が気に入ったんだ? 上位存在って何? 俺そんな事したっけ。
{肯定 マスター、多分レギュラービーフの親を大人しくさせた時 マスターの
魔力封印を弱めた時に既にティムされていたと思われます。} そうなの!
でも困ったなぁ~。
{提案 マスター、刷り込んで良いですか? 如何やら彼女達は、知能は高い
らしいですが 知識が皆無です。 マスターの知識の一部を刷り込めば
会話が 可能と思われます、 如何でしょうか。}
う~ん、 アマが推奨するなら やって見ようかな。 御願いアマ!
{了解 マスター、刷り込み実行します。}
「御主人様! 御主人様! 御主人様! 御主人様! 御主人様!
御主人様! 御主人様! 御主人様! 御主人様! 御主人様! 御主人様!」
ああ鬱陶しい! さっきから 俺は左右のシメールに痛く無い程度に顔を
押し付けられ続けている。痛くは無いが 言葉が分かったら余計に鬱陶しく感じる
『はいはい 分かったから、一寸落ち着いてくれるかな? 君たち。』
初めて俺から話しかけられたシメール達は キョトンとした顔で俺を見ていた。
『はい宜しい。 初めまして、シメール達。 俺は太一って言うんだ 之から
宜しくね。』
その後、会話が出来る様になったシメール達とお話しして 分かったっ事は
俺の傍に居たい・戦闘がしたい・お友達が欲しい の3点だった。
俺の傍に居たい・(無理だなデカいし) 戦闘がしたい・(無理だな相手
いないし) お友達が欲しい(おっ! これに関してはリトに丸投げで)って
思ったら 隣にリトが居た。
[お兄ちゃん、この子私きら~い!] 何で?リト
[大き過ぎるの。 あと 尻尾のヘビさんが 無差別に狙うの。]
あれ、ねえアマ 刷り込みはヘビの尻尾にはしてないの?
{肯定 マスター、そう言えばしていないですね 今から刷り込みます、
終了しました。} これで大丈夫な筈
『それで君達は 体の大きさを変えられないの?』
「今迄やった事無いので分かりません。」*獅子頭A
「そうですね 分かりません。」*獅子頭B
「おい 何魔族と話してるんだ! 早くぶっ殺せ。」*蛇頭A
「そうだ 何してる!早くしろ。」*蛇頭B
あれあれ、何だか又面倒臭くなる気配がするぞ。 尻尾の部分に当たる蛇が
喋って来た。
是って蛇頭は個別の意思が有り、シメールは個体で2つの意識が有る
生物って事になる。 (討伐難しい訳だよね、反則だもん)
それでは蛇頭もティムしないとイケないのでは無いでしょうか。
と考えていたら、蛇頭2体が襲って来た。 ヤベ!やられる。
”ガシッ” ”ガシッ”と音がして 2匹の蛇頭は捕獲された。
リトと魔王様だ、2人は1匹づつ蛇頭をヘッドロックで捕獲してくれた。
「放せ~!×2」*蛇頭A・B
大きな口を開けて音声的には ”シャー”って言ってる。
さて如何しよう 試しに手懐けて見るか、 やって見よう
怖いけど 蛇の鼻面に掌を翳す、 暫く様子を見る。 怒ってた蛇は
フンフン・クンクン 匂いを嗅いでいる。 そして ”御主人様!”って言った。
何となく ティム出来た様だ、 やはり俺の手懐けは有効の様だ。
仕方なく 俺はシメールを自宅連れて帰った。




