135、 リリスさんの引き籠り事情
過酷なゲームを終えた俺は、バーカウンターに陣取り オリーブパイソンに
モヒート作って貰っている。 序でに大じいじにも渡してある万年塗料皿に
ラム酒を少しだけ貰い 手巻きタバコを巻いて糊の部分を貰ったラムで湿らす。
(こうすると 少しラムの香りがして タバコ吸ってて楽しいのだ。)
モヒートを俺の前に滑らせて来たヘビ(オリーブパイソン君)が首を傾げて来る
何だ? 何か要求があるのかな、今度は上下に頭を動かし始めた 何だろう念話は
出来ないのか。と 思っていたら、尻尾の先を水で濡らしてテーブルの上に文字を
書き始めた。(器用だな) なになに ”おつまみは何にしますか?”
おいおい、しっかりと商売出来るじゃねーか。凄いよパイソン君!
又何か書き始めた、何々 ”パイソンは種族名の意味が強く他にもパイソンが
付く奴が居るので遠慮させて頂きたい、大体私は雌だ!見れば分かるだろう。
失礼な。” ・・・はい、すみません オリーブさんと改名させて頂きます・・・
”判ればよろしい。” 怒られちゃいました (てか見ても分かんねーだろ)
しかしヘビ君達も確りとした思考が有るんだな。 でも何で念話出来ないんだ?
{肯定 マスター、ヘビ達のマスターはリリスです。その為通常は自分の
マスター意外とは意思疎通はしません、ですからここのヘビ達が異常なのです。
何に感化されてこの様な状態になっているか不明です。}
・・・ 俺が思うにリトのせい なんじゃあ無いかな? ・・・
大体最近ヘビのマスターで有る リリスさん見て無いよね 何処に居るの?
そうで有る、最近 5将軍(7人居るやつ)を見ていない。アスモデウスと
ベレトは城下町に居るので関係無い、ガープは大体食堂か喫茶スペースで
野球のビデオを見て応援している姿を度々見ているが ピンボールマニアに
成ってしまったリリスはとんと最近見ていない。 リリスさん何処に居て何
してるのかな?
{肯定 マスター、リリスは自分の部屋に居ます。 特に気に入ったマシンを
部屋に無理やりパクって行って、自室でピンボール三昧している様です。}
・・・ 大好きなヘビ放って置いて、趣味に走ってしまったんだ リリスさん。
ヘビはヘビで リトって言う新しい友達が出来たんで 問題は無いのか?
チョット 悪戯して見るか。
俺は空間収納の中身を捜索し始める、 確か有った筈だよな。 あった!
空間収納からそいつを取り出す。 それは縦50センチ位 横25センチ位の
お子様向けピンボールマシンだ。 お子様向けとは言っても最新版だ、
フルサイズのピンボールマシンって 現在進行形で生産してるのかな?
レアな ピンボールマシンは某移民大国では良いお値段で今でも取引されている
らしいが、ここ20年位はゲームセンター等には入った事ない俺の知識には
現役高校生が ピンボールをやって 揺らし過ぎて ”ティルトだぁ~”って
叫んでいる光景は思い浮かばないんですけど 合ってます?
やって見ると とっても面白い遊具だが、ピンボールマシン全盛期には
及ばないだろう。
だが! 子供のオモチャは違う、 野球盤でさえ多分50年前には消える魔球が
標準装備だった筈だ。 其れと比べてピンボールマシンはもっと当時ハイテク
だっただろう、それでは最新お子様向けピンボールマシン現代版の性能や如何に!
俺は狭いバーカウンタの上にも載るお子様用ピンボールマシンをセットして
徐に電池を入れてプレイ開始をしようとしたら 何やら後方に不穏な気配を
感じて振り向く、そこには 何時もの様に 全裸で はあはあ 呼吸を
している リリスさんが立っていた。(あの~ すいませんが いい加減全裸は
止めて頂けないでしょうか)
現在もブラックマンバがリリスさんの身体に巻き付いて 要所要所を隠している
のだけど、 刺激が強すぎます。
体に巻き付いて上半身の或る部分を隠すのは良いよ、放送禁止だからね。だけど
其の外 色々巻き付いて 下半身の或る部分の隠し方。 ヘビさん尻尾の先だけで
背後からお尻の割れ目を伝って下から正面へとギリギリで隠すのは止めて下さい。
(それ ガラガラヘビだったら AVですから!)
さっきリト変身バージョンで赤面していたエルフの男性達が 鼻時出して
介抱されているじゃないですかっ! 巻き方工夫して下さい。
巻き方工夫して頂いてから 何で ”はあはあ”してたのかを問うてみた。
「楽しそうだったから。」*リリス とっても素直な御答えだった
『リリスさん 最近部屋から出て無いそうじゃないですか。 ヘビ達も放って
置いて 大丈夫何ですか? 偶には食事なり、プールなり出て来て皆に顔を
見せて下さい、 皆も心配してますよ。』
「でも あれ(ピンボール)は手放せないの、ヘビは放って置いて無いわよ
部屋のお掃除とか・お洗濯とか・食事の世話をして貰ってるから 頻繁に会話も
しているの、だから 大丈夫。」*リリス
だめだ、幼少時マンガが面白くて 家族で食事中も読み耽って お母さんに
こっ酷く怒られている子供と精神年齢は同じらしい。 どうしよう
{肯定 マスター、長寿種へこの手の対応は2つです、飽きるまで静観するか
若しくは飽きるのを促進する為、御手伝いして上げるかです。}
・・・静観するのは何となく判るけど、御手伝いは如何すれば良いの?・・・
{告 マスター、簡単です。丁度マスターが出した子供用ピンボールマシンを
リリスに与えるのです、そうすれば 今よりピンボールしてる時間が長く成り
その分飽きるまでの時間は短縮されるでしょう、部屋から出てもピンボールが
出来るのなら たとえ食事中でも、流れるプールでユグドラシルの葉に乗ってでも
ピンボールは出来る事に気付けば 部屋でピンボール中毒の上過労死して腐敗して
ないかの確認も容易になります、この案で如何でしょうか。}
(アマのリリスさんへのイメージは 俺の前世で孤独死する老人と同じなのかな
でも確かに静観するより効果は有りそうだな。大体ゴーレム腐るのか?)
結果的に リリスさんへ最新版ビリヤード(玩具)を差し上げた。
当然、早速プレイし始めたので ご飯は要らないのかを尋ねたら 要るとの事。
カードゲーム専用食べ物をオリーブさんに頼んだら お料理は
不得手らしく御手伝いに インディゴスネークさんを召集してサンドイッチを
作らせていた。 オリーブさんはシェイカー振るのが専門か? では何故
おつまみのオーダーを聞いて来たんだろう? んっ! 缶詰で対応するつもり
だった?(当然筆談)*オリーブ そう言う事ですか。
まあ、自分のお好きな事をやって過ごして下さい。リリスさんの安否も確認
出来たのでこれで良しとしよう。 (でも 余りヘビ達に負担掛けないでね)
リリスさんも将軍職だ、多分俺の耳には入って来ないが今までは血生臭い事も
していたんだろう、それが ピンボールに情熱を燃やしているならこれ程
平和な事は無い、 どんどんヤッテ下さい、応援します。




