127、 レイクサイドホテル
「こら~! 貴様ら勝手にダンジョンを改造するで無い。」*誰さん
あっ、支配人に許可なく着工してしまった。 色々説明して納得の上再度作業を
開始する。
先ずは入口からだな、洞窟の入口は其のままに 入口の周りに有る岩盤を
磨いて高級感を醸し出させる、洞窟を少し進んだ所に入口扉をセットして
入口の正面にフロントを設定 フロント奥にスタッフスペースを作って
全体的に床面を平らに均してエントランスはこんな感じかな。
部屋数をガイコツさんと打ち合わせして 14室に設定 そんなに色気は
要らないとの事だけど まあ普通の洋室を5つ プール付きなのを3つ
和風温泉旅館風なのを3つ 岩肌むき出しタンホイザー風のを2つ 最後に
高級スイートルームを1つ作った。 アマに聞きながら作ったので全魔族種対応
の為、全ての部屋と丁度品は割と大き目だ。 (ゴブリンでもサイクロプスでも
利用可能だが ゴブリンさん用にベッドとかソファーに上がる為の階段
を設定した、これで大丈夫だと思うけど 使って貰ってダメなら再度打ち合わせ
して改造しますよ。
作業している所を唖然と見ていたガイコツさんだったが 暫く見ていて慣れた
のか 今はフォーのゴーレム体をまじまじと観察している。 如何したんだろう?
「なあ、其方の身体はゴーレムじゃろ それどんな感じなのじゃ?」*誰さん
<うん? 欲しいの あげるよ一寸待ってね 確か浮遊精神体を入れようと
思って作っといたのが 有った・有った ハイ此れ 早速入って見て。>
何だコレ、ガイコツさんと見た目ソックリじゃないか これフォーが予測して
作って有ったのかな? ガイコツさんは早速入って見る様だ。
「おおっ! これは良い物だ、声が出せる・匂いがする・物にちゃんと触れる
それに 味覚も有るのか! 凄い物だな 本当に貰って良いのか?」*誰さん
<そうでしょ・そうでしょ良い感じでしょ! 魔素駆動なんで 魔族領に居る
限り燃料切れの心配なし 自動修復機能付き・魂の定着機能も有るからこれに
入っているなら昇天の心配も無いよ、それに・・・>
一寸待ってフォー、其れってゴーレムに入って居ればガイコツさんはラブホ
経営しなくても 良いんじゃないの?
<・・・・・はっはっはぁ、太一君そうゆう事は早く言ってくれないとダメ
なんだからね メッだよ。> 何がメッだよ! 知らねえよゴーレムに
そんな機能付いてるの それでガイコツさんは如何するんだろう。
「儂か、儂はこのホテルを経営するぞ なにせ暇なんでな。」*誰さん
ガイコツさんの就労意欲は鉄板で有った、これなら任せて大丈夫だな。
それでは今日はこれでお暇しましょう。 ガイコツさんに携帯渡して
そう言えばガイコツさんお名前はなんと仰るのでしょうか?
「儂? 儂はリッチのビッチじゃ。」*???
あれ? 何か聞き違いかな。
{否定 マスター、確りと言っていました、ビッチです。}
ううむ リッチでビッチって出来過ぎ いや出来なさ過ぎだろ(大体性別は何だ)
「儂? 男じゃよ。」*ビッチ
何だよ 韻は踏んでるかもしれないけど リッチでビッチで雄なの?
{肯定 マスター、諦めましょう、此処魔界ですから} ですね
本日の活動は是にて終了。 お土産貰った赤松さんに挨拶してから帰途に就いた。
何か忘れているような気がするんだよなぁ、 なんだろう。
帰宅迄の車内でプレストさんから 夏に食べる物を今晩食べたいと言われて
悩んでいたが そうだ 今年はあれ食べてないジャン て事で今夜は 鰻だ。
帰って来てから 鰻捌く所から(捌いた事無いが)はメンドクサイので
真空パックで湯煎すれば食べられる奴が有ったので 此れを利用する、あとは
さっき貰って来た松茸焼いて (土瓶蒸しも考えたがハモが無い 有るんだけど
生のハモしか無い 骨切りしなくてはイケナイ やった事無い 上手に出来る
ビジョンが浮かばないので割愛) 食堂でバーベキューコンロ出したら リトが
松茸を焼いてくれると言うので お任せして キッチンに行くと タンゴ達が
お湯を沸かしてくれていた為、各自各々好きなだけ鰻パックを温めて 好きな器に
好きなだけご飯盛り付けて たれ掛けて 鰻乗っけて食堂に向かい リトから
松茸貰って 食べていた。 簡単だから皆なら出来るよね 大じいじも ばあばも
自分で作っていた、ばあばは忍びだ 重箱にご飯を薄く敷いてたれ掛けて鰻乗せて
ご飯を被せて 又たれ掛けて完成だ。 大じいじは 忍び2段だ 功さんは
忍び3段作成中だ、 俺は普通でいいや。
リトが作れて無い様子なので リト用に忍び5段を作成して 空間収納内を確認
したら フリーズドライの肝吸いが有ったので キッチンに放出して リトと
俺の分を持って食堂に向かった。
『リト、俺が代わるから ご飯食べて。』 リトは汗をかきながら焼き作業中
[ありがと お兄ちゃん、もうすぐアミメちゃんが代わってくれるの。]
んっ? 近くのテーブルを見ると ネコとヘビが仲良く並んで食事をしていた、
アミメニシキヘビだけ 鰻の盛られたお重を 大きなお口で丸呑みにしている
最中だった。 (そんなに急がなくても良いのに)
焼き作業を変わって貰ったリトと並んで食事を食べようとしていたら
プレストさんが お重を三段重ねたトレーを持って 対面席にやって来た。
「太一殿 この食材は生前どんな形の生物なのだ?」*プレスト
『・・・・あっ! 思い出した 何か忘れていたと思ったのは プレストさん
の弟さんだ (鰻に似ていた) 湖に忘れて来てしまった。』
「あっはっはっ! 太一殿気にせんでも良い、 あ奴は未だ未熟な為 人の
姿に変化出来ん。太一水の湖に浸かっておれば勝手に元気になるじゃろう・」*
プレスト 魔族は姉弟間の気遣いはこんな感じなのね
{肯定 マスター、こんな感じです 普通です。} そうなのね
その後 プレストさん・リト達と楽しく食事を進めていたが 独り言の様に
プレストさんが呟いた言葉が 「弟捌くとこんなに美味しいんだ。」 って
不穏な言葉が 出ていた。
『・・・・・・・・・・・・・』
{肯定 マスター、普通です} 普通なんだね
{肯定 マスター、普通です}




