125、 黒の湖 2
全うな姿に成った木は近づいても攻撃して来なくなった、見た目の姿・色
葉っぱの形状からして (赤松かな?)てな感じの見た目だ。 松茸生えるかな
「太一さん お話し出来る様に成りましたよ!」*ヴィーヴォ はっ?魔界の
木って話すのか?
{回答 マスター、普通話しません。それにこの様な植物はこの星には存在
しないと思われます。} そうなんだ、何か原因が有るんだろうな
「太一さん 私もこの樹木は認識した記憶が有りません 新たな個体と思われ
ます、そして太一さん先程仰っていましたが 太一さんの記憶にはこの個体が
何で有るかの記憶が有るのでしょう。」*ヴィーヴォ
はい、有ります前世の俺の世界では割とメジャーな存在で この木の近くで
大変高価な茸が取れる事で有名です。(でもシロが出来ないと取れないらしい)
「有るぞ、そこの青年。後で取りに参られるが良い。」*赤松
今のは赤松さん?
「そうだ 青年、赤松さんだ。私を救ってくれた事に感謝する 先程
ユグドラシル様との会話であなたの問いは大体理解しているが、以前の私が
何の木で有ったかは 完全に記憶が無い為、不明である。 だがこの姿は
其方の水に含まれる記憶(想い)がこの姿を取る事を勧めた為、この姿に成る事を
決定付けている。 此の先其方が他の同胞を救って下さるのならば 青年の記憶が
我が同胞の姿となるであろう、 多分 私と同じく記憶を無くし 自分の以前の
姿も忘れた同胞には素晴らしき道標と成るであろう、 救って欲しい同胞を
然すれば我が同胞は其方の希望道りの姿と成り、其方の為に働くであろう。」*
赤松 身体改造後の御忙しい中の長台詞有難う御座いました後で伺います
「太一さん 後の水撒きは私にお任せ下さい、良い感じに品種改良しておきます
ので 太一さんは謎生物の件を アマービレさんと御検討下さい。」*ヴィーヴォ
はい、 分かりました、後は宜しくお願いします。
それでは さっきの謎生物は如何しよう?
{告 マスター、投下しましょう 先の木でも判っている様な変化を齎す
ので有れば、此奴も湖に投下しましょう 最悪溶けて無くなるかも知れませんが
知ったこっちゃアリマセン、 ビフォアー・フォー様を見習って投下しましょう}
段々アマが他キャラクターに対して辛辣に成って行くのが 最近心配です。
{告 マスター、てか 投下完了です。} ・・・え”~!
眼前で繰り広げられる大規模な湖面への落下に伴う音と水しぶき・波が 俺の
今居る位置にも波及する。何やってんのアマ! 他人の迷惑を考えて行動しなさい
俺の叱咤とは別に 湖から聞こえて来る ほゞ断末魔と言える咆哮が聞こえる。
あれ 何が叫んでるの?
「さっき アマービレさんが落っことした おっきなウツボさんではないで
しょうか、 兎に角 長っ細い物が落ちて来ていましたよ。」*ヴィーヴォ
彼女の認識では 長がっ細い生物は ウツボらしい。
ウギャ、ウギャ ギャー,ギャー言っていたサウンドは止み、静寂が訪れると、
細長いヘビっぽい物が湖面に浮かんで来て 頭部より薄煙りが 上がっている。
(この情景 ここに来てから結構な頻度で見てるよな)
プレストさんが 代表して見に行ってくれるとの事で 暫し湖畔にて待つ。
お昼の準備を始めよう。
レイクサイドのオープンスペースでの食事は やはりバーベキューかな。
アウトドア用の 折り畳み式テーブルと椅子を複数セットして(テーブルの
中心に大きなパラソル刺せるやつ)
『皆さん 何か食べたい物リクエストありますか?』
「太一殿 海藻を使った料理が有ると聞いたのだが、其れを所望する。」*
プレスト
そうですか、じゃあ一番ストレートにもずく酢で良いかな 生姜を乗せると
尚良い筈だ。
鯖の昆布巻きも良いね、でもこの辺は在庫の商品で賄えてしまうので 面白く
無い。 やはり焼き物は さざえ・蛤・エビ各種・蟹各種・お魚も焼きましょう、
んっ? 何リト、麺が食べたい 焼きそばが良い 分かりました海鮮塩焼きそば
オーダー入りました。
具は皆が適当に焼いている具材をかっぱらって来て 蒸し麺の焼きそばと
合わせて、お湯・昆布茶・塩の混合液と合わせて 醤油で風味を付けたら完成です。
ああリト、美味しいからって 食べながら地団太踏むの止めなさい!
ヘビとネコが真似して地団太踏んでる風景は やはり可笑しい。
「青年 出来たぞ、 此れを食すが良い。」*赤松
なにが出来たの? 赤松さんの所へ行くと 赤松さんの足元には 大量の松茸が
生息していらしゃった。
『此れ 頂いて宜しいんですか?』
「うむ 問題無い、是非食してくれ 此の先も望むなら進呈しょう。*赤松
そうなんだ 俺には仲間(家族)が多いのと大食漢が多いので 結構な量が
必用だな~ なんて考えてたら。
「せっ、青年。出来れば仲間たちも再生してからにして貰えないだろうか。」*
赤松
そうだね、他にも有る、黒い木を何とかしよう!
ヴィーヴォは其のままにしておけば 勝手に湖から太一水を(新たな固有名詞)
吸い上げて 勝手に進化するから何もしなくて良いと言われていたが、直接
本人から依頼を受けたらヤラ ない訳には行かない。
皆さんの お昼の食事は大体片付いたので 皆が濡れてしまうので
パラソルの下へ避難して貰ってから水鉄砲を取り出して水・ストレートを選択して
噴射威力可変で散布し始める。
対岸とかに態々行くのが面倒なので上空に向け噴射して放物線を描く様に
散布して行った、 これで良いかな。
さて松茸焼こうかなって思ったら バーベキューコンロびちゃびちゃで
炭が消えてしまっていた。 (あちゃ~ やっちゃった) アマに炭処理
して貰って 新たに火を起こして 縦半分に裂いて塩をした松茸を並べて行く、
後は松茸に少し焦げ目が付き汗をかいて来たら焼き上がり
好みで酢橘を絞って 手で裂き乍ら食べると香りが立ってとても美味しい
筈だ。 皆のお皿にも取り分けて いざ実食!
うっまぁ~い! て言うか香りが半端無い、 この香りは今迄食べた松茸
では (あんまり食べた事無いが)感じた事の無い幸福感だ、
皆も絶句してるし。 あっ、プレストさんがバーベキューコンロの向こうで
松茸食べながら涙を流してる? 何で。
「旨い、旨い、良い香り。」*プレスト 美味い方で泣いてたのか
『プレストさん、お食事中申し訳ないですが あの生物御兄弟でしたか?』
「あっ? ああ 太一殿 弟で有った、多分放って置けば何れ回復するで
あろう」*プレスト 案外親族に冷たいんだな
美味しく松茸でお昼の締めを頂いていると リトに袖を引っ張られた。
何? リト。 リトが指さす方向を見ると 真っ黒だった森が 緑溢れる
美しい姿に変わっていた。 おおっ!皆進化したんだ、良かったねってあれ
全部赤松なのかな?
{告 マスター、多分色々なマスターの記憶にある木に成っていると
思われます、針葉樹・広葉樹・亜熱帯地方でしか生息しない木から 暖かいと
育たない木迄もう ひっちゃかめっちゃかです。} 何か悪い事したかな
それにしても 俺そんなに木の名前とか知ってたかな?
{告 マスター、知って見たいですよ 特に松関係は結構の数を記憶されて
いた様子ですが。} 何だろ、この違和感 そんなに松の種類知ってたか?
{肯定 マスター、赤松・黒松・ゴヨウ松・お〇松・一〇・カ〇松・チョ〇松・
〇ド松・十〇松 等ですが何か。} いや、いや、いや、 違うから
最初の3つは正解だけど 後の6つは違うから、それ人名だし!しかも架空の。
{告 マスター、でも生えてますよ 後の6つ。} 生えてんだ
人型になって歩き回ってたらコワイな。
{告 マスター、普通に木ですよ 心配に及ばないと思います。}
それでは放置で。




