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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
117/418

117、 引っ越し


 物々交換の謎は解けたが、その物々交換に端を発する戦闘の落ちが未だである。

交換レートを聞いて見たりして 情報を仕入れた所 やはりツネ発案の交換

レートを今までの3倍にしないと 野菜と交換しないと言う非常な物だった。

やはりツネさん只物では無いな、 こんな非道な取引をする相手と今回の新通貨

の仲介をさせて大丈夫かと不安に思う所だ。だがここの他に人族と取引を頻繁に

している所は無いとフォーから聞いているので 何とか頑張らねばならない。

 現在フォーが 獣人族代表のツネと牛豚の取引レートについて話している

様だが どうも埒が開かない様子、フォーでも梃子摺ってるのか。


 「もう、おじいちゃんじゃ 話に成らないじゃないの! さっさと村の代表を

私と変わって。」*狐獣人の少女  おお、何か新キャラクター登場


 『あなたは 何方様ですか?お嬢さん。』


 「初めまして、私はこの偏屈爺さんの孫で クスと言います 是から宜しく

御願い致します。」*クス   見かけよりずっと確りした少女だ


 {肯定 マスター、あれも魔族に近しい者達です、見た目イコール年齢では

有りません。 ツネが約300歳・クスも約100歳です。}

 

 「これ、クス大人の話に口出しするでは無い、アッチへ行ってなさい」*ツネ


 「何言ってるの この前の村の会議で村長は私に成ったじゃないの 覚えて

無いの? 痴呆症なの? おバカさんに成っちゃったの? ねえ、

御爺ちゃん」*クス   何か話をする人が違う様だ


 「何を言って居る、儂が生きている間は村長のポストは誰にも渡さないのじゃ、

例え我が孫でも その考えは変わらないのじゃ。」*ツネ   随分強情だな


 「何言ってるのは御爺ちゃんの方でしょ! 人族との取引でも値上げした

挙句 取り込み詐欺紛いの事をされて泣き寝入りしたり。 他の魔族達との

取引でも 無理な値上げして取引して貰えなくなっちゃったから 御爺ちゃんは

引責辞任扱いで 村長この前 頸になったんじゃない。」*クス

 

 「馬鹿者、儂はこの村が出来た時からずっと村長じゃ、 儂が存命なのに

他の者が村長をやるなど 儂が許さん。」*ツネ  大きく出たな


でもこのままでは 話に成らない。 どうしようか?


 <爺さん残して 村ごと引っ越ししちゃえば良いんだよ。> 


はぁ? 何言ってんのフォー。


 <だって、あの爺さん村人から村長降ろされたんでしょ、でも意向に従わない

のであれば 爺さん残して 村全体で引っ越ししちゃえば良いんだよ。ちょっと

近くを探索したら 此処より日当たりが良さそうな所が有るから 其処へ

引っ越し しようと思うの。>


 「ほら~ 魔王軍の方々がこう言ってるの! 従わないと御爺ちゃん置いて

引っ越ししちゃうよ。」*クス  おお、娘さんも気丈だ


 「ふんっ! やれるものなら やって見ろ。」*ツネ 


ああ、言っちゃたよ 御爺さん


  <それじゃあ 太一君、実行するね クスちゃんは村人さん達に一所に

集まって貰って置いてね、後は村ごと回収して。>


 『あの~ ツネさん、今からでも御免なさいした方が良いと思いますよ。』


 「ふんっ! そんな出来もしない脅しに儂が折れる事など無いんじゃ。」*

ツネ    駄目だ、改心はしない様だ 


 <それじゃあ あっ、アマービレちゃん先に引っ越し先整地しといてくれる?

あと太一君は 村の畑とか家とか村人の私物何かを収納しといてね。>


フォーの指示で どんどん村の引っ越しの準備が出来上がっていく、大丈夫か

御爺さん、 1人に成っちゃうよ。 御爺さんを1人残して村長の家を出る

家だとか 何だかんだを収納する、フォーは村人と転移した様だ。 

 {告 マスター、マスターは私が転移します、近距離なので転移酔いは問題

無いと思われます。}


アマ、御爺さん大丈夫かな 多分大騒ぎして寂しい思いをするよ。

 {肯定 マスター、固くなった頭は多少刺激が必用なのです、叩けば

(精神的に)少しは柔らかくなると思われます。} アマも過激だね





 俺が転移して 引っ越し第一弾は終了、 この場所は獣人族も気が付いており

開墾出来るならしたいと思っていた場所の様だ。 転移して来た村人約50人は

既に整地されている 場所で辺りをキョロキョロと伺っている。


 <はい、太一君仕事・仕事 彼らの指示された場所に畑とか家とか出して

上げてね。出した後は私が拡張したり 改造するからね。>


フォーの指示通り 村人達の希望する場所に畑等を出した 出したら片っ端から

フォーが拡張と改造をして行く。(土地が以前の村の5倍位広い様だ)

ここは人族領なので 家等の改造は控えた、万一人族に乗り込まれて家等の

中に入られると 備品の出所で悶着が発生するだろうから 改造は止めておいた。


 <太一君、クスちゃんのお家だけは何とかしてくれる。爺さんと同居

してたからお家無くなっちゃったんだよ。>  そうか そうだよね


ではでは、村長の家になるから 割と大き目で良いかな クスちゃんと打ち合わせ

して 先ず場所を選定、村のほゞ中心に大き目の人小屋を出す。集会もする

だろうから 大き目のを出して見たが これログハウスの大きなペンション

見たいだな何室有るんだろう? 此れで良い? んっ、ダメ、大き過ぎるですか、

それではもう少し小さい奴で 1階が大広間で2階に10室位で屋根裏部屋が

5室有る人小屋が有ったので出して見せる。如何ですか、まだ大き過ぎる?

でも集会開いたりする時この位の方が都合良いと思うよ。 何とか納得して

貰った、中身は自分達で何とかして貰おう。






 その頃御爺さんは、不自然に突然静かになった村を見る為に家を出た。


「なっ、何じゃこりゃ~!!」*ツネ  


御爺さんの家だけを残してその他の村人や畑・家が全て無くなり、当然誰1人

居なくなった村(もう既に村とは言えない)一応開墾された土地に不似合いな

一軒家が立っているとても不思議な空間になっていた。

 

 「ほっ、本当に引っ越ししたのか? 如何なって居るのじゃ?」*ツネ


後悔先に立たずである、 あれだけ御免なさいしなさいって言ったのに。

 

 「何処に行ったのじゃ~。」*ツネ   後の祭りである


アマが 簡単な引っ越し先の地図をツネが寝てる布団の中に入れて有るので

多分後から来るだろうとフォーが言っていたので多分大丈夫なのだろう。

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