108、 勇者の秘密
『功さん、まだ振り向かないで下さいね。』
「はっ?」*勇者 後ろから声掛けられれば 振り向くよね
功さんは 俺の忠告通りには行かず、しっかり振り向いて 声を掛けて来た者の
姿を確認する。
「・・・・・、、、、うぎゃぁ~!!」*勇者 ですよねぇ~
ドラゴンスタイルの大じいじが背中の直ぐ近くに居れば初対面では恐怖するのは
当然と思われます。
「太一殿 此方の方は?」*大じいじ
『はい 人族の勇者 功さんです。』
「何と、大丈夫なのか此処に此の者が居て。」*大じいじ
<はい その点は私からお話しします。> 説明はフォーに任せて俺は
功さんのフォローに廻る 宥めて賺して・背中撫でて・お茶追加して。
『功さん 大丈夫です あの方は 魔王様の曾御爺様で ラゴン様です。
見た目はドラゴンですが とても理知的な方ですので 危険は有りませんよ。』
「だっ、大丈夫なのですね。」*勇者
『はい 大丈夫です、それに此処魔族領ですから 魔族しかいませんので。』
「たっ、確かにそうですね。」*勇者 如何やら納得してくれたらしい
その後 大じいじにリトが追加で作った鍋焼きうどんと 先程の功さんが
食べていた食事の残りを ペロリと平らげて 話に加わって来た、
今は人スタイルだ。
『では 功さんはやはり軍人さんだったのですね?』
「はい 予科練と言う軍事教練校に居て 来週卒業予定でした、ただ 先週・
先々週の卒業生が 航空機に乗って出て行った後 帰って来てないのです。
他の生徒とも話していたのですが 何か特殊な作戦に加わっている可能性が
有るとの事でした。」*勇者
ふぅ~ん 功さんは飛行機乗りかぁ、いいなぁ 飛行機操縦してみたい。
功さんも 落ち着いて来たみたいで 今は大じいじ・ガープ・カランド・ソステ
あとヘビ5匹と 日本酒を飲んで上機嫌だ。 おっ! 功さん歌い始めた
「貴様と俺と~は 同期の・・・」*勇者 意味深な歌だよなぁ
んっ、この歌の次の小節の歌詞と さっきの功さんの先輩練習生の事を
考えると。
<あれですね。>{アレだと思います}「きっとそうです。」*アハト
アハトまでそう思うの? 何で。
{肯定 マスター、アハトの精神はマスターと繋がっています マスターの思考は
アハトにも伝わっているので 大体考え方は同じになります。}
って言う事は 後1週間召喚が遅かったら 功さん 死んじゃって居たって事?
<多分そうだね、後で裏っ取って来るヨ。> 裏って
功さんは 大じいじとファイヤーダンスに突入している 楽しそうだから
放っとこう。
<ああ 太一君 功さん連れて来たのは序でで、私はスパイして来たの、
それでね人族は 魔族が危機的状況だと思って 最終決戦を決断したらしいの。>
それは 拙いじゃない どの位来るの?
<うん、帝国軍の総兵数の7割って言ってたよ、勇者の取り巻きも来るみたい。>
そんなに! (何人ぐらいに成るんだろう) また追い返せるかな?
<ああ 大丈夫 罠仕掛けて来たから。> 仕掛けたんだフォー
本当? 全滅とかしないよね。
<大丈夫だよ 非殺傷兵器だから。> 何仕掛けたんだろう
<簡単に言えば地雷何だけど、> 前俺に仕掛けた死なない地雷か?
<太一君がくれたんじゃない、ペッパースプレー。アレを改造して 丁度此の季節
人族領の樹木が受粉の為に 花粉を飛ばすんだけど この木が沢山有るんだよね
其れこそ人族領の何処にでも、その木の花粉成分をヴィーヴォちゃん監修の下改造
して お腹痛い成分も追加して来たから多分魔族領迄辿り着けないと思うよ。>
如何なクレイモア地雷仕掛けて来たのかと 思ったら そう言うタイプか、
しかもユグドラシルも協賛してたのか、まあ樹木の事だから当然か。
「はい 太一さん 一年だけの花粉症で宿便処理能力も有る 一寸副作用の有る
良く効くお薬みたいな物です。目がシバシバするのと 鼻がズルズルするのと
お腹がピリピリするのが治ると ここ数年感じた事の無いような 爽快感が有る筈
です、 御勧めですよ。」*ヴィーヴォ う~ん 何だろ、ピリピリが気になる
お腹がピリピリと宿便を合わせると 意味はやはり あっちだよなぁ、人族領
御トイレ事情 大丈夫かな、他の病気が流行っても 困るし。
<深読みするねぇ~ 太一君 考え過ぎだよ。> そうかなぁ
「違うんですよ フォー様、太一さんは 優しいのです。太一さん大丈夫ですよ
それの 処理は私達樹木の方で処理は出来ますから 疫病がパンデミックな事には
させません。」*ヴィーヴォ おお、有難うヴィーヴォさん 御願いします
『じゃあ 人族の進軍は大丈夫何だね。』
<大丈夫 殲滅だから。> 殲滅って 皆殺しの意味だよ! フォー。




