105、 茶道と勇者の秘密
大じいじは今 皆から追いやられている、最初食堂で俺の乗ってる
シュ〇ム〇ーゲンをモデルとしたプラモデルを作り始めたのだが
(リトも隣で興味深げに見てた)
人型だと不器用になる為、ドラゴン状態で鼻眼鏡かけて 作業している姿は
何だか カワイイ。 (ビデオに撮っておこう)
いざ 接着の運びになり 取り出してふたを開けた瞬間逃げ出すリト及び周囲の
魔族(特にバンパイヤ) 接着剤である。 有機溶剤の匂いは魔族の天敵なのか?
それにしては 大じいじは平気な顔してるけど。
兎に角 此の先も下地や本塗装でラッカー系の品は使用するので 本館での制作は
禁止となった。 それで一番離れた建物(ばあば宅)の茶室で制作をしていたが、
サーフェイサーを使用したとたん 出入り禁止を言い渡された。
『太一殿 なんとかならんかのぉ。』*大じいじ
う~ん、フォーに頼んで地下3階の一角を改造するのが良いかなと思ったが
地下だから換気が儘ならない、危険なので却下。 やっぱり屋外だよなぁ~ でも
あんまり遠くだと疎外してる見たいで大じいじも良い気はしないだろうし、・・・
<太一君換気扇を改造して上げるからそれを付けた人小屋で我慢して貰おうよ。>
有難うフォー、如何しようか悩んでいたんだ それで作って見るよ。
その後大じいじと場所の打ち合わせをして(ネコ小屋の隣になりました)
大じいじに人小屋選んで貰って、(これほゞ完全に2階建て高級ログハウスだな)
ネコ小屋の隣に設置。大じいじの指示で中身改造して フォー作の換気扇付けて
出来上がり。(ハッキリ言って此処だけで生活出来るな 作業小屋の
レベルでは無い)汚しそうだから タンゴも2台出そう。
「太一殿 感謝する 良き物を有難う。」*大じいじ これにて龍小屋完成
この後 大じいじは盛大に引き籠る結果となる。 (遠くでも良かったんじゃね)
ばあばが茶室が有る意味に興味を持ったので(俺も良く知らない) 居間で
茶道ビデオが有ったので二人で見る。 何となく解ったので茶室に移動、
お茶の道具出して(桐の箱に張り付いていた正札の金額を見てギョッとしたけど)
見様見真似で抹茶を点てて見る 苦い、けど何か良い。
和菓子も用意して 愈々本格的にと思ったら 狭い茶室に リト・ネコ3匹・
ヘビ5匹が正座して 出て来るのを大人しく待っている (何時来たの君たち)
って言うか ヘビの正座って。
仕方が無いので 和茶菓子出して上げたら 食べ終わって速攻居なくなった。
お茶はいらんのか! こっちが本命だってゆーの。
<太一君チョットいい。> ああ、フォーもお茶飲むってあれ、居ないし。
<今日は精神体なんだ それで是から精神体モードで人族領にスパイしに
行って来るから 一言断ろうかと思って来たのさ。> 何でスパイ?
<この前人族攻めて来たでしょ あれで敵わないと思ったか 愚かにもチャンスと
思ったかを確認したくてね、序でに勇者がどうなってるかも見て来るよ。
ジャーネー>
行っちゃった。 まあ確かに 人族はまた襲って来るのだろう先に情報が判れば
それに越した事はないか、 無事帰還を祈ろう。
「出立の準備は如何かな 賢者殿。」*宰相
「はい 明後日朝には出立できます。」*賢者
「では 良しなにな。」*宰相
「はい。」*賢者
何が出立だ、現場も知らんと 命令だけ出しやがって ふざけるな!
賢者は怒っていた 此のまま人数だけ多くしても絶対に勝てないと幾ら進言しても
宰相と帝王には 聞いて貰えなかったのだ。
絶対に勝てない これで儂も終わりであろう、 勇者さえ出てくれれば何とか
成るかも知れないが、今は無理だ 未だ意識も無い状態らしい 無理矢理連れて
行っても 何も出来ないだろう そうなると今回出兵される帝国軍総数の7割は
帰らぬ人となるだろう、 裏切って逃げるか ダメだ他の国に逃げてもここ帝国の
傘下の国しか無い 絶対に逃げ切れない もう死ぬしか法はないのか。
くそ、目も開けられない。何故こんなにも回復が遅いんだ? あれから大分
経ったのだろうに こんなに回復が遅いのは 始めてだ。
<ハロー勇者君 久しぶり フォーだよ 元気、じゃあ無い見たいだね。>
くっ! 貴様誰だ、・・フォッ フォーだと 確か第4将軍がそんな名だったと
思うが それではあの時殺した魔族の呪いが俺を苦しめているのか クソ~。
<ちょっと いや 大分違うかな、 色々説明するけど 聞く意思有るかな?
それとも此のままで良いのかな?>
俺は何と話をしているんだ、怪我で弱っている為、変な夢でも見ているのか?
それにしても 実感の有る夢だな 夢見で的確な返答をされたのは初めてだ。
ええい、どうせ夢なら何も変わらないだろう、話を聞こうじゃないか。
<はい、了解 始めるよ~ 先ず傷が治らないのは私の呪いのせいで~す。
其れなんで 今完治しちゃうと拙いので 一寸効果を少なくするね~。>
くそっ、やはり貴様のせいだったか。 あれ? 意識がハッキリして目が開いた
誰も居ない。 やはり夢だったんだな。
<違うよ見えないだけだよ。>
貴様何処に居る! 声に出そうとしても口は動かなかった。
<これは念話だから声出さなくてもいいよ、さっきもしたけど私はフォー、君が
殺そうとした悪魔だよ、そして今は精神生命体となっているの 内面もかなり
変わってもう人族と敵対しようとは思っていないよ。>
悪魔の言う事だ 所詮信じられる物ではないが 見えないのに会話が出来る
ことは本当の様だ、それならあの時の事を奴は何と答えるだろう。
<普通に答えるよ 首を撥ねられる直前、私はある世界から人族の魂だけを
持って来て私の身体に押し込み 私はその場を離れたんだ、これが聞きたかったの
でしょう 因みに以前私だった悪魔は今も健在だよ 中身が人だけどね。>
っく、それではその人は悪魔の身体で今頃は 魔族達に辱めを受けているに
違いない 助け出さねば。
<おお, そのへんは清廉潔白なんだね 其処は本心かな。>
そっ、それは如何言う意味だ。
<君、・・・・・召喚者だよね。>




