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召喚勇者は世界を救わない  作者: 粉みるくススル
ヨルムンガンド
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34.ヨルムンガンド

「よくぞここまでやってきたな侵入者よ」


大地を揺るがすような低い音が声となって響く。

地下五十階。

ヨルムンガンドと呼ばれる巨大な蛇の魔物がいた。

巨大で凶悪そうな蛇の魔物のボス――


「なんや久しぶりに冒険者が来たと思ったらハイエルフのお嬢さんやないか」


「ルミナスと申します。ヨルムンガンド様にお願いがあってやってきました」


「なんやなんや」


――のはずなのだ何故か気安い。


「世界樹の魔力が枯渇気味のために魔石を頂きたいと」


「まかせろ」


ヨルムンガンドは口から直径2メートルは越える巨体な魔石を吐き出した。


「もってけ泥棒!」


「ありがとうございますヨルムンガンド様」


「かまへんかまへん。それよりも地下四十階からの魔物はどうだった?わいの自信作やで」


「大変造形美にあふれる作品かと」


「そやろそやろ。エルフのねーちゃん達はセンスが違うな」


なんだろう、ここにきてこの脱力感。

ルミナスさんもよく敬って対応できる。

凄い何かなんだろうけど・・・。


「ほな、地上送ったるで。次は攻略できてな。財宝用意しておくで」


有無を言わせず地上へ転送された。

最後はあっさりすぎて達成感も感動も何も・・・。


怪我や疲れがあったためこのまま解散となった。



「ナオトさん、ありがとうございました」


「世界樹に行かないといけないですしお礼を言うのはまだ早いですよ」


「ナオトさんにも色々事情があって大変なときに・・・」


「気にしないでくださいよ。意外と楽しんでますから」


ルミナスさんが珍しくしおらしい。

調子狂うな。


「景気付けに何か作り――」


「ハンバーグで!」


「作りましょう!」


いつも通りだった。





ヴァナニール帝国の首都キョウにて。


「ダンジョン攻略が終わったそうですよマリア姫」


「では勇者様達は」


「無事です。近日中にこちらに呼ぶ予定です」


「それならば・・・」


「ナオト様は、ルミナス様と共にエルフの里へ行かれるので同行は無理ですが私達の挙式には参加してもらう予定です」


「そうですか」


「戦いは嫌ですか?」


「亡命した時から覚悟していたので構いません。こちらにもある程度勇者がいなければ」


「確保済みです」


「え?」


「真神玲子という名の勇者で今回の戦争を手伝ってくれるそうです」


「真神玲子・・・」


「有名でしょうか?」


「いえ、あまり印象は・・・」





アースガルドのどこか。


「ミカエルが死んだ!」


「死んだというより消滅したようです。霊力の反応がありません」


「馬鹿な、私達を傷つけるものなど」


「恐らく勇者かと」


「侮ったか。まぁいい、勇者数人の霊力があればミカエルの復活も出来るだろう」


「勇者と言えばアルカディア王国の紛争が大分煮詰まってきました。そろそろ食べごろかと」


「いいね。収穫祭を始めるか」









_____________________________

名前 真神尚人 17歳

種族 人間族

職業 勇者


レベル 10

HP 3000/3000

MP 2862/2862 

力  550

体  510

俊  510

魔  600


【スキル】

万物創造 共通言語認識 電脳

狩人 剣術 刀術

投擲 体術 ゴブリン式格闘術

回避 解体 火魔法

水魔法 風魔法 土魔法

回復魔法 重力魔法 生活魔法

状態異常魔法 弱体化魔法

遠見 警戒 索敵

空間認識 料理 農業

状態異常耐性 並行詠唱


【称号】

異世界人 勇者 閃光のマヨネーズ

盗賊スレイヤー 帝国勲章 カレーの王子様


【固有魔法】

ブリットショット

ブリットバースト

リバイブ


【装備】

アダマンタイ(トウ)

皮の鎧

手甲

お洒落なマント

世界樹のペンダント

_____________________________

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