27.ダンジョン攻略再開
新メンバーでダンジョン攻略を再開した。
白百合騎士団がいるため一階からだったが、既に攻略済みなため数日かけて三十階まで踏破した。
三十一階。
石造りの迷宮式のダンジョンが続く。
出てくる魔物は、今までの階層に出てきた魔物が強化された者や人型をした異形が多い。
二足歩行する巨大な蜘蛛や、人間の体に頭がタコや、尻尾がムカデな狼。
思い付きで作ってみたけど失敗しました的な造形の魔物が多い。
三十一階は、動物と虫を足したような造詣が多い。
動物の部分と虫の部分がそれぞれ独立して動くのでトリッキーで戦いにくい。
虫の部分の気持ち悪く戦いにくかったが白百合騎士団は問題なく倒している。
「駆除すべき魔物に躊躇していては騎士は務まりません」
かっこいいな白百合騎士団。
団長の松本は、虫に気持ち悪がって僕の後ろに隠れていたけど。
「そのアピールナイスですよ団長」と親指立てていたアンジェリカさんの言葉は聞こえなかったことにしよう。
ちなみに、さすが動物と虫の混合魔物の肉は受け入れられなかった。
素材となるから食べれるのだろうが、気分的に嫌だ。
三十二階。
人型の虫の魔物が中心になった。
二足歩行する蜘蛛やムカデ、カマキリなどは敵ではなかったが個人的に注目したのは、カブトムシ。
二足歩行するカブトムシやクワガタ。
ちょっとテンションが上がってしまった。
何だろうこのワクワク感。
襲ってきたので倒してしまったが、テイムしてみたい。テイムスキルを習得できないかな?
そんなことを考えていたら、あることに気付いた。
ここ数日、スキルレベルが上がっていない。
新しいスキルの習得もなければ、レベル自体も上がっていない。
何度も戦闘を繰り返したし、訓練もした。ダンジョンも一階から潜りなおしたのに何故、なにも上がっていないのだろうか。
異常事態だ。
松本にスキルについて聞いても見ると、ダンジョンに潜ってから戦闘スキルが一気に上がっているそうだ。
「戦闘スキルはまだ未熟ですが、花嫁スキルは高いんですよ!」
「あっはい」
レベルが上がらくなったころの前後に何があったのだろうか。
深く考えると思い当たる原因はあった。いや、1つしかない。
ユニークスキルだ。
ユニークスキルに不安を覚え、使用の自粛や世界樹のペンダントで暴走を抑えた前後からレべが上がらなくなっていた。
他に思い当たることはないし、ほぼ正解だろう。
このことについてハカセに相談すると、すぐに答えが返ってきた。
「正解」
ハカセによると、神人族の時代にはスキルというものは存在していなかった。
現在、アースガルドにあるスキルは、魔力を元にして作られた物。
だが、地球からの召喚者、神人族を祖先に持つ人間は、魔力ではなく霊力を元にしてスキルが作られている。
それがユニークスキルであり、アースガルドの生き物のスキルより効率的なスキルである。
ユニークスキルを多用することによって霊力が肥大化してレベルがどんどん上がる一方で人格も変化していくのではないかということだ。
「霊力とは魂の力だからな、喜怒哀楽などの感情の力が強くなれば霊力も強くなる。奴等は、その中でも肥大しやすい欲望をベースにすることを考えたのだろうな」
「さてさてそうやって回収した霊力を何に使っているのやら。くだらない理由だったら残念な所じゃが・・・」
ハカセが自分の世界に入ったためそれ以上の話は聞けなかったが、やはりユニークスキルの抑制が原因のようだ。
ユニークスキルの暴走を気にせずこのまま力を求めるか、ユニークスキルを封印して現状の力でやりくりするか、迷うところだ。
だが、結論はすぐに出た。
ユニークスキルを封印だ。
かなり不便だが、僕目的は地球に戻ること。
力を求めることでもこの世界に足跡を残すことでもない。
そう決意して三十三階に降りる。
_____________________________
名前 真神尚人 17歳
種族 人間族
職業 勇者
レベル 10
HP 3000/3000
MP 2862/2862
力 550
体 510
俊 510
魔 600
【スキル】
万物創造 共通言語認識 電脳
狩人 剣術 刀術
投擲 体術 ゴブリン式格闘術
回避 解体 火魔法
水魔法 風魔法 土魔法
回復魔法 重力魔法 生活魔法
状態異常魔法 弱体化魔法
遠見 警戒 索敵
空間認識 料理 農業
状態異常耐性 並行詠唱
【称号】
異世界人 勇者 閃光のマヨネーズ
盗賊スレイヤー 帝国勲章 カレーの王子様
【固有魔法】
ブリットショット
ブリットバースト
リバイブ
【装備】
アダマンタイ刀
皮の鎧
手甲
お洒落なマント
世界樹のペンダント
_____________________________




