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召喚勇者は世界を救わない  作者: 粉みるくススル
ヴァナニール帝国
40/74

閑話 ―どすこい異世界部屋―

おはよう異世界。

今日もカレーが旨い。

すっかりカレー作りにはまっているミリアさん。

カレー好きだけど週3はきついです。


そして僕は、から揚げを揚げている。

味に変化付けようとから揚げ乗せをしたら子供達にブームになってカレーのたびにから揚げってる。

今度、トンカツでも作るか。



から揚げトッピングのカレーを食べいると同じくカレーを食べいたダジャンさんに相談を受けた。

というか、なんで普通に子供達とカレー食べてるのですか。


「そこにカレーがあるからです」


ダジャンさん・・・。



さて、ダジャンさんの相談事とは、何か娯楽はないか、ということ。


「ナオトさんの故郷の娯楽で何か良いものはないですか?」


薄々感じてたけど、ダジャンさんに勇者ってバレてるよね。変に詮索してこないから良いけど。



異世界に持ち込む娯楽といえば定番はやっぱり「リバーシ」かな。

リバーシを広めようとして既に普及してたら嫌なので『検索』してみる。


リバーシは普及してた。普及元は過去に召喚された勇者。ですよねー。


よし徹底的に探ってやるとアースガルドの娯楽について『検索』を繰り返した。


結果、テーブルゲームは全滅。

リバーシ、囲碁、将棋、チェス、麻雀、双六、トランプ、花札、ちんちろりん、丁半などなんでもござれだ。

ジェンガまであった。


その中でもアースガルド全土に広がっているのはリバーシ。

貴族には、囲碁、将棋、チェスといったところ。

麻雀、双六、トランプ、花札、ちんちろりん、丁半は主にギャンブルの種類という認識だ。

双六がギャンブルてどういうルールなのだろうか。



テーブルゲームが駄目ならスポーツだ。


野球

アルカディア王国で普及。

ただ道具一式を揃えるのに資金が必要なため、一部の貴族の道楽となっている。


サッカー

アースガルド全土に広まっている。

ボール1つでプレイ出来るため普及しているが、比較的時間の取れる人が集まれる環境がないといけないため、裕福層より上の人達が主なプレイヤー


バスケ、バレーなどは上記の理由により。

卓球、テニスなどは道具の問題。


うーん、過去に召喚された人達、色々広めまくりだな。

勇者の中にはノブナガさんとかいるわけだから勇者の元世界の時代は偏りはないはずなのに広められた娯楽が現代に偏ってるのは気のせいだろうか。


色々検証した結果、アースガルドに問題があることがわかった。

まずは労働年齢。

貴族以外の子供達は8歳前後から働き始める。子供のころから遊ぶという概念がない。

全体としては、労働基準法などあるわけもなく、1日10時間以上、365日働いている。

スポーツをする余力も時間もない。

そうなると短い時間で手軽にできるテーブルゲームが主流なんだろうなぁ。


じっくりプレイするテーブルゲームや暇な時間を取れたり道具が必要なスポーツは貴族お裕福層の道楽になっている。


道具を使わず、短時間で決着が付き、必要最小の人数で遊べる娯楽。

ふっと閃いてステータスを確認。

あるスキルに注目した。


_____________________________

ゴブリン式格闘術 1/10(コモン)


ゴブリンの英雄「ケンジ」が編み出した格闘技

素手の状態で使用できる投げ打撃中心の技

自分より体格が大きい相手に特攻がある

___________________________



そうだ、相撲をやろうぜ。


相撲は、ケンジって(ゴブリン)が『ゴブリン式格闘術』として普及済みだが、普及対象はゴブリンだし、相撲て名前ではないから良いよね。


地面に円を描けば準備は簡単だし。

ルールは、殴る蹴るは禁止。

決着は、円から出るか、地面に足の裏以外がついた場合は負け。


手軽で道具もいらない。

決着も早くつくし、プレイヤーが2人いれば出来るし、厳正にやるなら審判を入れて3人か。

細かい決まりごとは面倒だからいらない。

最低限の決まりごとがあれば楽しめるはずだ。



相撲をダジャンさん教える前に子供達に教えて実際にやってもらった。

うん、白熱している。


普段は、寡黙で大人しいランバートが張り切りまくって、大はしゃぎしている。体もでかいし強いな。

ランバートが張り切る理由はあれか、勝ち続けるたびに「かっこいい」とか「凄い」とか黄色い声をあげるフローラか。

フローラさん、キャラ変わってますよ。

そんな犬歯を剥き出しにして興奮しなくても。


リーダー格のクリスが、ランバートに負けて地味に悔しがっていたので『ゴブリン式格闘術』を教えてみた。ちょっと教えただけスキルが身につくはずはないがコツはつかめたはず。

「自分より体格が大きい相手に特攻がある」て項目があるからランバートより体格の小さいクリスなら生かせるはず。


うーんちょっとコツ教えただけなんだけどな。

小兵のクリスが体格の大きいランバートを派手に投げ飛ばす。

見ていた子供達大興奮。

フローラも大興奮でクリスに抱き着く。

今日の最優秀賞はクリスだな。

『万物創造』で作ったチョコレートケーキをあげよう。

ランバートは端っこで膝を抱えてショボーンしている。

色々がんばれランバート・・・。


クリスの派手な勝ち方で子供達、特に小さい男の子達は相撲に夢中。

大きい男の子達も相撲に夢中。クリスに抱き着くフローラを見て、勝てばモテるという不純な動機だけど。


何故か、女の子達もやる気で女の子だけで相撲大会始めた。

ああ、最優秀賞にチョコレートケーキね。わかりました。

女の子の中で一番真剣で強かったのはミリアだった。

食べ物がかかわると怖いな。



その夜、ランバートがやってきて『ゴブリン式格闘術』を教えてくれと懇願。

体格が小さい人が大きい人に勝つためのスキルだと伝えるとまたしょんぼり。

ランバートが可哀そうになり、持てる相撲知識をランバートに伝えた。

早速鍛えるそうだ。

鍛えるのは良いけど僕の部屋の壁に張り手するのは止めてね。



相撲をダジャンさんの教えるのと子供達のためにルールの冊子や技についての冊子があった方が良いな。

『万物創造』でルールブックと技の一覧と説明本を数冊作った。



翌日、食堂でオークソーセージとオークベーコンを使ったペペロンチーノを作り子供達に振舞っていたら、ダジャンさんも混ざって食べていたので新しい娯楽、相撲について教えた。

だが、相撲よりペペロンチーノに食いつかれた。

あれ?ペペロンチーノと同じ料理はアースガルドにあるはずだぞ。


「2種類の違う加工をした肉の旨み、ニンニクの香り、一見してこってりだがそれをさっぱり食べさせる唐辛子の辛さ。星3つ!」


ちょっとダジャンさん、キャラ違うよ。


2種類のオーク肉ペペロンチーノに感動したダジャンさんに相撲の説明をしてもいまいちピンときてなかった。

心がまだペペロンチーノに行っているようだ。


百聞は一見にしかず、相撲を子供達に実演してもらった。

あっダジャンさん興奮して取り組みを見ている。

ルールブックと技の説明本を渡してみた。

本を食い入るように見てる。


ダジャンさんに見せるための子供達の取り組みだったはずがいつの間にか昨日の様な大会になっている。

これは最優秀賞用意しないとダメな空気かな。


いつの間にか近所のおっさんや奥様方、工房の職人達が集まって応援合戦が始まった。

クリスとセブが強くて人気だな。

クリスは奥様方に大人気、イケメンで映えるしなー。

セブは縦横無尽に動きまくる魅せる取り組みでおっさん達に人気。

全戦全敗のガリアがお姉さま方に人気。庇護欲をそそるみたい。

体格がデカく力技の多いランバートは悪役ポジジョンになりつつある。

ランバートがんばれ・・・。


女の子同士の取り組みも人気だ。

主におっさん達に。

うちの子供達にエロ目線は止めてほしいと、酒を飲みながらニヤニヤ見ていたドワーフの親父に目つぶししといた。ペペロンチーノ作った時に余った唐辛子で。

キリッとした顔で見ていても「脱がせろー」とか野次飛ばすのは駄目ですからねヤザン君。

唐辛子で目つぶししといた。

このエロ子弟共が。


ダジャンさんは商店の人達に指示をだしアルコールやつまみを売り始めた。

ああ、ダジャンさん目が輝いてる。

あれは金の匂いに喜んでる目だ。


子供達の取り組みが終わり、最優秀賞はクリスとミリア。賞品はザッハトルテにした。

今日はダジャンさんに相撲を紹介するのが最初の目的だったので報酬ということで子供達全員に、トリュフチョコレートを配った。



いつのまにか大人達が取り組みを始めていた。

え、最優秀賞を出せって?

奥様連中の圧力が強い。


大人達の最優秀賞は、男性には日本酒、女性にはチョコレートケーキを渡した。






後日談


相撲は、オワリを中心に広まり、ヴァナニール帝国領、ミズガルズ大陸北部、アルカディア王国、獣人、亜人の国とアースガルド全土に広がった。

これだけ一気に広がった影にダジャン商店があり、各地で大会を開いたり、ルールブックや技の説明本を配ったりしていた。

これだけのことをやってダジャンさんに損はなく、大会でのグッズや飲食の販売売上、相撲賭博の売り上げとホクホクらしい。、

特に、貴族や裕福層に働きかけ、懇意にしている力士を着飾ることや大会の賞金を出資させることで自分達の名前が広まるという貴族のプライドを刺激した作戦で、相撲が広がることとダジャンさんが儲かることに拍車をかけていた。


また相撲自体も研究されて、相撲発案者が得意とした流派(スキル)『ゴブリン式格闘術』の他にも力でねじ伏せる流派(スキル)、動きの素早さで攻める流派(スキル)、一発逆転を狙う流派(スキル)と様々な流派(スキル)が発生し、相撲ブームの一翼を飾った。

拙い文章ですが、読んでくれてありがとうございます。

次話から本編に戻ります。

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